事件
おはにちは!サスケだよ!
最近“俺にしか見えない”チビッコがチョロチョロしてて鬱陶しい。
姫様は心当たりは無いと言ってる。
精霊ってモノはいるけど、ソレを見るスキルで見れなかったから精霊ではない。どうでもいいけど、精霊を見るだけってとんでもないゴミスキルだよな。
妖精の類いは読んで字のごとく妖しい精霊、つまり魔物に分類される精霊なんだそうだ。
なんつーか、残念だ。
で、この正体不明の幼女は何がしたいのか…
ただチョロチョロしてるだけだからどうにもならん。
言葉も話さなければ、行動でも示さない。
付かず離れずで彷徨くばかりだ。
常にニコ〜っとしてるのがなんか不快だ。
まぁ、そんな異常に気をとられてる場合じゃない。
最近の日課になってるトレーニングと諦めの悪い御偉方の対応とでかなり疲れてんだ。
何もない時間くらいはゆっくり休ませてもらう。
俺が触手なんか使えないっていうか、使えるようにはなりたくない!
と考えていたのがなんかしらの誤解を招いたらしく、姫様が毎日マッサージをしろと言ってきたのが始まりで、かなりアレなトレーニングをしてる。
御偉方の相手をするのより精神が磨耗してる気がする。
だから、何もない時間は最近の俺にはかなり大事な時間になっている。
だが、今日はこれまでとは違っていた。
あの正体不明の幼女がいきなり俺に飛び付いて来やがった!
いきなりぶっ飛んだ(ように見える)俺を見た姫様が唖然としてる。
さらに、こいつは俺の身体を喰いやがった!
いきなり消滅した(ように見える)俺を見た姫様が悲鳴をあげた。
俺は言い知れぬ喪失感にみまわれながら意識を手放した。




