表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

いらない

作者: .

扇子がいるのかどうかは

わからなかった。

明日も明後日も、風流には縁など

ないのだから、

扇子はいらないと言っても

いいぐらいだった。

そんなもんいらーんでも良かった。


何を求めているのかなど、

誰にもわかりようはないのに、

わかってもらいたいなどと。


いつでも文字を送れるようになって、

ほんとうの文字には、

たどり着けなくなったのに、

何かを書いてみようなどと。


誰もが気ままに活字を生み出して、

活字が服を来て歩き出している。

決められた正解なら、

得意げに語れるようになっている。


扇子を持って過ごしてみたい。

それぐらいの時に出逢えるなら。

答えの見当たらない町中で、

体の震えが汗になっている。


扇子だってあればいい。

ほんとうにあれば、

それはそれでかまわない。

ただ、明日も明後日も、、

たぶんいらない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 自分の本当の気持ちを言葉に出来ている人はどのくらいいるのでしょうか。 一見きれいな言葉を並べているだけかもしれません。 私は自分の文章は子どものようだと思います。 でも、嘘はついてい…
2019/08/27 01:23 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ