第3話 《ドリメイ》?
自分はかなり不定期更新です。書きたいときに書きまくり、書きたくないときは書きません。
家族から誕生日を祝ってもらえるうちは幸せ者ですな。
まあ、自分が祝う側にまわるのも良いものです。
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「えっと《ドリメイ》を充電しながら、《LO》のディスクを読み込ませて………。お、来た来た。データをダウンロードしますか……YESっと。」
あれから。
一樹の家で《Liberty Online》の現物をもらったときは驚いた。
「おい一樹、これ発売前だろ。なんで持ってんだよ。」
「だから伝手でもらったって言ったろ。運営側がくれたんだから、発売日関係ないだろ。」
な、なるほど。
ちょっと驚いた自分が恥ずかしい。
「ちなみに正規の発売日は3日後で、キャンペーン開始はちょうど一週間後らしいぞ。」
「ん?発売日からキャンペーン開始まで4日も待たせるのか?」
「まあ《ドリメイ》新しく買ったやつはフィッティングとかもあるし、あれ丸1日つぶれるからな。余裕持たせてんだろ。」
「ふーん。そんなもんか。」
「そんなもんだ。」
《ドリメイ》とは正式には《ドリームメイカー》と言い、3年前に登場した世界初のフルダイブ対応ハードだ。
今のところフルダイブ対応ハードは《ドリメイ》しか存在しないため、フルダイブ型のソフトを遊ぶには《ドリメイ》を使うしかない。
もちろん《ドリメイ》自体が3年間進化していない訳ではなく、小型化、軽量化されたバージョンアップ版をこの春に発売済みだ。
俺は3年前にすぐ買ったので、かなりゴツい奴である。
名前もつけたぞ。
ズバリ《ゴリラ》だ。
ゴツいからな。
お。
気づけば15時をまわってるな。
まあ14時に学校をでたから妥当なとこか。
「一樹、《LO》ほんとありがとな。ほんとはもっと居たかったんだが、そろそろ帰るよ。」
「あぁ、構わんぞ。何かあんのか?」
「まあ、17にもなって恥ずかしいんだが、今日は家族が祝ってくれるからな。主役が遅れる訳にはね。」
「そっか。じゃ、またな。早めにデータダウンロードとキャラメイクはしとけよ。じゃなきゃキャンペーン始まってすぐにゲームに入れないからな。」
「あいよ。じゃーほんとありがとな。」
んで、家に帰ったって訳だ。
で、誕生パーチーが始まるまでにはとりあえず《LO》のデータダウンロードを開始することができた。
パーティーは……
サクッとカットでいいよね。
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お、データダウンロード終わってる。
まだ寝るまでに時間あるしキャラメイクまでやっちまうか。
説明書によると、キャラメイクもフルダイブして行うらしい。
俺が前やった他のVRMMOはパソコンでもキャラメイクはできたが……。
まあどっちでもいいか。
ベッドに横になり《ゴリラ》装着!!
いくぞっ
「リンク、スタートっ!」
……
ちなみに最後のかけ声は必要ない。
本来は《ドリメイ》の電源を入れて、横になって待ってるだけでよい。
まあでも………この気持ち分かるよね、みんな。
もう少し1話の分量が長いほうがいいでしょうか?