表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王様は手品師  作者: ゆたか
魔界編
7/191

7.ひと段落

―――――その熱気の影で数個の影から小さな声が聞こえる。


「新参者、なかなか面白いやつでしね」


「・・・ふん、どこの馬の骨ともわからんやつが、俺は気に入らねえな」


「まぁまぁコバ様が本当に実力があれば従うのみですわん」


数時間後。


「いやー大盛況だったでござるな!大成功でござるよ!」


魔王が微笑みながらボールを手に転がす。


「しっかし、たかが1日で四つ球をマスターするとは魔王、なかなか見どころあるじゃねえか」


「本来は難しいようでござるが、拙者の手は吸盤に近い性質があるから楽だったでござるよ」


「なんだよそれチートじゃねえか。しかし短期間で習得できたのもお前の努力があってこそだぜ。まあこれからもよろしく頼むわ」


「いやいや、コバ殿の教え方がよかったのでござ・・・」


酒を飲みかわしながら成功を祝う宴。盛り上がる中ロッドがコバと魔王を見つめる。


「ん?ロッドどうした?」


「そうでござるよ、杖の姿のままだと喜んでるかわからないでござるな!」


ピピピピ・・・


「おわっ、ロッドどうしたんだ?!変な音出てるぞ」


小林が驚いてロッドに近づくと、やれやれと魔王がため息をつき近づく。


「大丈夫でござる、充電切れなだけでござる」


ピピピ…充電ガハジマリマシタ。アップデートガアリマス。更新シマスカ?

「ポチポチっと、はいオッケーでござる」


「なるほど充電切れねー!いや!こいつ一体何なんだよ!」


少し充電できたのか、ロッドが言葉を話し出す。


「・・・ます、魔王様、き・・・」


「魔王様、勇者が近づいています。」


「・・・・えええ?!」

手品で使われる杖は、呼び方により長さなどが違います。


ウォンドは手に持てる、いわゆるおまじないをかけるときに使うようなやつです。


ケーン(ステッキ)は体を支えられそうな長さのやつです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ