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ワザとダサくしてたら婚約破棄されたので隣国に行きます!  作者: satomi


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16/22

16.一緒にランチが目標です!


 私もカフェを利用することがあれば、ダガーズ様とテーブルをご一緒することがあるかもしれないわね。

 テーブルマナーをしっかりマスターしなきゃ!


 カフェの利用についてルールができました。

 ・カフェでランチを取る場合は、予約をとっておくこと(生徒に限る)。

 ・騎士様がランチを利用する場合もあり得る。生徒は決して邪魔をしないように。


 というのが基本的なルールです。


 なんてことでしょう?

 リサーチ不足でしょうか?

 ダガーズ様は毎日弁当を持参しています。カフェを利用することはなさそうです。


 カフェの利用率も上がり、カフェの収益も元に戻りました。

 というのも、ランチタイムに騎士様とのお見合い・逢引きをする方が増えた影響が大きいかと。

 もともと騎士様は貴族令嬢に大人気だったのですが、容易にお会いすることが可能とあって、カフェは大盛況!

 騎士様の方からも感謝の話がフェロー様の方へ上がっているとかなんとか。


 肝心のダガーズ様は弁当を持参しているんですけどね。

 誰が作っているのでしょう?

 まさかのダガーズ様お手製?

 私はどうすればいいのでしょうか?



「フェロー様!ダガーズ様は毎日弁当を持参しているみたいです!私はどうしたらいいでしょう?」

「最後の手段だな。今度会ったら、場所を指定して告白するしか方法がない!場所なら皇城の食堂でもいいぞ」

 皇城の食堂……ダガーズ様はわかるでしょうけど、どうしてダガーズ様にはめったに会えないんでしょう?

「フェロー様、あまりダガーズ様に会えないのですが……ないかご存じないですか?」

 彼が仕事で王都を出ているとかだと慰められるのですが……。

「あ……ゴメン。失念してた。ダガーズが所属してる部隊は結構遠征に出ることが多くて。それでなかなか会えないんじゃないかな?」

「もう~フェロー様!そういう大事なことは先にコリーナちゃんに伝えないと大変じゃない~!」

 つまり……お会いした時に、突然ですがと告白をする以外に道はないと?

 私としては、ランチを共にしたりするなどで、二人の距離を徐々に縮めていこうと思っていたのですが、そういうわけにもいかないのですね?

「あった時に突然告白をするという事には変わりはありません。日時を指定することは可能でしょうかもしれませんが、騎士としての仕事の方を優先するでしょう?そうなると、やはり突然告白かと……」


「あ、ところでダガーズ様のお弁当はどなたが作っているんでしょう?ご存じですか?」

「あいつは皇城を出て、騎士団の寮生活のはず。自分で作ってるのか?寮母さんか?ごめん、コリーナ嬢。私でもわからない」

「んもうっ、お兄さんなんだからしっかりとわかってよぉ!」

 シーラ様に怒られながらもフェロー様はお答えしてくれた。



スゴイな…究極の選択しか残されていないとか。それでもまだ伝手(フェロー様)があるだけマシだと思おう!

ポジティブに頑張れ!コリーナちゃん‼

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― 新着の感想 ―
騎士団も学園のカフェを利用する事が出来る様になり、カフェは売り上げも回復して良かったね。騎士様と貴族令嬢の出会いの場にもなっていて、フェロー陛下に感謝状が届くか。コリーナ嬢の計画通りだね。コリーナ嬢は…
騎士団も学園のカフェを利用する事が出来る様になり、カフェは売り上げも回復して良かったね。騎士様と貴族令嬢の出会いの場にもなっていて、フェロー陛下に感謝状が届くか。コリーナ嬢の計画通りだね。コリーナ嬢は…
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