【新生】私立津貫高等学校男子卓球部
「どうですか?」
聞いてみれば、実に簡単な俺の答えに、先輩は直ぐに答えてくれた……のか? 正直、良く分からない。でも、何って言ったかは、分かる。
「……まぁ、そうなんじゃね?」
荒木先輩の言葉。俺の言葉に同意してくれたと理解する。
「そうだな! 辛いときには仲間がいる。皆も、互いを信じよう!!」
大鉄先輩。もう、この人は大丈夫だな。
「そう、そうだよね。……もっと、頑張らないと……!」
服部先輩にしては、少し強めの口調だった。
「だな! 俺は、もちろん、信じてるッスけど」
寿先輩の、独特の口調。だが、その口調は先輩(仮)とは比べ物にならないくらい『愛』で満ちていた。『優しさ』がある。この時点で、俺の頬は涙のレールが引かれている。
「大丈夫、大丈夫。不安なんて、ないって」
森崎先輩。
「先輩たち……。ありがとうございます!!」
部室の色が変わった。そう、感じた。なんていうか、今までは『灰色』だったのが、一気に『白色』に変わったっていうか……。 その想いは、大鉄先輩もそうだったらしく、
「何にも染まり、何にも染まらない……。仲間に影響され、周りに影響されない。そんな俺たちに変わろう。新生私立津貫高等学校男子卓球部として、俺たちが変えるんだ。誰にも負けない。たとえ、相手が何かしらの因縁、恨みがあっても。俺たちにしか出来ない、オリジナルの戦術を、見につけるんだ!」
「「「「はい!!!!」」」」
自然と、声が揃った。それも、普通。その普通が、幸せなんだ。
新生私立津貫高等学校男子卓球部、始動します……!!
……はい! 遂に、お話の一部分が一段落します。ここまで、応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
さて、ここで少し裏話。 元々、この『卓球&好きの物語』は、ここまで長く続くことを考えていませんでした。しかし、物語を進めていくうちに、少しずつ複雑になり、僕自身もよく分からないほどまでになってしまいました。ですが、それは読者の方にも悪いと思いますので、また、裏切ることになるので。力の限り、 最後までやりぬきたいと思います。決して、中途半端のまま終わりにすることはしたくないので。この小説は最後までやらせていただきます。のでので。最後まで、応援、よろしくお願いします。
因みに、この小説を読者の皆様が読めるようになるときには、僕は受験生なので。受験も頑張りたいと思います。
では、これにて、後書きを了とさせていただいます。
2011年3月1日22時26分。