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【第7章】やんちゃな彼氏は、子猫で更生! 第1話

(あー……っ……くそが……!)


負けた。


(くそっ……)

(真美子に何て言や良いんだ……)


俺は薄い長そでを乱暴にまくりながら……鼓膜が破れるほどの音楽を背に、自動ドアから薄暗い外に出た。


「……はぁ」


10月の夜は、まだまだ暑い。


胸の小さなポケットに無造作に入れてある煙草。1本取り出し、ため息をつきながら火を付ける。


(……)


細く揺れるように輪っかを描く、白い煙。サーッと秋の風がかき消していく。


(10……20……)


俺の頭の中は、通帳に残っている金。そして家のタンスに入れてある現金のことでいっぱいだった。何度数えても、増えることはない。


「……はぁ」


朝起きた時には……全財産30万円あった。今日のパチンコで10万円増えて、40万円になるはずだったのに、夜9時になると5万円減って……全財産は25万円になってしまった。


ガン!と増えることはなく、じわじわと減っていく金。


(……どうすんだよ)


ぽいと灰皿の水に煙草を投げ捨てて、俺は車へと向かって歩いた。





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