異世界転移乃至転生の場合の対処について(佐川探偵事務所 甲種対処マニュアルより抜粋)
原因の即時特定が可能の場合
一人でその状況に遭遇した場合はその場を動かず応援を呼び、応援到着までの間に転移先の座標特定を行う。
転移先の座標が異世界であった場合は日本術師協会に報告し、甲種強行突入装備品を装備して術式を用いて転移。
転移被害者の保護を行い、そのまま地球に帰還する。
地球上で日本国内であれば警察に連絡、指示を待つ。
異界であった場合は乙種強行突入装備品を装備し、術式を用いて転移し追跡、保護対象を保護した後はすぐに帰還する。
ただし、転生の場合は混乱をきたすため転生先の世界から連れ戻すことは不可能である。
また、異界に転生した場合も同様に連れ戻すことは不可能だ。
その対象者が死んでいるのだから。
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原因の即時特定が不可能の場合
まずこの場における原因が特定不能の異世界転移乃至転生とは、上位存在(神及びそれに相当する存在)による介入ないし人為的影響を受けずに異世界に転移乃至転生した場合を指す。
この為、対象者の座標の特定はほとんど不可能である。
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甲種強行突入装備品(人間用)
重要 銃器については主要装備、副装備の二つを携行する事。
主要装備、機関拳銃(M9ARMS)ないしカービン銃(M4)。
副装備、小型拳銃ないし大型銃剣。
服装は安全帽、作業服及び安全靴、手袋は滑り止め付き軍手、各種プロテクター。
甲種強行突入装備品(妖怪用)
主要装備 大口径機関砲(M2重機関銃)、ないし軽装甲目標用ライフル銃(例、L39対戦車ライフル)。
副装備 大口径拳銃(M1911、ないし) 及び大型銃剣
服装は同じく安全帽、作業服及び安全靴、手袋は滑り止め付き軍手、各種プロテクター。




