偶然の再会。これが噂のモテ期ってやつ?
なんか、休日って何もしたくなくなる日がない? しかも、勉強しないといけないって分かってるときとかさ。そりゃぁ、学校に行っても勉強はするからどっちもどっちなんだけど……ほら、違くない? 休日の勉強と学校の勉強ってさ。
「……分かんねぇ」
授業を真面目に受けていないことはない。成績表だって、『感心意欲態度』はAがついている。でも。
「数学って……意味あんの?」
つい愚痴がこぼれる。数学は中学の時から大嫌い。課題に限っては唯一提出期間外に出したほどだ。
「意味あるからやってんでしょ?!」
「うわっ!」
突然、上からチーちゃんの声が聞こえた。
「なぁ~に悩んでんのさ」
「数学だよ。英語の先生」
俺は皮肉をたっぷりと込めてチーちゃんに言った。それでも、チーちゃんには皮肉として伝わっていないようで……。
「いや~」
などと頭を掻いて照れている。
「で? 教えてくれるの?」
我ながら、教えてもらう側の態度じゃないことは認める。でもさ……? 勉強って分からないとイライラしない?「どうしよっかなぁ?」
しかも! こうゆう言葉を言われると爆発しそうです。
「チーちゃん……? 結構ストレス溜まるんだけど……!!」
「わぁ~い! トシが怒ったぁ」
うぜぇぇぇぇ!? 昨日あんなに真剣な顔した人間の顔じゃねーよ!! やばい……このままじゃ、本当に死ぬ。
「チーちゃん、図書館行ってくる」
「えぇ? つまんないのぉ」
人で遊ぶなッ! ってツッコミたいけど、そんな体力ありません。
――図書館。そこは神聖なる勉強をしようと努力する受験生を始めとした学生、資格をとろうしている人が集う場所である―― つーわけで、俺は市立図書館に居る。
「うん。いいね、この雰囲気」
俺は早速、参考書とノートを開く。と、同時に、現実をしる。――うん! できないものはできない」
「ムリじゃね?」
そんなことを考えているとき、ある台詞が流れた。
「いいか? 問題ってのには、ヒントがあるんだ。それを解くための鍵が。それを見つけたら後は答えのある鍵穴にさすだけ。そ~だなぁ。例えるなら……短距離走だな。鍵を見つければ後は終わりまでの集中力だ。そこで集中力を切らしたらもう一度最初からになっちまう。これが厄介だ。だからだ! お前等は最後までダッシュで駆け上がれよ? おおっと、大事なことを忘れてた! 問題を解き終わったらゴールじゃねぇ。問題のゴールなんてもんは最初からねぇと思ったほうがいいかもな。1つのコースを抜けたら今度は次のレースが待ってる。いいな? 最後まで駆け抜けろ! 大事だから2回言ったぞ? 終わりがねぇらって、挫けるんじゃねぇぞ、受験生!!」
前に通っていた塾の講師、遊馬の台詞だ。
「そ~いや、受験そのもんは受けてねぇんだよな」
遊馬講師の言葉を思い出して不意に思い出す。今思えば、受験を受けなかったことで、本気で勉強する習慣がつかなかった原因だろう。 先生! でも、ヒント―鍵―を見つけるまでは長距離だと思います! ――おっ、いい返答だ。そうだな……でも、結局は問題をとく人間が諦めたら長距離に、諦めなければ短距離になるんだ。ようは、気の持ちようだよ――。へぇ、そうなんスか。じゃぁ、俺は長距離タイプっすわ。
「あっ、利信……」
今にも消え入りそうな高い声が俺を呼んだ。
「ん? あ、奈津子」
そこに居たのは、俺の中学時代の同級生である吉川 奈津子(よしかわ なつこ)だった。こいつとは中学までずっと同じ。いわば腐れ縁だ。こいつも陸上の推薦で公立の高校に進んだ。メアドを交換したけど特に話すこともないのでメールはしなかったが、こんなところで会うのは偶然かもしれない。なんたってコイツ、家には家庭教師がいるからそれで勉強は十分なんだからさ。
「久しぶり」
「久しぶり。どうしたんだよ、こんなトコで。珍しいな」
俺は疑問をそのまま言葉として発した。この時点で、もう遊馬講師のことは頭から消え去っていた。さようなら、先生。
「珍しいって……私だって高校の勉強はしっかりやらないとって思ったの。それに、来るのは今日が初めてじゃないよ? だから、どっちかって言うと、利信のほうが珍しいわよ」
うっ……。コイツのこうゆう性格――どっちかっていうと、上から目線――中学のときと、全然変わってない。
「うわっ、彼氏とデートでもしとけよな。女子高生なんだからよ」
どうだ? 俺だって嫌味の1つや2つは言えるようになったんだ。小学生の時の何でも言うことを聞く奴隷じゃねーぞ。
「彼氏なっていないわよ。これでも、スタイルは良いと思うんだけどな」
まぁ、良い方には入ると思うよ? でもさぁ、その性格直そうぜ?
「それよりも、利信の方だって彼女と遊んでないよね」
俺が言おうと考えた間に奈津子は俺を罵倒する。 小学校の頃は、若干好きだったかも知れない。奈津子のことを……。小学校の時と同じ呼び方を互いにしているのは、奈津子が男らしいってこともあるけど、やっぱ、一緒にいると自然と呼んじゃうんだよなぁ。
「うっせーよ。勉強お疲れさん。俺はもう帰るよ。今来たばかりだけどさ。全然分かんないし」
「じゃぁ、私も帰ろうかな? どうせ、一人じゃつまんないし」
「つまんないって……ついてくんの?」
「ダメ?」
「うっ……」
ウルウル目線で俺を見つめてくる奈津子。これが嘘って分かってるのに、
「全然オーケー」
断れません。
と、ゆーことで、俺と奈津子は遊ぶことになりましたとさ。――続く――
はい! というわけで、ですね。第16話『偶然の再会。これが噂のモテ期ってやつ?』はどうでしたか? う~ん。なかなか利信が僕の思っている通りにうごいてくれません。まっ、高校生だからいいですかね?
なんか、今日はテンションおかしいです。テスト明けだからですかね? 次話には直したいです。そして! 今度はあんまり間を開けないように頑張る決心でございます。
では、テンションを直して戻ってきたいと思っています。それまで、見捨てないでくださいね(涙)
では~~!