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Liberty Online  作者: kataasa
5/8

第5話 ステータス

お気に入り登録してくださった方、ありがとうございます!


 何か一つの事に特化するか、それともバランス良くいくか。

 どの分野でも悩んでしまうことですな。




 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆






「では、アバターネームを記入してください。」


 サリーさんの落ち着いたアルト声に促され、俺は目の前のキーボードに自身の名を入力。


「アバターネーム《サクラ》、でよろしいですか?」


 まあ、リアルネームと同じな方が俺が混乱しなくてすむしな。

 本当は個人情報漏洩の危険があるからとかで、リアルネームとは違う名前をアバターにはつけるのが推奨されてるが、まあいいだろう。


 またまた、目の前にでてきた選択肢のYESをタッチ。

 む。

 今度はちょっとしゃべってみようかな。


「アバターネーム《サクラ》、登録しました。次に、アバター外見をカスタマイズなさりますか?」


 アバターはフィッティングによってリアルの体格や顔をベースにはしているが、髪や目、肌の色を変えるのはもちろん、簡単な整形も可能だ。


 んー。

 まあ整形はするつもりないし、整形以外だったらゲーム途中でも変更可能だ。

 カスタマイズは必要ないかな。


 では返事はNOだ。


 よし、ここは俺のクールさをサリーさんにアピールできるように短くシンプルな返答でいこう。


 いくぞ…




「ひっ、必要ありましぇんっ!!」






 …………




 は、はずかしいぃぃぃいっ。

 ありましぇんってなんだ、ありましぇんって。

 緊張しすぎだろ、俺。

 うぅ、しかもサリーさんの前だし……。


 そんな俺に構わずサリーさんは何事も無かったかのように、笑顔で続けた。


「了解しました。ではBP(ボーナスポイント)の配分に移ります。これからのゲームプレイに大きな影響を及ぼしますので慎重にお考えください。」


 女神がおる。

 女神がおるぞ。

 あの醜態を笑って流してくれるとは。


 サリーたんマジ天使。


 ん?

 BPとな。


 どうやら俺がサリーさんをあがめてる間に出現したらしく、目の前にはいつの間にか表のようなものが表示されていた。




 残りポイント:200P


【筋力】:0P

【生命力】:0P

【知力】:0P

【精神力】:0P

【敏捷】:0P

【器用さ】:0P

【魅力】:0P




 ふむ。

 ちょ、一旦電話しよう。


「《Liberty Online》スリープ。」


 俺の言葉と意志に反応して、俺は再びグレーのゴリラ空間へ。


「コール、一樹。」


 そう、この《ドリメイ》は電話機能もある。

 正確には《ドリメイ》自体に通信機能があるのではなく、俺のスマホと同期させてそっちの通信機能を使っている。


 しばらく《呼び出し中》の文字が空間を漂うのを眺めていると、一樹がでた。


「はい、一樹っすー。さくらか?どした。」

「あのさ、今キャラメイクやってんだけど、BPって何。あと、テイムに必要な項目ってどれ?」

「お、さっそく始めたか。いいぞ。説明してやる。」


 ふむふむ。

 おっけー。

 一樹の説明を一通り聞くと、礼をいい、通話を切った。

 やー。

 あいつ便利だな。

 また使おう。


 一樹によると



 BP(ボーナスポイント)とは、それを割り振ることで自身のステータスを決定するポイントのようだ。

 例えば【筋力】に10ポイント割り振れば、俺の筋力は10になる。

 普通はゲーム中のレベルアップ毎に10ポイントずつ貰えるものだそうだ。

 で、キャラメイクのときに200ポイント貰って、キャラの方向付けを行うらしい。


 ちなみに、各ステータスの0ポイント時がだいたいリアルの自分と同じぐらいのもので、別にポイントが0だからといってそのステータスが無い、と言うわけではない。



 そして俺の目指すプレイスタイルである《テイマー》に必須なのは、【魅力】のみだそうだ。


 うし、じゃあ割り振るかね。


 俺はスリープ状態になっていた《LO》を呼び出すと、ステータスを割り振った。





 残りポイント:0P


【筋力】:0P

【生命力】:0P

【知力】:0P

【精神力】:0P

【敏捷】:0P

【器用さ】:0P

【魅力】:200P




 まあ、こうなるよね。




どんなことでも構いませんので、感想をいただけたらとても嬉しいです。

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