第一話 落ちたところは夕焼けの星
「ここはどこ?」
水の星のパーティー会場をワープで抜け出したリィヤ。
その途中で、知らない星の引力に引き寄せられて、こんなとこに来てしまった。
「誰か・・・居ますかぁ〜!」
・・・・・
「居ないかなぁ・・・。」
その時、少し先に人影が。
「すみませ〜ん!!」
「?」
こっちに歩いてきてくれる。
(親切な人でよかったぁ。)
「誰?」
ぶっきらぼうな返事。
「えっとぉ、水の星からワープしたときに、ここの引力に引き寄せられて、こんなとこに来ちゃった訳で・・・。リィヤって言います!」
「・・・。こんなとことはなんだよ。ここは『夕焼けの星』。水の星??すると、おまえは精霊?」
「当たり。でも出身はアースだよっ。てヵ、『夕焼けの星』って星の名前なの?」
「『夕焼けの星』は通称だよ、通称。大体おまえの出身星なんて聞いてないっつーの。」
(ひっどい男!?)
「すいませんでした〜!」
「・・・。こんなちっぽけな星の名前、誰も覚えてないから。」
「・・・・・。」
(この人なりに大変なんだ。。。)
「ま、いいや。おまえ帰れるのか?ここの引力は結構強いから・・・。」
「無理。帰れない。」
「・・・しょうがない。うち来な。」
「え!?」
「ホテルだから。」
「え!?ありがとォ〜!!」
「宿泊料は払ってもらいます。商売だから。」
「ほんと無理っ↓↓。」
「冗談。」
「真顔で言うなッ」
こうして笑いながら少しだけ話した。
ぶっきらぼうな奴だけど、楽しかったかも。。。