第1話
その日はとても暑く小五郎の仕事も珍しくなく暇な日だった。
俺と蘭はテレビを見ながら時を過ごしていた。
蘭
「あっ、コナン君!そういえば今年海行ってないねぇ〜」
コナン
「そうだねぇ〜。おじさんの仕事が忙しかったから出掛ける暇なかったもんね〜。」蘭
「そうだ!コナン君、博士に何処か連れてってもらったら?」
コナン
「蘭姉ちゃんは行かないの?」
蘭は残念そうに、
「私は部活あるし、お父さんも心配だから行かないのわ。」
コナン
「そっか…。」
と、その時コナンの携帯が鳴った。
コナン
「僕ちょっと電話出てくるね♪」
と、コナンは自分の部屋に入っていった。
************コナンの部屋
コナン
「はい、もしもし。」
??
「おう!工藤かぁ?!俺や!服部平次や!元気しとったか?」
コナン
「なんだ、服部かよ。
で、今日は何の用だよ?」
平次
「なんだとはなんや?!まぁええわ!今夏休みやろ!?せやから俺と和葉と工藤とあの姉ちゃんで旅行しに行かへんかぁ??」
コナン
「ずいぶん急だな!俺は別にいいけど蘭は部活あるから無理なんじゃねぇかな?」
平次
「ほなちょっとあの姉ちゃんに変わってくれへんか?」
コナン
「じゃ、ちょっと待ってろよな!」
コナンは携帯を片手に部屋を出た。
蘭
「あら?コナン君電話誰からだったの?」
コナン
「平次兄ちゃんだよ♪なんか蘭姉ちゃんに変わってほしいんだって♪」
蘭
「服部君が?なんだろ?………………はい、もしもし。」
平次
「お!姉ちゃんか?今度俺と和葉と工藤……あの坊主と旅行行こ思うねんけど、姉ちゃんも行かへん?」
蘭
「え?私部活あるし、お父さんも心配だからいけないわ…。」
平次
「おっちゃんの事は心配せんと、行こうやないけ!部活休みないんか?」
蘭
「金曜日から休みだけど…」
平次
「じゃ決まりやな!ほな俺らは金曜の朝一に東京に着くようにこっち出るから!迎えに来てや♪詳しくは金曜教えたる!ほなな!」
平次は一方的に話を進め電話を切った。