第3話 違和感
あれから半年が経った
原作のスタンピードが起きるまで残り半年しかない
重力魔法は既に物に出来た
細かい調整をしているが、特に問題は無い
アルトとクレナもスキルを使って練習をしている
一緒にランニングをして体力をつけたり、アルトはスキルを練習し、俺とクレナは魔法を練習する
ただ、クレナは俺よりもやばい
火水土風の四元素魔法を同時に発動し、特殊な属性の雷と氷の魔法まで扱う
俺の現代知識をちょっと教えたらぐんぐん上達した
いや、この上達速度は流石に引くわ
でも上達速度が原作より早い気がする
まあ、そこは誤差だろ誤差
俺の現代知識が成長速度をあげたんだろう
二ヶ月後、アルトはスキル以外にも剣術を教わり始めた。基礎的なことは俺も一緒に教えてもらった
思っていたよりの剣の道は奥深かった
まだ、まだ強くなれる
楽しいと思った
俺は俺が思っていたよりも鍛錬を楽しんでいた
さらに二ヶ月が経過した
今では時々木剣を使って模擬戦をするようになった
ただ、その分クレナと練習する時間が減った
そのせいか、クレナがやけにベッタリくっつくようになった
なぜだぁぁぁぁぁぁ!!!!
思いっきりそう叫びたかった
我慢した
我慢した(重要だから二回言った)
クレナは女主人公というだけあって天才だ
魔法に関しては負け確なんだよな
あと重力魔法の弱点に気づいた
風魔法との相性が最悪だったお互い見えないし防げないからどっちもどっちだった
やはり誰かと練習する方が気づきを得られるな
スタンピードまであと二ヶ月だ。出来る限り剣術を仕上げる
とうとうスタンピード間近になった
出来ることはした。あとは生き残るだけだ
…………だが、少し気になることがある
いくらゲームに出てこなかったとはいえ、【虚無】なんてスキルを持ってるキャラが何も描かれなかったのは不思議だ
そして、最近どこからか視線を感じる
何事もないといいんだけどな




