DreadOut2
クリア日 5月29日。
PSstoreのセールで見かけたとき、まずパッケージアートに惹かれました。
女子高生が斧を手に提げて怪物たちに向かっていく後ろ姿です。
しかし英語のタイトル、インディーズゲームらしいことなど、買うにはちょっと不安がありました。
ぐぐってみるとなんとインドネシア制作のゲームだという。
内容は女子高生がスマホで悪霊を撮影して倒していくという零パクリゲー。
ゲーム業界では珍しいインドネシア製、そして零リスペクト。
これは面白そうだ、ハズしてもいいかな、という思いで購入しました。
結論からいうとむっちゃ面白いですこのゲーム。
いままでちゃちいんだろうと思ってインディーズゲームを敬遠してきましたが、このゲームをきっかけにしてインディーズゲームも買うようになりました。
ゲーム内容は零+サイレントヒルをD3パブリッシャーが作ったような感じです。
グラッフィック面が少し弱いですが、主人公のリンダ・メリンダが美人だということはわかるし、敵のドレッドリングの血まみれデザインもかなりいいです。
悪霊をスマホで倒すほかに、斧などの手持ち武器を持って近接戦闘でクリアしていく面もあります。
最初の武器は包丁だったのですが、リンダは敵の腹を三度続けざまに刺したあと、頭部を顎の下から貫きます。このモーションが凶悪でよかったです。女子高生のはずなのに戦い方が堂に入ってます。どこで覚えたのでしょうか。
また敵を攻撃すると返り血を浴びて、リンダがだんだん血まみれになっていくのですが、こういう演出するゲームは意外と少ないかもしれません。
インドネシア風味もちゃんと出ていて、インドネシアの高校とか、インドネシアの町並みとか興味深いです。高校生たちの会話は今風なのですが、校舎が発展途上国ぽかったり、表通りにはオシャレなカフェがあるのに、裏通りには川へ垂れ流す式の公衆便所があったり、インドネシアは面白いところです。
バイクタクシーでマップ間を移動しますが、バイクタクシーにまつわるサイドミッションもあったりします。インドネシアの怪物図鑑を埋めたり、都市伝説を収集するのも土地柄が出ていて面白かったです。
スマホ撮影面が難易度高めで、物理攻撃面は難易度低めでした。
撮影面のACT3、中ボスの虎がこのゲームでいちばん強いです。虎さえクリアすればあとはなんとかなります。
与ダメ、被ダメ両方とも少ないので双方なかなか死にませんが、そのおかげで敵の攻略法をいろいろ研究することもできます。
最終面は物理面です。七支刀みたいなのを持ったリンダは鬼のように敵を切り刻んでいきます。
血まみれのリンダが戦いの果に見出した真実とは!




