いっそ独りなら
世界は全て敵だった。
世界が私を嫌い、私は世界を嫌った。
故に私は一人だった。
私はいつからか歩くのをやめた。
誰もそれを見てはいなかった。
やはり一人だった。
私は食べるのをやめた。
私以外は食べていた。
また、一人だった。
私は起きていることをやめた。
私以外は働いていた。
そして一人だった。
私は呼吸をやめた。
皆は泣いていた。
私は独りではなかった。
私はいつも一人だったけれど。
わたしは独りじゃなかった。
そっか、よかった。
世界は全て敵だった。
世界が私を嫌い、私は世界を嫌った。
故に私は一人だった。
私はいつからか歩くのをやめた。
誰もそれを見てはいなかった。
やはり一人だった。
私は食べるのをやめた。
私以外は食べていた。
また、一人だった。
私は起きていることをやめた。
私以外は働いていた。
そして一人だった。
私は呼吸をやめた。
皆は泣いていた。
私は独りではなかった。
私はいつも一人だったけれど。
わたしは独りじゃなかった。
そっか、よかった。
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