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【第5章】大きくても小さくても命だよ 第20話

黒猫ちゃんがお家に帰って、1週間。

わたしの心には、ぽっかり大きな穴が空いていた。何をしていても、ぼーっとしてしまうし、たまに……誰もいない時に、家で涙が出てくる。


夕方のオレンジ色の太陽がまぶしい時は、特にサイアク。


いつの間にか、黒猫ちゃんがいたエアコンの下を見てしまう。

でも、そこには黒猫ちゃんはいない。


お兄ちゃんもあんまり外に遊びに行かなくなったから……やっぱりショックだったんだと思う。あんまり懐いてなかったけどね。黒猫ちゃん。


「いるわけないよね」と思いながら……夜の8時になると、こっそり窓の外を眺めていることは、恥ずかしくて誰にも言っていない。


真っ暗になった外。

向かいの「ひらや」を見ていると、初めて黒猫ちゃんを見つけた時のことが蘇ってきて、またわたしは泣いてしまう。


(……はぁ)


お兄ちゃんと同じで、ため息ばっかついて……ぼんやりとしている。


「2人とも、ちょっと来なさい」

ベッドでごろごろしているわたし達に、お母さんがリビングに来るように声をかけてきた。


「何?」

「いいから。こっち」

「はぁい」

スマホで動画を見ているお兄ちゃんに声をかけて、わたし達はリビングへと向かった。



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