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魔王様は手品師  作者: ゆたか
魔界編
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2.魔王様(笑)登場

体を起こすと地面には丸い・・・魔方陣、そして後ろから気配を感じる。


「ふははははは!よく来た、人間よ!私は、ま・・・」


電光石火の指先が、見えない影の鼻に近づく。

握りしめた拳を広げると影の自分物は顔を歪める。


「くっさ!なにこれくっさいでござる!」


野太い声が高くなり、床を転がりまわる。間髪付けず


「あぁん??てめえ?ここはどこだ?ああん?」


「なんでござ、なんなのだ今の異臭は、おえっ」


ハンカチで顔を拭い、少し間を空けた後、声の主の姿が見えてきた。角、牙、羽・・・そして黒い体。人間ではない姿、体は3メートル近くはありそうだ。


「ふははははは!よく来た、人間よ!私は魔王!」


「全部最初からやり直したい性質なんだな、・・・・って魔王?」


驚いた顔を見られて満足しているのか、魔王はニンマリ微笑んだ。


「魔王様、予定通り人間を異世界より連れてきました。」


魔王の後ろから近づく声、あの時の少女だ。


「あ!てめえあの時の!ハメやがったな!・・・って俺なんてハメてどうするんだ?金もねえし脅してもなんも意味ないぜ」


「おっ、そうだった、さっそく本題に入るとしよう・・」


魔王はそういうとすぐさま跪き


「手品を教えてくださいっ!」


・・・と叫んだ。


「えっ?」

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