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さあ、花道に立ちましょう  作者: リレー小説
4/9

台本

 桃蓮です。ちょっと短いでもです……。

 余談ですが、作中に出てくる裏方と言うのは役がない、照明や音響をやる人の事です。そして、ピンスポと言うのはピンスポットの事。舞台上の人物一人は照明側から照らし、丸く灯りをつける……みたいな感じです。ピンスポは専門の裏方が一人いないとできません。

 では、「さあ、花道に立ちましょう」お楽しみください。




「……なぁ、台本、そろそろ決めた方が良くね?」

 いつものように腹筋をしていた一同に、時雨が声をかけた。

 時雨は元々運動神経がいいので、恵介や影、それに汀のような運動オンチの遅い腹筋が終わるのを待っていたのだ。

「……台本か」

 ワイシャツを第2ボタンまで外した夕輝が呟いた。ちなみに、かなりエロい。いつもは胸を隠すためにサラシを巻いている夕輝だが、演劇部にいるときだけはサラシを外しているのである。まぁ、本来も汀に比べたら小さいは小さいが、やっぱり夕輝特有の色気をまとっており、かなりの色気が出ている。と言ってもそれが日常茶飯事と化した演劇部は、そんな夕輝もスルーだ。

「でもあれ、ピンスポとか使っちゃダメだろ? 照明と音響だけじゃねぇと。……って言っても、最低限頑張ったとして、役は四人だな」

 裕太が指をおりながら言う。

 裏方は最低二人にしなければ人員問題がかかせられてしまう。四人でも少ないのに――汀は頭を抱えた。

 そうしていると、彰が口を開いた。

「そうしたら創作台本とかどうですか?……僕、お話作るのなら得意ですよ」

「あっ、それいいな、創作台本!」

 影の案に恵介が同意した。汀も頷き、皆同意を示した。が、夕輝だけがふと、胡坐(あぐら)をかきながら言う。

「でも、創作台本つっても、四人はきついだろう」

 夕輝が頭を抱えた。そうだよな、とまたしても沈黙が部室に響いた。

 途端、汀がふと言った。

「監禁もの……」

「は?」

「物騒な事をいきなり言うな!」

 夕輝が振り返り、時雨は汀につっこんだ。汀は手を合わせて言った。

「そうだよっ! 一空間に閉じ込められた四人がいれば、部外者は入ってこないよ! そして、四人の中に犯人が居れば完璧!」

 汀がキラキラした目で同意を求める。唖然とする他のメンバーの中で、裕太はそうだな、と頷いた。

「じゃあ推理物? 影、書けるか?」

「誰かが宿題をやってくれれば明日までには」

 影がいたずらっぽく笑った。それに一瞬凍りつく一同だが、すぐに影のかばんをあさり始めたのだった。






 次は逆さまの蝶様です。



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