俳句 令和初期世相風俗詩
俳句です。
小説家になろう公式企画「俳人・歌人になろう!2023」用の作品です。
小説家になろう公式企画「俳人・歌人になろう!2023」用の作品です。
春
手にカメラ花絨毯の午後ひとり
2023/11/26 00:59
(改)
ガラス玉春の川辺に一つあり
2023/11/26 01:11
鶯のひと鳴き朝の風微か
2023/11/26 01:22
砲火の残響キエフの花散らし
2023/11/26 01:36
雪溶けの朝や水溜りの雲や
2023/11/26 02:16
夏
五月雨や母の手紙の字に染みて
2023/11/26 02:27
水面割り 薄暑切り裂く ブルーギル
2023/11/26 02:34
水清し蛍探しの芭蕉園
2023/11/26 02:45
さよならの向日葵 黄色 黄色 黄色
2023/11/26 02:54
ラジオから夕暉に溶けるジャズピアノ
2023/11/26 03:05
(改)
秋
県庁のルフィに銀杏の影 爽か
2023/11/26 08:00
背に視線 逢魔刻を案山子あり
2023/11/26 09:00
飛行機を描き足す 華奢な背に蜻蛉
2023/11/26 10:00
秋高し 旅人を追う犬二匹
2023/11/26 16:21
道着から湯気 やりきって秋惜しむ
2023/11/26 16:27
冬
出迎えは星の入り東風 鞠智城
2023/11/26 17:00
冬銀河へと溶け込んでゆく 打球
2023/11/26 17:24
(改)
冬ざれの逢瀬 36.5°
2023/11/26 17:32
くちづけの余韻 肩越しの寒月
2023/11/26 17:47
豪雪の報せ先祖の墓遠し
2023/11/26 19:26
正月
愛し人 ただ幸あれと 初詣
2023/11/26 20:06
年賀状 君の名前の字の丸み
2023/11/26 20:19
(改)