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凍話4-謎の刺客到来-

充は、朝起きて直ぐに昨日の殺人事件の手掛りを探しに駅へ行った。そこで、新たな刺客が現れ、突然襲われる…

…気が付くと、外は朝になっていた。

充は立ち上がって、洗面所で洗顔し、冷蔵庫から牛乳を取り出して飲んだ。

それから、昨日の事件の詳細を調べるために、今日の大学の授業に出席しない変わりに、レポートを大学側にコピーとして提出し、家を出た。

家を出て数分後、充の携帯が鳴った。電話は大学の親友、覆石悠太(ふくいしゆうた)からだった。充は面倒臭そうに電話に出た。

「もしもし…」

「もしもし、充か。昨日は、大変だったそうじゃないか…殺人事件に巻き込まれて…大丈夫か?」

-どうせ、人事だと思ってんだろ…そう言えよ。-

充はそう思ったが、悠太の話に

「まぁ…、あれは偶然だし。」

と流した。

「そうか…まぁ、運が悪かったな。あ、そうそう、今日大学内の奴らで合コンすんだけど…お前もどう?」

-お前の存在は当然、合コンの人数併せに過ぎないんだよ。てか今、それどころじゃねぇし…-

「あ、ワリぃ。俺、今日はパスすんわ。それじゃ。」

電話越しの悠太は慌てて、

「お、おい待て、断るなんてひどいなぁー。お前の事が好きな、文学部で美人の野嶋さんまで来るんだぜ、それでも行かねぇのか?」

-あぁ、文学部の野嶋藍(のじまあい)か…アイツは別に好みじゃねぇし。-

充は、

「それでも、俺は行かねぇ。お前が楽しんでこいよ。」

と、一方的に電話を切った。

さて、行くとするかと充は、事件現場の汐留駅に向かった。汐留駅に着いた充は、ホームに向かった。

事件現場は、昨日から(keep out)と書かれているテープが張られていて、入る事ができなかった。

近くに何か手掛りがないか、充が必死に探していた所に後ろから何者かが、襲い掛った。

充は一瞬にして避けた。しかし、突然だったのでよろけてしまい倒れた。

「よく避けましたね、さすが青葉直樹(あおばなおき)の息子だ。」

-この声は…草間慎二(くさましんじ)…。-


草間慎二、56才。空手家で充の父親、直樹の直属の弟子である。直樹は空手家で、全国屈指の(つわもの)だった。草間は、充の変わりに直樹の精神を受け継ぎ空手の全国制覇を果たした。しかし、全国制覇を果たした後は性格が急変、大酒呑みで女たらしになってだらしなくなったという事は噂で聞いている…。


「何故、ここにいるんだ…。」

草間は、充に近づき答えた。


「上から直属に言われた事を実行しに来た。充…、今ここでお前を消す。」


…何を言ってんだ、コイツと充が思った瞬間、草間の右拳が飛んできた。充は受けをし、体勢を整えた。コイツ、ホントに俺を消す気だ…と、充は判断しそこから素早く逃げた。充は駅から出ると零葉と偶然にも出会った。零葉は、汗をかいている充を見て、

「青葉さん、どうかしたんですか?」

と尋ねると、充は息を切らしながら、

「説明は後だ。とにかくここから逃げる。」

と言い、走り出したので零葉は、

「青葉さん、私良い隠れ場所知ってますからそこに行きましょう。」

と言ったので、充は零葉と一緒に彼女の示した場所へ、草間の手から逃れるために急いで逃げだした…

この作品をお読みになりましたら是非、評価の程を宜しくお願い致します。

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