戦闘集団の活動記における、2024年の日本
警告。本作品は完全なフィクションです。本小説の内容を真に受けないでください。
2024年1月。日本国内にて、外国人による犯罪増加。しかし、殺人、強姦等全ての事件は不起訴。
これに対し、国民の殆どが西日本から東日本に移動。西日本に残っているのは、日本国の転覆を目論む海外のスパイのみとなった。
同年4月、ロシア、ウクライナ戦争終結。ロシア側は一転して軍縮。国家予算の殆どを人口石油などの技術開発の為に投入。また、旧ソ連領に駐在していた部隊を国内に呼び戻した。
同年6月、日ロ友好条約締結。この条約において、日本はロシアから樺太島、千島列島、北方四島が返還された。また、官民共に技術、人材含めた交流も加速。米国は日本政府に抗議したものの、日本政府は内政干渉であると一切の批判を受け付けなかった。
同年8月、中華民国が中華人民共和国と戦争状態に突入。自衛隊は尖閣諸島周辺の警戒の為、護衛艦4隻を派遣。米軍も原子力空母などを派遣した。
同年11月、中華民国、中華人民共和国、停戦条約調印。仲介国はトルコ。東南アジア諸国も戦火に呑まれかけていたため、比較的場所が離れており、なおかつ直接的関与がなかったトルコが仲介国として選ばれた。
米国は原子力空母を派遣し、なおかつ戦闘に直接かかわっていたため完全な当事国であった。
また、日本も護衛艦”ゆうだち”が中華人民共和国海軍の大型潜水艦を撃沈するなどしていたため、こちらも当事国である。
同月、日本国は東西に二分された。
西は完全な外国による植民地化がなされ、日本人は基本的人権を剝奪された。
この為、西日本国内では日本人を強姦しても、その上で殺害しても罪に問われない国家となった。
また、日本人が外国籍の人間に少しぶつかっただけでも、死刑に処される国家となっていった。
変わって東日本は、国籍に関わりなく日本国の法によって裁かれる国家となっていた。
それは友好国である米国に対しても同様であり、米国は度々抗議してきた。
しかし、日本はこれに対し反論を行い、米国の口を完全につぐませた。