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【第6章】次に会うのは、デイジーの咲く頃 第1話

「……にゃおぉーん……?」


艶やかでスラリとした体型。ピンと伸びた尻尾をくねくねと波のようにくねらせながら、ゆっくりとわたしに近づいてくる。


(えぇぇ……)


恐々身構える私をよそに、ひざ元までやってきて、コツンッ……と膝頭に頭をぶつける。


「あははっ! ご挨拶よ? それ」

けらけらと春おばちゃんがキッチンでお皿を拭きながら笑う。


「えっ……? 挨拶なの?」

「そうよ。歓迎されてるみたいね。良かったじゃない!」

「……」

「……嫌いな人には、寄り付かないからね。この子」

「……そうなんだ」

「うん。猫ちゃんってね、正直なんだよ」

「へぇ」

「……人間と……違ってね」


ちらりと視線を落とすと、純粋な瞳でまじまじとわたしの顔を見つめる黒猫。


「か……可愛いね……この子」

小刻みに振るえる人差し指で、そっと頭に手を添えた。


(うわぁ……ふっさふさ……)


おばちゃんの家に来てから……横浜では体験したことないことばっか。


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