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詩歌集2

一輪の春




 2月の終わりごろから


 あちらこちらに咲き始めた


 すみれの花


 家や道端の隅のコンクリートの隙間


 公園などで


 ぴょこぴょこと咲く


 紫色の大人しめの色


 なのに


 美しくてつい惹かれる


 散歩の時も


 急いでいる時も


 菫を見つけるとつい眼で追ってしまう


 ちいさくて


 基本、目立たないように咲いているのに


 菫が咲いているとすぐ見つける


 そして


 菫を見つけるたびに思う


 ──もう、春なんだなと


 ある日の昼下がり公園を横切ると


 ちいさな菫がたくさん咲いていた


 しゃがんで菫を見つめながら


 ちいさな春を感じた──



挿絵(By みてみん)




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「一足先の春の詩歌企画」の企画概要 ←概要 ↓作品検索 一足先の春の詩歌企画 (2024→2025)
― 新着の感想 ―
紫色の小さく可憐な花であるスミレには、愛や貞節といった美しい花言葉が似あいますね。 挿絵の画像も詩歌にピッタリですね。
すみれの花って強いですよね。うちの庭のすみれもこんな感じの色を咲かします。 まだ咲いていないのですが、咲くのが待ち遠しくなりました。読ませていただきありがとうございました。
う〜ん。癒やされますね~。 なんか、あんまりタクトさんみたいに、観察力がないすみいちろには、新鮮でした。 小さな春──菫。 お写真もありがとうございます。 そちらは、早くも春の訪れなのですね~。 タク…
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