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緋色の蒼玉(スカーレットサファイア)  作者: ひまぴん
第一章:はじまりの大地ナゼダス
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第2話:ここはどこ

「ん………なにこれ!?」


目の前には、私が見たこともない、まるでゲームの世界のような景色が広がっていた。空は綺麗な群青色で風がちょうど良くてきもちがいい。木々は生い茂って葉がひらひらと舞っている。


「まさか異世界転生ってやつ!?……いやありえないありえない」


とりあえず近くの町に向かいたいけど、すごい高い崖の上にいて、降りるのだけで苦労しそうだ。でも、ここから見る景色はとても美しく、しばらく見とれていた。


にゅるるん


「え、スライム!?本当に異世界に来ちゃったの!?」


にゅるるん


「と、とりあえず装備も何もないけど、スライム倒せるかな」


ドゥクシ!


にゅるるん


丸いフォルムの水色のスライムはちょっとひんやりしている。ずっと触っていられるくらいだ。


「すごい弾力!私のドゥクシをくらっても倒れない。まあ倒れるわけないか」


にゅるんっ!


スライムが突然こちらに飛びかかり、体当たりをして攻撃してきた。やっぱりちょっと冷たくてきもちいい。


「いてっ…ちゃんとダメージくらうんだ」


チュドーン!


「!?!?」


初めて聞くような巨大な音を立てながら突然、目の前のスライムが爆散した。


「君、何者?」


スライムが爆散してまもなく、私の目の前に女の子が現れた。彼女はこちらを覗くように見ている。こわい。


「答えて〜、じゃないと君のことを殺さなくちゃならないから」


淡々とした口調で彼女は言った。なんでこんな状況になっているのかよく分からないしこわいけど、殺されたくないから答えることにした。


「凛音です…」


「リンネ……どこからきたの?」


「自分もよくわからなくて、死んだはずなのに急にこの場所に来たんです」


彼女は首を傾げて、斜め上を見ている。


「死んだ…?とりあえず、武器とかは持ってないね。疑ってごめんね〜」


警戒を解くように彼女は爆散したスライムの方へ目を向けた。どうやらスライムの液体を採取しているようだ。


「なにか私に怪しいところがありましたかね…?」


彼女は私の目を見て話し出した。


「あー、最近ね、この場所で民間人の死体が増えてるんだ。犯人探しで君を見て、近くの街では見ない服装をしているから疑っちゃった。けど、転がってる死体の傷を見ると、共通して()()()()()()()()()のが分かっているんだ。でも、君は大剣も何も持ってないから違ったみたい。あ、タメ口でいいよ〜」


あまりにも物騒すぎる話だ。そしてこの女の子に聞きたいことが山ほどあって、どれから質問すればいいのか分からない。でも最初にすべき質問はあれだ。


「ねぇ…」


「ん、どうしたー?」


「ここは…どこなの?」

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