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喪女 華恵さん  作者: 黒楓
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有休の使い方②

 深山酒造場の生産量は750石余りで……規模としては小さな酒蔵だ。にも関わらず(あるいはそれ故に?)「全量を純米大吟醸にする」との方針へ転換して今年で3年目! 酒質の向上と共に着々と売り上げを伸ばしているとの事!

 業界が全体的には低迷している中で特定名称酒については増加傾向にあるとも言われてはいるが……深山酒造場の伸び率はそれを大きく凌駕している!

 この元気な酒蔵をぜひ! 見てみたい!!

 下卑た吞助ではあるが……私のこの熱意が『蔵元ご夫婦』に伝わり、深山酒造場の蔵見学ツアーの企画を立てる事ができた!

『地酒処』と『桝屋酒店』からの声掛けで18名から参加希望があったが……マイクロバスの正座席数がおおむね20席らしいので、もう一声、欲しいところだ。

 そんな話を連日の様に地酒処で(もちろん飲みながら)しているので……久美子ちゃん(食い子ちゃん)との女子会がご無沙汰になってしまい、とうとうカノジョのほっぺがお餅の様に膨れてしまった。

「センパイ! ここの所、つれなさ過ぎです!!」

 カノジョのほっぺがパチン! と弾けるのを目の当たりにして、さすがに申し訳なく思い……「ゴメンね! 今日、『地酒処』へ行くんだけど、あなたも来る?」と誘うと、カノジョはあっという間に帰り支度を整えた。



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