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第三戦 MADっていう暮らしの始まり(13)

きっと意外だったんだろ──僕も詰問の行列に加わったなんて。

宮部は爆発に直接の関係がないはずだとしても、このまま他の疑問点を見逃すわけにはいかない。

今戦略部の部長っていうカモフラージュがあって、僕は存分に心にある疑問を攻めることができる。柳下が攻撃に焦る思いは、僕が代わりをつとめて完成させよう、これならあの二人が直接に衝突するのも避けられる。

「うう……言うつもりなかったのに……」

あのさ、この主人公が立ち向かって敵と舌戦をするシーンはいささか終わるのが速すぎるんじゃない。

揃えた前髪を撫でて、宮部がいくつもため息をつき、その溢れてる冷静さがまるで手にまだ切り札を持ってるようだ。

「……黒羽さんよ。黒羽さんが今日お二人が図書館に来るのを教えてくれたのよ」

「芸音?」

「そうよ。二日前、黒羽さんにお二人の仲を直すために、ある場所を用意して喋らせるのを頼まれてたの。どうして今日図書館の三階に人がほとんどいないってわかるのか?それは他の人に三階は閉鎖すると言っておいたから。ちょっと嘘っぽいけど、本当は戦略部のためだと思ってるよ。黒羽さんも言ってたよ、もし部長が本を借りたかったら直接取らせろっていうこと。さすが部長の彼女よね、羨ましいー」

そっ、そうなのか。

そういえば、芸音が利用者カードがなくても本が借りられるって言ってくれたな。あの娘が宮部に知らせておいたからか。

今し方宮部が何気なく言った言葉、実はまったく芸音のことを指す。この点からして悪寒が背筋に走った。

「……」

柳下の体、宮部が見えないところで、がくがくしてた。

それは、人間の内心の焦りや戸惑い、悲しさを映す自然反応である。

考えすぎだよ、芸音は犯人だなんて──相手にこう言いたいけど、生憎このカモフラージュは邪魔になってしまう。

「さっきの部長の振る舞いは本当にかっこいい、あたしもちょっとたまらなかったわ。でも部長の疑いはまったく意義ないわ、却って少女のハートにキズを残しちゃうよ。でも気にしてないわ、次の尋問もこんなクールにしてよね」

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