第7話 ゲーム開始!
3万PV達成しました!
読んでいただき、ありがとうございます!
昨今、結婚と離婚を繰り返す有名人が増えてきておりますな。
やはり夫婦というものは仲良くありたいものです。
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一樹から誕生日に《Liberty Online》を貰い、キャラメイクを行ってから一週間たった。
本日の午前10時が、《LO》のキャンペーン開始時刻である。
しかしこんな日に早起きをするとは、俺もまだガキだな。
顔を洗ってから居間に顔を出すと、妹の美佳が朝食の準備していた。
この夏休み、なんとうちの両親は2人っきりでアメリカ大陸横断旅行に行っている。
なので兄妹2人の生活だ。
俺も妹を手伝うことにする。。
「おはよう、美佳」
「あ、おはようお兄ちゃん。珍しく早いね。」
「ああ、まあな。」
ゲームが楽しみで早起きしたとは、言えないなー…。
美佳のとなりで皿を出す。
ちなみに美佳は料理上手の自慢の妹である。
俺?
まあ俺は普通かな。
「あ、分かったぁぁあー!。今日《LO》のキャンペーン始まる日じゃんっ!さてはお兄ちゃん、楽しみすぎて早起きしたんじゃないの!?」
バレてるし…。
「おっしゃる通りです。」
「むー。お兄ちゃんってばホント侮れないよね。私が《LO》の話したときは全っっ然興味なさそうだったくせに。あ、お兄ちゃんこれテーブルに運んで。そうそれ。んでさ、ちゃっかり自分だけ初回版ゲットしてるし。」
「だから、一樹からもらったんだって。じゃ、美佳箸2つよろしく。」
「はーい。一樹さんかー…。私も頼めば良かったかなぁ…。はぁ」
「まだ2回目の発売もあるだろ。」
「だって、ゲーム仲間はみーんな初回版ゲットしてたんだよ!3ヶ月でどんなに差が付くか…」
「まあ諦めなさい。じゃ、いただきまーす。」
「諦めきれないのよ…。いただきます。」
俺の目の前で朝食をもそもそと食べてる美佳は、見てくれはかなりの美少女だが、中身はただのゲーマーである。
しかも廃ゲーマーと呼んでいいレベルだ。
中学二年だが、一週間に一度学校に行けば良い方で、ほとんどの場合は家でゲームをしている。
まあ健康には気をつけているようだし、以前学校に行かせようとしたら大変なことになったので今は放置している。
朝食を食べ終え、居間でテレビを見たりしていると、時間が近づいたいたので、俺は部屋に戻った。
《ゴリラ》のバッテリーを確認し、ベッドの上でスタンバイ。
「うし、準備おっけー。」
ダイブしたら一樹と落ち合う予定。
初日だしな。
い、いくぞー
あと5秒。
4
3
2
1
よし、
「リンク、スタートっ!」
んー
これセリフ言ってすぐにダイブできるわけじゃないから、なんか、妙な間が空いて気恥ずかしいです………
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして気がつくと俺は中央に時計台のある広場の片隅になぜかスーツ姿で立っていたのだった。
え?
ナニコレ。
なんでスーツ?
困惑しているとシャラン、と鈴の音がして、視界の端にあるメッセージアイコンが点滅していたのでタッチしてみる。
すると、女神の声が聞こえてきた。
「《Liberty Online》をお買い上げいただき、ありがとうございます!初回生産版ご購入のお客様には特典として防具をプレゼントいたします。あなたのステータス、スキルにあった防具ですので、是非、ご活用ください。では、よいゲームライフを!」
サ、サリーさん。
声だけであなたと分かる俺はキモいでしょうか……。
っ!!
てか、サリーさんからのプ、プレゼントだとっ!?
俺にプレゼント…。
サリーさんが、俺に……。
あ、なんだ。
運営からか。
うん。
ですよねー。
げふんげふん。
少々取り乱してしまったが今の女神の説明からして、どうやらこのスーツが俺へのプレゼントなのかな?
メニューを開き効果を確認してみる。
【ダークスーツ】
防御力:0
魅力:50
耐久:∞
ふむ。
確かに俺にあった防具だ。
耐久が無限なのは、運営からのプレゼントだからだろうな。
しかし、ゲームの中でスーツねぇ。
まあ中のシャツも黒くて全身真っ黒スーツはスタイリッシュではあるが……。
希望としてはもう少しファンタジーなものが良かったかな。
するとまた鈴の音が。
見ると一樹からのメッセージだ。
俺と一樹は事前にフレンド登録しておいたのでフレンドメッセージが飛ばせる。
【インしたら、時計台広場西側入り口にいるからな。早く来いよ。】
せっかちなやつめ。
まあ、約束だし行ってやるとするか。
ご指摘、ご感想お待ちしております。