Special Episode
登場人物
ラスネイド(最強ロングコート)
ユニ(真っ赤なお下げメイド)
吸々(悪魔刀美白幼女)
ラビットス(うさぎ)
ビア(浅黒の鬼神)
ケイジ(イジられキャラドM)
ウルル(シルバーウルフ希少種)
Special Episode
ユ「こうしてやってきた私達!!はたして礎人の地には何が待ち受けているのでしょーか!!」
ラビ「ユニ~…僕らは旅行で遊びに来てるだけだから~…そんなハリキらなくても」
吸「うさぎさん何言ってるの?旅行はすなわち死の闘技場。ふふっ……油断は出来ないわ」
ビ「俺はベッドの上で戦いたいナァ~」
ケ「ウチも~!」
ウ「下民共は黙るといいよ」
ラ「…ま、ユニの気持ちも分からなくも無いな…」
ユ「ですよね~!ラスネ様っ!」
ケ「そこ~イチャイチャしない~」
吸「…こうして来てみると不思議ね。同じ故郷の土地なのに場所も違えば文化も雰囲気も違うよ…」
ラ「そんなもんだろ」
ケ「ラビの故郷ってどんな場所だったの~?」
ラビ「あ~……一言で言うとムサ苦しい場所だったな……」
ウ「熟してるんだね兎人は。今度兎狩りにでも行くとしようっと」
ラビ「止めてくださいお願いします」
ケ「あはは~!話変わるけど寿司ってみんな知ってる~?」
ビ「スシ?ナンだそれ?武器のナマエか?」
ラ「そう来たか…」
ケ「寿司は礎人の国特有の食べ物で、魚を生で捌いてご飯と一緒に食べるんだよ~」
ユ「えっ!?生で!?」
ラビ「………っく」
ケ「くっ……!エロに耐性の無いラビが早くもノックダウンしそうだ…!」
ウ「スゴい卑猥だね」
ユ「?」
ラビ「…でも魚を調理せずに食べて美味しいのかな~……?」
ウ「狼の集落ではそれがフツーだからね」
ユ「服に臭いの残っちゃうよぉ……」
ラビ「ジョバーッ!!」
ケ「ど、同胞ゥゥゥ!?」
ラビ「はぁ…何だか幸せな気分だぁ………」
ケ「ダ、ダメだ!?血が止まらない……!」
ウ「バカなんだね。君達」
ラ「……今に始まった事じゃないだろ」
ケ「……なぁラスネ~。あそこに何か居るんだけど~……」
ラ「ん……ああ、深淵龍か」
ウ「君、何でそんな冷静で居られるの?アレ、確か危険度最上級だよね」
ラ「別に…見ての通り驚いてるだろ…」
ウ「君は外見上で感情の判断つきにくいから」
ケ「ちょ…ちょちょちょ、どーするんだよ!?……って言ってる内にアイツこっち来ちゃったじゃん!!」
深「罪深き生命よ…ここから立ち去れ…」
ユ「私達、ここを通りたいんです。だからどいてくれませんか?」
ケ「そ、そーなんですよ~。ウチら戦う気とか全然ないんで~……」
深「口を慎め小僧共!!」
ケ「ヒ、ヒャァァァァ!!」
深「我は知っておるぞ……お前たちの心に宿る悪を…」
ラ「悪を知っているからこそ心は在る。それ無くして心は存在できない」
深「たわけ……知った様な口を…」
ラ「知ってるさ」
ケ「ラスネ~…ケンカ売る様な事は……ウォォウッと!?ほらぁ!怒らせちゃったじゃん~!!」
吸「うふっ…丁度私の刀もお腹減ってるし…食べちゃいましょ?」
ビ「じゃァ……殺るカ~!!」
ケ「おい~!ビア~!吸々~!……助けてよラスネ~!!」
ラ「腰痛いから俺はパスな」
ユ「じゃあ私もついでにパス~」
ケ「マジかーぁ!?」
ラビ「う……コワいけど修行の為に戦おうっと…」
ウ「余も参戦~」
ラ「気を付けろよ」
ウ「りょーかーい」
ユ「うふふー。戦ってる戦ってる」
ラ「…そうだな」
ユ「(ケイジも怯えてどっか行っちゃったし、今がチャンスだ!)ねぇーラスネ様ぁ?」
ラ「…ん?」
ユ「今日の晩御飯は何が食べたいですか?」
ラ「ん…………」
ユ「(ドキドキ)」
ラ「…お前が作ったものなら何でも」
ユ「…ふぇっ!?ほ、本当ですか?」
ラ「嘘言ってどーする」
ユ「そうですよね!ハリキって作るので楽しみに待ってて下さい!!」
ラ「ああ(他の奴に作らせたら暗黒物質でも作りかねないからな……)」
ラビ「うわ~っ!!」
ユ「おかえり!うさぴょん!どうだった?」
ラビ「無理無理!攻撃避けるので精いっぱいだぁ……!」
吸「はぅ……つ…つよいよ~…」
ウ「うー、腕力では勝てないか……」
ユ「吸々とウルルもおかえり!」
吸「触手を数十本斬り落としたけど…それっきりだったわ……」
ウ「本体に近づくのも困難だったねアレは」
ラ「ビアはまだ……か」
ラビ「凄いなぁ…捌いたり燃やしたり…体も頑丈だしなー……」
ビ「とォーりゃー!!キモティー!!」
吸「………。」
ユ「でもやっぱり…ね、吹っ飛ばされたよ」
深「軟弱な者共よ……虚無に消えろ…」
ビ「くぅ……!ツ、ツエェー……(バタリ)」
ラビ「あー…ラスネ、行って来なよ。このままじゃ全滅だからさ」
吸「おにーちゃんならあんなの余裕でしょ?やっちゃってよ!」
ラ「…ったく」
ウ「頑張れ~。あ、ドMが帰ってきた」
ケ「うわ……改めて見ても人の動きじゃないね~……」
吸「それがおにーちゃんなのよドMさん」
ユ「ここから見ても影しか見えないよー」
ラビ「どうやったらあんなに動けるんだろうか……」
ウ「曰く、動とは魔力と精神の統率が出来て初めて真価を現す」
吸「…ムズかしいね……」
ケ「学生時代に『魔力学』ちゃんと勉強しとけばよかった……」
ユ「このパーティで学歴ある人誰だっけ?」
ラビ「僕とケイジ、戦闘科だけどビアが学歴持ってるんだっけ。…そしてラスネだね」
ウ「バカに限って学校通うんだぁ?」
ケ「なんだと~?」
ウ「あー。ラスネの方終わったみたいー」
ケ「無視するなぁ~!!」
ラ「ただいま……」
吸「すごい…!ランスを使っていながら気絶で終わらせてる…!?」
ユ「お疲れ様です!!はいタオル使って下さい!!」
ラ「いらん」
ユ「(ガーン!?)」
ラ「…さっさと行くぞ」
ケ「おっけ~。ビア~!いつまで寝てるんだ~!?」
ビ「う、う~ン…オハヨー。今何時?」
ウ「どこまで底抜けのバカなんだろうね君は」
ビ「ごっつぁんデす!!」
ウ「はぁ……疲れた」
吸「その気持ち分かる……」
ラビ「…よし。あそこら辺が良さそうだ。みんな!今日はあそこでテントを張ろう!」
ラ「…ああ。いい目の付けどころだな」
ユ「野宿のスペシャリストだねうさぴょん!!」
ケ「野宿とか…(笑)」
ユ「よーし!みんなあそこまで競走よ!!よーいドン!!」
吸・ラビ・ウ・ケ「…………。」
ユ「ほらぁ!みんな早くぅ……!」
ビ「…行っチャったネ~」
ラ「…ほっとけ」
沈みゆく太陽が夜を告げる。奇妙な人々の出会いが不思議な物語を語らせ始めたのだった。
今登場してないキャラも出してすんません(笑