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*3



告った。


こんな素直じゃない告白。

ストレートに言えない自分が嫌いだ。



まーさんは少し黙った後、


「…ちょっと、知ってた。」


って言った。


ばれてるかも、とは思ってた。

でも、実際に言われると心が痛かった。



ごまかすつもりなんてなかったけど、

何となく恥ずかしさが込み上げてきて、


「で、でも今は友達のほうが楽しいし、

気持ちを知っといてほしかっただけ…

っていうか…その………」


急に早口になる私。


「…そ。ですか。」


「…そうだよ。今、楽しいもん」




自習時間が終わるチャイムが鳴って、

2人とも座ったままの沈黙が続いて。


まーさんが先に席を立って、

私は少し時間をあけて教室に戻る。



「あれ、ゆうこどうした?」


まるちゃんと石田だ。


「まるぅ…石田ぁ…どうしよう。

まーさんに告白しちゃったよおぉ」


言った瞬間、なんだか分からないけど、

まぶたがじわっとした。



私勇気出したんだ。




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