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砲撃の獄艦  作者: 樽宮銀
14/19

12話 艦長

囚人】

囚人番号4番 レイ・アレス

囚人番号5番 ミヤビ・エイレン


囚人番号6番 ヴァンス・ビルーズ


囚人番号2番 ソーヤ・ラーバン 

囚人番号14番 リーバ・イマムラ 

囚人番号16番 ユウヤ・スジミ


獄艦 12話


 部屋に隠された小型カメラを見つけた後の僕たちの行動は早かった。まず、ユウヤさんは部屋に戻り同部屋の囚人に説明、その後カメラを破壊。

 レイは9,10番さんの部屋へ行きカメラを破壊した。カメラを破壊すれば必ず看守側にバレてしまう。

 まぁ、その辺の言い訳はつまづいただの適当に誤魔化せばいいだろう。1番の問題は、作戦が完全にバレてしまうこと......

(一体どの程度バレているのか......まずいなぁ)

 設置されていた小型カメラを見る限り、音声録音機能はないように見えるが......音声が抜かれていない限り、何かを企んでいることがバレても、作戦の詳細までは知られていないはず。

 後は今日の飯の配給時、そして就寝前の点呼にどうなるのか......


「ミヤビ?いるか?」

 レイが1人で部屋に戻ってくる。

「あれ?ユウヤさんは?」

「あー、ユウヤさんなら部屋に居ておくらしいぞ。とりあえず、明日の日程がわからない限り決行するタイミングも決めれないしな」

「そうだね。じゃ、一旦はゆっくりできるのかな?」

「そうだな......どうする。これから」

「......脱獄は計画していることは、十中八九バレているだろうね。ただ......」

「ただ?」

 以前イマムラさんが言っていた。この艦は20日で目的地に到着すると。あと1週間以上もあるというのに、この艦に居続けるのは厳しいのではないか。

 そんな考えが頭をよぎる。

「ただ、難しいだろうね。最悪、僕たちは処刑かも?笑」

「......っだよなぁ〜。これでユウヤさんの逃走なんてバレたら......はぁ。どうすれば」

「ま、なんとかなるよきっと!あのときみたいにね。」


___________


数ヶ月前


 僕とレイは窮地に陥っていた。ビルとビルの間の路地裏。十字路のようになっている隙間の真ん中。

 右にはあからさまに仕掛けられた罠。左、そして僕たちの後ろには追ってが計4人。

 そして正面には......

「やぁ。こんにちは」

 ニコッとした笑みを浮かべ、僕らに手を振る。その笑みの奥には、ピエロのような狂気な笑顔が浮かんでいた。


__________


コンコンッ

 僕らの部屋の扉がノックされる。その音と同時に扉が開き、看守が1人部屋と入ってくる。

「囚人番号5番。こちらへ」

「なんのようでしょうか?」

「余計なことを言わずについてこい。お前を呼べとの命令だ」

「そうですか......なら。またね!レイ!」

「....あっえ?俺は???」

 レイの頭の上には?が無数に浮かんでいた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


3階 看守フロア


 囚人フロアや客室フロアとは変わり、無機質で、何かの研究室のような間取りになっていた。

 ただ、不思議なことに。誰1人、廊下を、歩いているものはいなかった。囚人フロアの清掃作業に向かっているのもあるだろうが。ここまでいないのは不自然だ。

 今思えば、俺たちが見たことあるのはたった2人の間看守だけ。

 しばらく歩くと、階段から遠く離れた場所には大きく高級感のある扉が置かれていた。

 その扉には【艦長室】という文字が刻まれていた。

「ここだ。俺は入ることはできない。自分1人で行け。」


 僕は扉を開け、部屋や中に入る。そこのは、ドラマに出てきそうな社長室のような空間があった。机の上のネームプレートは伏せられており。

 机の向こうには、僕に背を向け大きな窓の外を眺める男が座っていた。

 体型はそこまで大きくなく、華奢なようにも感じられる。

 そして、その男は回転椅子を僕の方に向け。その顔を見せた。

 大きなローブの下には僕らと同じ囚人服、胸元には【2番】の文字。

 気味の悪い笑顔した彼は、聞き覚えしかない、嫌な声で僕に話しかけた。


「やぁ。ミヤビ......いや。No.7くん」


つづく。

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