表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

カミングアウト

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

カミングアウトされたら、きっとこうなると思うんですよ。

『君が男なら付き合ってた』という返答には、

『女で悪かったな!!』と返しましょう。返しました。


教会は少し待って下さいね。

書かないかも知れないので、過度に期待はなさらぬよう。

「私、女の人が好きなんだ」

二人で寄り添う様にして部屋で過ごしていた時の事、彼女の方からそんな会話が飛んできた。彼女の表情を伺うと、少し重たい様な、苦しい様な、恥ずかしい様な、形容し難い顔をしていた。

別に同性愛を否定する気はないし、嫌悪感を抱く訳でもない。女が好きだからと言って、私がその領域に入るかどうかは別問題だ。だからこそ。

「うーん……」

滅茶苦茶返答に困る。物凄く困る。

それを彼女は否定的に捉えたのだろう。物凄く傷付いた顔をして、持ってきた鞄片手にその場を飛び出そうとした。その動きと言ったら。

私は慌てて彼女にしがみついて何とか押し留めると、絶叫する。

「待ってって。まだなんも言ってない。 考える猶予を頂戴よ。お馬鹿!!」

そう言うと、引っ掻き回していたドアから崩れる様にして、その場に座り込んだ。取り敢えず体の向きを変えさせて、会話を試みる。

「言っとくけど、同性愛を否定したり、拒絶する気はないから。でもこの答えは君を傷付けるかも知れない。それを受け入れた上で聞いて欲しい」

すると俯いたまま黙って顎を引いた。

「なんで突然カミングアウトしたのさ」

「受け入れて貰えると思ったから」

それには否定しない。基本的に物事には深くめり込まない。相手がしている事に大して批判をしないし、どうなろうとも知ったこっちゃない。故に肯定する事の方が多い。基本的に無感心。

「返答に困ってたから」

「いや、困るでしょ。『じゃあ私を好きにならないでね』って言っても、『お前は対象外だよ』とか帰ってくるだろうし。普通に友人同士で過ごしたいなら、わざわざ明かす事もないだろうし。

いや、マジで君の心理が分からない。私にどうして欲しいの? なんて返して欲しいの? どういう意図があってカミングアウトしたの?」

基本的に気が付かない。気が付かないという事は人に興味が無いということだ。だが一度気が付くと、もう止まらない。全て納得するまで質問攻めにする。相手が傷つこうとも、きっと真理を求め出す。故の最初の前置きだった。

すると彼女は、泣き腫らした顔で此方を見た。やはり傷付いているようだった。

「受け入れてくれる世の中じゃないって分かってる。異常だとも思ってる。でも、だからこそ、理解者が欲しかった。黙っていつもの様に頷いて、肯定して欲しかった」

声には出さなかったが、内心は『あー……』と返していた。何となく分かるのだ。

何時もマイナージャンルを好きになる。相手に勧めても皆興味無さそう。別にこの子程否定されている訳では無いけれど、溶け込めない気持ちは分からなくはない。

居場所が、欲しいんだと思った。まぁ、それならば。

「どんな人が好きなの? 君の好み。好きなタイプ。改めて真っ平らな状態で話をしようか」

これがきっと一番の救いなんじゃないかな。

タグの『軽いメンヘラ』は、そこまで否定してないのに精神的に不安定になって相手の話を聞かないところから。

これは同性愛者かどうかは関係ありません。


以下、なんでも許せる方向け。


その人の本当が知りたいなら、常日頃から相手を否定しないことです。

受け入れられる事は受け入れてあげることです。

そうするとある時ポロッと話してくれます。

悪用厳禁ですよ( '-' )


『同性愛者なんだ』とカミングアウトされた時の此方の反応。

まぁ、色々あるとは思うんですが、その中の一つ『じゃあ、襲わないでね』。


この返答の理由は『わざわざ言うんだから、それなりに気があるかも知れない』という心理があると思うんですよ。

でもそう返すと『お前は対象外だよ』って帰ってくるんです。


え、じゃあ、貴方達はなにを持ってそれを宣言したの?

友達同士で良いなら言わなくてもいくないか?

何も関係は変わらないよ。きっと。

という心理から生まれたものです。


故に調べたんですよ。

そしたら結構納得のいくものがあったんです。

世の中だとやっぱり否定する人が多い。

でも信頼のおける相手だからこそ、それを知っても受け入れて欲しい。

受け入れてくれると踏んだ。だから言った。


だったら出来ることは、過度に困惑することなく、その子の恋バナに乗ってあげることなんじゃないかなと。


※でもこれより普遍的なカミングアウト受けても、しばらく慌てまくったので、受け入れるまで五分の時間を下さい。


教会の話は出来たらしましょうね。

明後日の修羅が確定したので、仮初の幸せを受け入れます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ