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いらない

作者: .

扇子がいるのかどうかは

わからなかった。

明日も明後日も、風流には縁など

ないのだから、

扇子はいらないと言っても

いいぐらいだった。

そんなもんいらーんでも良かった。


何を求めているのかなど、

誰にもわかりようはないのに、

わかってもらいたいなどと。


いつでも文字を送れるようになって、

ほんとうの文字には、

たどり着けなくなったのに、

何かを書いてみようなどと。


誰もが気ままに活字を生み出して、

活字が服を来て歩き出している。

決められた正解なら、

得意げに語れるようになっている。


扇子を持って過ごしてみたい。

それぐらいの時に出逢えるなら。

答えの見当たらない町中で、

体の震えが汗になっている。


扇子だってあればいい。

ほんとうにあれば、

それはそれでかまわない。

ただ、明日も明後日も、、

たぶんいらない。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 自分の本当の気持ちを言葉に出来ている人はどのくらいいるのでしょうか。 一見きれいな言葉を並べているだけかもしれません。 私は自分の文章は子どものようだと思います。 でも、嘘はついてい…
2019/08/27 01:23 退会済み
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