表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノンヒーロー/アンヒロイン  作者: Iso Rock
第二話 衝撃!明かされる組織の野望
17/64

―chapter2.5 不満分子―

「大総統、なぜアトスの憎き敵であるイエローを、あんな戦闘員の下っ端ごときに預けたのですか!」

「落ち着け、ニョルズ。お前には関係のない仕事だ。お前は、自分の役目をちゃんと果たせ」

「関係ないとはなんですか。相手は我々を長年苦しめているアーマズ。だったら、イエローの監視は大幹部であるこの私めにこそ回すべきです」

「だから、シニードリンをつけているんじゃないか」

「なりません! あいつは、色恋にうつつを抜かしているボケ女ですよ。そんなのに任せたりなんかしていたら、せっかく捕えたイエローを、まんまと逃す事態にきっとするに違いありません」

「お前は、私の采配が信用ならないと?」

「私以外の人間もきっと同じことを思っています! ――どうしてですか?」

「なにが」

「どうして、あの凡骨戦闘員をそんなに評価しているのです。もともと書類作業ばっかりだった奴で、戦闘なんて前回が初出撃だったじゃないですか。しかもその出撃だって、早々にあの戦闘員はリタイアして、シニードリンが一人でアーマーズ全員を相手に健闘していたと報告書にはありますよ」

「余計な詮索などいらん」

「とにかく、私は納得いきませんからね。私の言い分はここまでです」

「こら、待て! お前はどうしようと……行ってしまったか。これは困ったことになった。しかしここはあえて、彼に試練を与えるチャンスとみるべきなのかも知れない。上手くやっておくれよアクジ君。でもまあ一先ずは、また様子見だな」

明日は、夕方の頃に投稿予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ