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下校中の自分  作者: ナデナデ
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語る

学校終わり、校門の前に立ち、ポケットからコンビニで買った1000円ちょっとの安いイヤホンを出す。そしてイヤホンの先端のプラグをスマホにさす。


カチッとスマホにさす音が好きだ。誰かわかってくれるだろうか。


絡まったケーブルをほどき、左耳にイヤピースを入れる。ゆっくり入れるときの、ゾゾッとする感覚はこそばゆい感じで、たってしまいそうになる。


深呼吸して、たってしまわないよう落ち着いてから、右耳にもイヤピースを入れる。右耳はたたないよう、スッと入れる。


両耳にイヤピースを入れると、これまで居た現実世界は変わる。周りの音は聞きづらくなりなり、顔を揺らしたときのケーブル服があたる音がよく聞こえるようになる。その感覚は言い表しにくいが好きだ。


そんな感じイヤホンをつけてる自分の感覚を実況していたが、そろそろ校門から歩き出さなければいけない。そうしないといつまで経っても家に帰らない可能性があるからだ。帰りたくもないが。


「そして左足を前に出す」

そんなことを呟きながら、右足を前に出して歩き出す俺はスマホを見ている。何をしてるのかというと、何を聞こうか探しているのだ。動画配信サービスの録画機能で録画してきたアニメを見るか、musicでダウンロードをした音楽を聞こうか迷っている。


気持ち的には音楽を聴きたい。なぜなら...そうだからだ。だが、アニメも見たい、というか見なければいけない。学校に通う僕からして、毎期30近くのアニメを見るのは大変だからだ。だから家に帰る途中でもアニメ見ないといけない。


動画配信サービスで契約してる別に良いじゃないかという意見がある。だがそれではどんどん後回しにして、見なくなっていしまうんだ。だからはそれは避けたい。


それなら、アニメを見る本数を減らせば良いじゃないかという意見もある。俺はなるべくアニメ放送直後のみんなの反応も見たいから、それに関しては仕方がない。まとめサイトがあるという意見もあるがそれを探すのは面倒だから、なるべく早くサイトに入れる最新の記事で見られるように放送してから1.2週間以内に見るのである。


無駄なことをじっくり語ると疲れる。

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