表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ステップガ―ルとワイバ―ンの領主  作者: 六葉翼
【エルフィン ナイトの章】
21/24

【聖夜のエピローグⅡ】

クリスマス編連続掲載ですヽ(・∀・)ノロンドンの魔女のクリスマスヘようこそ!では始めます(〃^ー^〃)



幼い頃にバブシカという魔女と出会い、私は彼女

の弟子となった。


彼女は弟子となった私に、同じテーブルの席に着くように言った。


そして美味しい食物や、温かくて清潔な寝場所と、何より大事な魔法使いの学びを与えてくれた。


彼女は私に、出会ったその日のうちに、新しい名前をつけてくれた。


キルシェ…それは桜の花。キルシェ バウムとは異国の言葉で桜の木という意味。


私が魔女の師と暮らした屋敷の庭には、古い桜の木が一本あってさ。


師は私にその名をつけてくれたんだ。


私の師はとても花が好きな御方でね。


まず屋敷を建てる前に、その桜を見つけて、それがとても気に入り、そこに自分の棲家を構えることにしたのだ。


彼女は私にそう話して聞かせてくれた。


「だからこの家に来たお前に、私の好きな花の木の名前をやろう。花の名前もいいけれど、花は木よりも儚いからね」


私の名前はこの国の言葉じゃない。


私の先祖が生れ暮らした国の言葉だ。


その言語は、魔法に使われる古代の文字と同じ場所で生れ人世に流れたと聞く。


だから魔法使いの名前には相応しい名前なのだと。師は私をひと目見ただけで、そんなこともすぐにわかったようだ。


「この花はとても強い花だ。冬の寒さにも、風にも雨にもけして花を散らさず、どの花よりも長く咲き続ける。そんな花さ。どうだい、キルシェ バウムとは、あんたに相応しい名前じゃないか」


私は大層誇らしく、すぐに誰かに自慢したかった。けれどそれは魔法使いや魔女となった者には許されないことだ。


命とりになるからね。


モート…お前の生まれた国に私の名前と同じ桜はあるか?



宴はまだ続きます(〃^ー^〃)次回も御出席頂けたら幸いです(〃^ー^〃)お読み頂きありがとうございました(六葉翼)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ