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生徒指導

 月曜日。思い消せば、こないだの月曜日に刺されたんだよな……。だけど、そんな暗い過去なんてすぐに忘れる。そうでもないと、メンタルで勝てない。

「おはよ~」

俺は今日、ゆっくりとした朝を過ごした。起きると、チーちゃんはいなかった。いないと驚くくらい静かになった。

「おっす」

俺の挨拶に、憲吾が返す。そーいや、元樹はどうしたんだろう? 最近全然あってないけど。憲吾曰く、「まだはまってるよ、ネットに」だそうだ。そんな俺の間に、男が立ち塞がった。

「おはようで、ございます」

「……元樹、だよな?」

「そう、でございますが、なぜ?」

そこにいたのは、隈を大きく目につけた、髪がボーボーの人間だった。

「はは。この通りだよ、元樹は。ネットの世界からの帰還だな」

憲吾は面白そうに見ていた。ネットゲームってのは、そこまで嵌るものなのか? 前にもいったかも知れないけど、俺はネットゲームをやっていない。だから、わからないのかもね。

「元樹、勉強、してたか?」

俺は少し距離を取りながら言った。

「勉強でございますか? それはですな……。ドラゴインの耳は火属性に弱いのですが、なかなか耳を狙うことが難しいのでな、私はオールマイティに水属性であの完璧なる皮膚を打ち砕くことにしていますのでな」

……何を言っているのか、さっぱりわからない。なにを言ってるんだよ? 俺は勉強は? って聞いたのにさ。

「まぁ、この程度かな? 元樹、利信が困ってるから、席、戻るぞ」

「あっ、畏まりました」

憲吾に言われると、元樹はペコリと礼をして下がった。

「村井! ちょっと来い!」

「? ……あっ、はい」

やっと落ち着いた俺が読書でもしようかと本を取り出した時、廊下側から名前を呼ばれた。声の聞こえた位置を確認すると、そこには生徒指導の先生がいた。

「なんですか?」

冷静にそうは言ったものの、実際はかなり緊張していた。だって、生徒指導の先生なんかに呼ばれたことはなんだから……。

 まず最初に、すみませんでした。最近は、高校の入学に向けての準備で忙しく、更新することが難しくなっていました。なので、過去にない更新不足でした。

 なので、4月からは少しずつ最初の頃の更新率を取り戻していきたいです。

 それから、遅くなりましたが、今回の東日本大震災におきまして、被害を受けたかたには、1日でも早い復興と、今後の健康面での安全を祈っております。僕の地域はそこまでの被害はなかったですが、停電や断水などが多少あった程度です。しかし、原発等でもっと被災されている方がいることを悲しく思います。僕もできることからゆっくりとやっていきたいと思います。 2011年3月31日17時42分。

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