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第1話 修学旅行はちりにきえる
1話 修学旅行、ちりにきえる
「拓也、突然だかお前には今から東京へ向かってもらう」
「は?」
「もう一度言おうか?お前には…」
「いや、聞こえてたよ?なんで急に東京になんて行くのさ今俺明日からの修学旅行の準備してるの見えない?」
「お父さんには知っちゃこっちゃない」
「お前ほんとに親かよ!俺は絶対行かないからな!!」
「あーあ この仕事が終わったらもう当分は仕事をしなくていいって言おうと思ってたのになぁそこまで行きたくないって言うなら仕方ないかぁ」
「いえ、ぜひとも行かせてください」
うん、絶対乗せられてるよな俺。でも仕事しなくていいなら修学旅行を捨てる価値はあるな、あの仕事マジで嫌なんだよなぁ
「じゃっ明日の朝9時に飛行機取ってるからよろしくねー」
こいつ、俺の事カモって目で見てやがる。まぁ仕方ない今回だけは乗ってやろう さて、明日から頑張るかぁ