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思い出したいのに、思い出せない

「アズールさんの色脈には傷ひとつ、乱れひとつない上に、私がこれまでに見てきたどんな色脈よりも綺麗に整っていたのですから。それこそ、理想的、芸術的とすら言えるほどに」

「えーと……たまたま俺の色脈とやらが無駄に頑丈だったって可能性は?」


 とりあえずの思い付きを言ってみるのだが、


「傷が無い、という点だけに関してならば、まだあり得ない話ではないのですが……」


 ああ、そうだったか。


「整っていた、ってところも不自然なわけですね」

「ええ。理想的、と言ってもいい形をしていましたから。まるで、意図的に整えられたのではないかと思えるほどに」

「……意図的に?」


 その部分がやけに引っかかる。


「じゃあ、誰かが意図的にやったというのは?」


 当然、そんな発想も出てくるわけだが……


「……それも考えにくいですね。私も含めて、色脈を診ることのできる心色使いはそれなりに居ますが、手を加えることに成功したという記録は一切存在していないんです」

「そうですか……いや、待てよ?」


 不意に結びついたのは、俺の記憶と俺の色脈。そのどちらにも、不自然があったのではと思い至る。


「あの……つかぬことを伺いますが……」

「なんでしょう?」

「色脈に手を加えることは不可能って話ですけど、他者の記憶に手を加えることってのは、可能なんでしょうか?たとえば……塗り潰すようにして、特定の部分だけを思い出せなくするとかは」

「……いえ、そんな話は聞いたことも無いですね」


 セオさんは横に首を振る。それはつまり……


「色脈の操作と記憶の操作はどちらも同レベルの夢物語。そう考えても問題ない、と?」

「でしょうね。何か気になることでも?」

「ええ。あの双頭巨人とやり合っていた時のことなんですけど、記憶が妙なことになってるんですよ。それで……ガドさんに聞きたいんですけど……」

「おう。なんだ?」

「ガドさんが双頭巨人に捕まった時、どうやって逃れたのかってわかりますか?」


 記憶の不自然さは、そこから始まっていた。当のガドさんなら、なにか知っているんじゃないかと思ったわけだが。


「そのことか……」


 ガドさんはガドさんで、難しい顔で頭をかく。


「実はよ、情けない話なんだが、そこは俺もよくわからないんだよ」

「と、言いますと?」

「あの魔獣……双頭恐鬼(エティン)っていうらしいんだが、アレに捕まったところまでは俺もわかるんだ。けどな、そのあとが妙でな」

「まさか、ガドさんも記憶が抜けてるとか!?」


 そんな考えが浮かぶんだが、


「いや、記憶ははっきりしてる」


 それはすぐに否定される。


「喉を刺そうとしたら、急に落っこちるような感覚があってな、気が付いたらここに居たんだ」

「……はい?」


 ここっていうのは、多分第七支部のことなんだろうけど……。それ以上の理解が追い付かないんだが……


「だからよ、双頭恐鬼に捕まってたと思ったら、次の瞬間には、この第七支部のロビーにいたんだよ。しかも、腹の傷まで綺麗さっぱり治っててな」

「えーと……結構な深手でしたよね?」


 ざっくりと切り裂かれていたように見えたんだが。


「ああ。治癒の心色でも簡単には治らないってほどで、短くても完治にひと月はかかるってのが俺の見立てだった。そのあたりも、お前が目を覚ましたら聞こうと思ってたんだけどよ……。その口ぶりだとお前も?」

「ええ。なにがなにやらです。ガドさんなら何か知ってるんじゃないかと思ったんですけど……」


 俺もガドさんも、あの時になにがあったのか、まるでわからないということらしかった。


「なら、今度はその件に関して、あたしらが持ってる情報を話そうか」


 そこへ提案してくるのは支部長。


「今回の一件だけどね、こっちとしても不可解なところが多いんだよ。ガドがいきなりこの支部に現れたこと。あんたの色脈のことなんかも含めてね。ガドとアズールとあたしら、それぞれが知っていることを合わせれば、なにかが見えてくるかもしれないからね」

「それはたしかに……」

「まずは……ガドがここに現れた時のことさね。あの場に居たのは、セルフィナだったね?」

「はい」


 セルフィナさんがうなずく。


「あの時、シアンは資料探しに図書院に行っていて、支部のロビーには私だけでした。そこにいきなりガドが現れたんです。本当に、なんの前触れもなく。ドアが開いた様子はありませんでしたし、普通に入ってきたわけではないことは確実なんですけど」

「あの……それってまるで……」


 思い当たるところは、無いわけではなかった。


「物語なんかにに出てくる『転移』なんじゃ……」

「……あり得ないとは思うんですけど、それ以外では説明が付かなくて」


 自分で言っておいてアレだけど、たしかにあり得ない話ではある。『転移』の使い手なんて、実在したとは……んん?


 なんだろう?今浮かんだばかりの思考は、前にも思い描いたことがあったような気がしたんだが……


「ともあれ、その後でガドが血相変えてあんたと双頭恐鬼のことを話すもんだからね、こっちも大騒ぎさ」


 っと、今は支部長の話だな。


 本来そこの生息域に居ないような高位の魔獣が発生する、というのはたまにあることらしいけど、青のガドさんがあそこまでやられるような魔獣が王都の近くに現れたとなれば、それはたしかに一大事だ。


「他の支部にも応援を頼んで、あたし、タスク、セオ、キオス、ソアムの5人で大急ぎでノックスに向かったのさ」

「実質フルメンバーってことです?」


 かなり消耗していたであろうガドさんや、まだ新人のバートたちはともかく、非戦闘要員のシアンさんセルフィナさんを除いた全員だ。


「双頭恐鬼自体が、それだけ危険な魔獣なんだよ。残渣の納品依頼なんてのも無いわけじゃないけど、受けられるのは最低でも藍以上ってくらいにはね」

「マジですか?」


 思わず問い返してしまう。まさかそこまでとは……


「ああ。大マジさ。しかもガドの話を聞いた限りだと、異常種って恐れすらあったんだ。まあ、残渣を調べた結果、実際に異常種だったわけだがね」

「はあっ!?」


 今度は声を上げてしまう。


 異常種というのは、同じ種類の魔獣と比べても数段強いと言われている手合い。藍以上がやり合うような魔獣の異常種とか、悪夢でしかないだろ……


「僕もあの時は本気で覚悟を決めてたんだけどね」

「同じくだな」

「あたしも」

「私もです」


 支部長と共に向かったという4人も、口をそろえてそんなことを言う。


「話が逸れたね。それでノックスの奥にたどり着いてみれば、あんたが倒れてて、近くにはデカい残渣が落ちてたってわけさ」

「なるほど……」


 ガドさんが姿を消した後は、そんなことが起きていたわけか。それでも、諸々の不自然さが消えるわけじゃないんだが。


「それじゃあ、次はあんたの話を聞かせておくれ。ガドが消えた後からでいいよ」

「わかりました。といっても、俺の記憶にも妙なところがあるんですけど……」

「先ほど言っていた、記憶が塗り潰された、ということですか?」

「はい」


 セオさんに頷きを返す。


「そこに何かが存在していたはずなのに、それが何なのかがわからないと言いますか……」

「ふむ……。とりあえず、それ以外でわかっていることをお願いします」

「了解です。と言っても、俺の彩技すべてを込めた泥団子をひたすら投げ続けただけなんですけど……」

「たしか……『封石』ってのはあったよね?あとは……ガドの話じゃ、泥団子が増えるとか爆発するとかもあったらしいけど」

「増えるのが『分裂』ですね。文字通り、投げた泥団子が複数に分裂します。今の俺だと、500が上限ですけど」

「500とは……とんでもないね」


 支部長が呆気に取られる。たしかに、一度に500の泥団子が飛んでくるってだけでも相当に強力か。なにせ、あの双頭恐鬼相手に、足止めをやれていたんだから。


「それから、爆発は『爆裂付与』ですね。命中と同時に泥団子が爆発するってものです」


 これも強力ではあった。あの双頭恐鬼への有効打になっていたわけだし。


「あとは『衝撃強化』というのもありまして、これは命中した時の威力が上がる感じでしたか。それで、最後が『追尾』です。これも文字通りでして、俺が定めた的を追いかけて行くってものですね」

「ちょっと待っておくれよ……。彩技全部ってことは……」


 支部長の顔が引きつる。


「『封石』と『衝撃強化』とやらはまだしも……投げた泥団子が500個に増えて、それらすべてが追いかけてきて、しかも当たれば爆発する、ってことかい?」

「……ですね」


 うん。こうしてあらためて言われてみると、実にとんでもない。まあ、双頭恐鬼の異常種を倒しきれるって時点で今更なのかもしれないけど。


 見れば、他の全員が顔を引きつらせていた。多分だが、俺も同じようなものだろうけど。


「双頭恐鬼は途中で灰色の煙みたいな『障壁』を使ってきたんですけど、その上から泥団子を投げ続けて……」


 あれ?


 そして何度目になるかもわからない違和感。なんで俺はアレが『障壁』だって言い切れたんだろう?それに、一向に壊れる様子の無い『障壁』に気持ちが折れかけた覚えもあるんだが、どうやって立ち直ったんだったか?


「投げ続けて、どうしたんだい?」


 いかんいかん。今はあの場で起きたことを話すのが先か。


「『障壁』を破壊して、そのままとどめをさせた……んだと思います。握り拳大の成れの果てが残渣に変わるところは見ましたから」

「よく見逃さなかったね。ソレを放置してたら、元通りになっちまうところだったよ」


 そう感心する支部長だが、違和感はここにもあった。


 あれ?なんで俺は、あの切れ端みたいなのが双頭恐鬼の成れの果てだってわかったんだっけ?


「そこで力尽きて倒れかけて何かに……」

「何かに、どうしたんだい?」


 その何かに関して、記憶が塗り潰されてる感じで、姿はわからない。だけど……


 感覚があった気がする。背中に感じたのは……そうだ!


「柔らかい何かに寄り掛かった……んだと思います」


 その何かこそが、記憶にある不自然さの正体なんだろうけど、そこが思い出せない。


「あと……」


 けれど、そこで俺が抱いた感情を思い出すことはできた。


「その何かに対して、申し訳ないって思ったんです。それから、恥ずかしいとも。覚えてるのはそこまでで、気を失ったんだと思います」

「……なるほど。それでもやっぱり、謎は残っちまうねぇ……」

「ですよね……」


 結局は俺だけが知る『何か』が鍵らしいとわかっただけ。


「まあそれでも、アズール君の言う存在の影くらいは見えたんじゃないかな」

「と、言いますと?」


 そう指摘してくるのはキオスさん。


「君はその存在に対して、申し訳ないとか、恥ずかしいとか思ったんだろう?」

「ええ。それは間違いないです」

「じゃあ、ソレは『何か』ではなくて『誰か』ということになるんじゃないかな?」

「あ、そうか……。そういう感情を抱くってことは、対象はモノではなくて人ということになるわけですね」

「正解。多少解釈を広げるとしても、生き物だと思うよ。付け加えるなら……」

「まだあるんですか?」

「寄り掛かった時の感覚が柔らかかったそうだけど……」

「ん?どうかしたのか?」


 キオスさんが目を向けるのはタスクさんへ。


「仮にだけど……タスクに寄り掛かったとして、柔らかさを感じるかな?」

「……感じないでしょうね」


 筋骨隆々で屈強な男性、なんて表現が違和感ゼロで似合いそうなタスクさん。柔らかそうだとは、まるで思えない。


「つまり、その『誰か』が人だったとすれば、男性よりは女性である公算が高いんじゃないかと、僕は思う。もちろん断言はできないけどね」

「そう、ですよね……」


 塗り潰された記憶は相変わらず見えない。それでも――そこに存在している『誰か』が女性だということは、すんなりと腑に落ちた。


 なあ、お前はいったい、何がやりたかったんだ?


 胸中で問いかけるのは、記憶の中に存在しているはずなのに、知覚をすることのできない女に向けて。


 キオスさんは断言できない風だったが、俺の中では、問題の『誰か』はすでに女だという認識が確定していた。


 思い出したいのに、思い出せない。今朝も同じように感じたこと。そのことが本当に悲しい。


「キオス。もしやとは思うのですが……」


 記憶の中に存在しているはずの女に対して感傷的になっている俺を引き戻すのは、セオさんが発した言葉。


「今回の一件。不可解な部分はすべてその『誰か』によるものなのでは?」

「やっぱりそう思うよね。僕としても、仮説どころか妄想じみているとは思う。だけど、そう考えれば辻褄は合うし、それ以外では説明が付かないんだ」

「……あんたたちもそう思うかい」


 そこに支部長も加わる。何が言いたいのかは、俺だってわかる。というか、この流れだったら誰だってわかるだろう。


「双頭恐鬼からガドさんを助けたこと。ガドさんをこの支部に移動させたこと。ガドさんの傷をあっという間に治したこと。俺の色脈を整えたこと。俺の記憶に細工をしたこと。全部、その『誰か』がやったんじゃないか、ってことですよね?」

「そういうこと。どれひとつ取っても普通じゃない。だったら、超常の力を持った何者かがあの場に居合わせた。そう考えるのが妥当だろうね」

「幸いというべきは、その『誰か』はガドやアズールさんに対しては敵対的ではなさそうということでしょうか」

「気にはかかるけど、今はそのあたりが落としどころということかね。……他になにか気になることはあるかい?」


 支部長がこの場に居る全員に問いかける。


「じゃあ、次は現実的な話をしようか」


 返答が無いことを確認して、そう続ける。


「所在のわからない正体不明の『誰か』は置いておくとして……。アズール、双頭恐鬼をやったのはあんたで間違いないんだよね?」

「そうですけど……っていうか、そこを疑ったりはしないんですか?」

「疑う?なにをだい?」


 ふと気になったところを聞いてみれば、逆に問いを返される。


「いや……俺が双頭恐鬼をやったってことを、なんですけど……」


 なんだかんだ言っても、俺はまだ駆け出し以下の新人で未熟者。そんな奴が、藍でさえ手に余りそうな魔獣をやったと聞かされて、誰も疑おうとしない。今更ながら、そのことに疑問を抱いたりもしたんだけど……


「……はぁ。まさかそれをあんたから言い出してくるとはねぇ……」


 なぜか支部長が吐き出すのは疲れたため息で、他の面々も呆れ目を向けてくる。


「ガドから聞かされたこと。あんたの性格。そしてあんたが認めたってこと。これだけ揃えば、あたしらは信じられるさ。ただねぇ……」


 再びのため息。


「双頭恐鬼が現れた件は、他の支部にも伝えちまったのさ」

「さっきも言ってましたっけ」


 まあことがことだ。むしろそうするのが当然だろう。


「無事に始末はできた。そのことは残渣を見せれば、連盟の連中にも一発で証明できた。けど、ソレを誰がやったのかが問題なのさ」

「なるほど」


 新人の俺がやったと言われても、()()()信用しないってことか。


「オマケに、あんたを見つけた時のことを正直に報告しちゃったのさ」

「……つまり、誰があの双頭恐鬼をやったのか……言い換えるなら、あのデカい残渣の所有権はどうなるのか、って話ですね?」


 取り込む分には、イヌタマの残渣も双頭恐鬼の残渣も、強化の度合いくらいしか違いは無い。けれど、魔具の材料となれば話は別。完成する魔具の性質は残した魔獣の種類によるわけで、双頭恐鬼の残渣を使えば、さぞかし強力な魔具ができあがるだろうという話。となれば、あの残渣にはとんでもない値打ちがあるってことになる。


 そして、そんなお宝の所有権は現在宙ぶらりんというわけだ。


「支部長たちがやったって報告してれば話は早かったんでしょうけど……」


 そんな無難かつ、今更なことを言ってみれば、


「そんな恥知らずな真似ができるかい」

「そんな恥知らずな真似はできませんね」

「そんな恥知らずな真似ができるわけないだろう」

「そんな恥知らずな真似ができるかよ」

「そんな恥知らずな真似ができるわけないでしょ」


 あの場に向かった5人全員からの、見事に息の合ったお返事が。


「ごもっともで……」


 そうなれば、俺としても返す言葉は無い。


「ちなみにガドさんは……」


 期待薄だろうなぁ。そう思って聞いてみるも、


「いいようにやられてただけの俺が、自分が倒しました、なんて言えるわけないだろ」

「ですよねぇ」


 うん。わかってた。いかにもガドさんらしい。というか、ガドさんがやったということにしてあれば、問題にはなっていなかったことだろうし。


 つまりは『双頭恐鬼を倒し、そのまま去っていった誰か』という謎の人物が、現実にも存在することになってしまっている、というわけだ。


 俺の記憶だけに存在する『誰か』がそのへんに居ればよかったものを。そうすれば万事解決と行けたのに。


「ちなみに、双頭恐鬼をやった人が見つからなかった場合はどうなるんです?」


 自分で言うのも変な話だけど、そこは気になるところ。


「あの残渣はオークション行きだろうね。んで、売り上げは8つある王都の各支部に分配さね。もちろん、ウチの取り分は全額あんたに渡すけどね」

「もうそれでいいんじゃないですか?」


 正直なところとしては、取り込むにせよ、魔具の材料にするにせよ、売りに出すにせよ、あの残渣は俺の手には余ると思ってる。


 というか、非常時だったとはいえ、ニヤケ野郎の残渣を取り込んだ結果得られた力にせよ、新人で駆け出し以下で未熟な俺には不相応だ。


 付け加えるなら、身の程に合わない過剰評価なんてのも、むしろ道を踏み外すことへの呼び水になりそうで怖くすらある。


「いや、あの残渣は恐ろしい値打ちがあるんだよ?発見したのはウチなんだし、少しは取り分も増えるだろうけどさ」


 支部長はそう言ってくるんだけど、


「不相応なモノを手にしてしまった虹追い人が増長してロクでもないことになるなんて話は、師匠からも散々聞かされてきましたから。だったら、1/8でも今の俺には多すぎるんじゃないかな、と」

「やれやれ……ザグジアの奴はどんな育て方をしたんだか……」


 そうして支部長……だけでなく、この場に居る腐れ縁共以外の全員が向けてくるのは、今日だけでも何度目になるかもわからない呆れ目。


「じゃあ、そういうことでいいんだね?この件に関しては、ウチは知らぬ存ぜぬで押し通すよ」

「お願いします」


 そんなこんなで、俺が双頭恐鬼を仕留めたという事実は、無事に隠蔽してもらえることになった。

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