2/191
2.魔王様(笑)登場
体を起こすと地面には丸い・・・魔方陣、そして後ろから気配を感じる。
「ふははははは!よく来た、人間よ!私は、ま・・・」
電光石火の指先が、見えない影の鼻に近づく。
握りしめた拳を広げると影の自分物は顔を歪める。
「くっさ!なにこれくっさいでござる!」
野太い声が高くなり、床を転がりまわる。間髪付けず
「あぁん??てめえ?ここはどこだ?ああん?」
「なんでござ、なんなのだ今の異臭は、おえっ」
ハンカチで顔を拭い、少し間を空けた後、声の主の姿が見えてきた。角、牙、羽・・・そして黒い体。人間ではない姿、体は3メートル近くはありそうだ。
「ふははははは!よく来た、人間よ!私は魔王!」
「全部最初からやり直したい性質なんだな、・・・・って魔王?」
驚いた顔を見られて満足しているのか、魔王はニンマリ微笑んだ。
「魔王様、予定通り人間を異世界より連れてきました。」
魔王の後ろから近づく声、あの時の少女だ。
「あ!てめえあの時の!ハメやがったな!・・・って俺なんてハメてどうするんだ?金もねえし脅してもなんも意味ないぜ」
「おっ、そうだった、さっそく本題に入るとしよう・・」
魔王はそういうとすぐさま跪き
「手品を教えてくださいっ!」
・・・と叫んだ。
「えっ?」




