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第五話 花の名前

「ねぇ。。。。みんなさ(何かぜ)とか(何ゆき)っ名前が多いんだけど船としての名前以外で可愛い名前を欲しいとは思わなかったの?」


それは朝の課業が終わった後

護衛艦こんごう内部にある一室でパソコンをいじっていた粉川の質問だった

部屋の中にはいつものメンバーが揃っている


(こんごう)(しまかぜ)(むらさめ)(さわぎり)そしてコック姿の(いかづち)


ちなみに

この部屋は「艦魂」でなければ入ることの出来ない部屋で

粉川が初めて乗船した時にココに入れたのは「艦魂」を見ることが出来たからであり

本来「あるべき部屋」ではないそうだ

だから彼女たちが馬鹿騒ぎをしていても誰に咎められる事もないわけだ

とわいえ,そもそも見ることが出来なければ咎めようもないのだが


部屋の中は至ってシンプル


真ん中にテーブルが一つにイスが6つ。。。本来は5つだったのだが粉川が入った事で1つ増やした

入り口近くに観葉植物が3つ並んでいて,これは(むらさめ)が「貰ってきて」置いているらしい

曰く「自然がないと落ち着かない」

となりにはハンガーフックが,かけられており「雨衣」などがかけれるようになっている

向かって窓側。。。


なんとイージス艦こんごうの艦内にあるのにココでは海を見渡せる窓がある

本来「舷窓」を持たない護衛艦なのに。。。

どういう原理かは謎。。。。

その窓下に小箱があり側面に(さわぎり用)と書いてある。

スケッチブックや色鉛筆。。本が少し入れられていて(しまかぜ)曰く散らかさないように管理箱という事らしい。。。まるで(さわぎり)の扱いが「幼稚園児」

となりの本棚には大半が料理の本が並んでいて

これは(いかづち)の物らしい

残りの一カ所に(むらさめ)の本「強化筋トレ特集」「月間アスリ○ト」(なんだこの伏せ字)

などが置いてある


昼過ぎに集まったメンバーが

各々が色々している中での粉川の質問だった



「名前?カレーで言うならキーマとか?」

「それは種類」

完全にボケた(いかづち)に

以外と素早いつっこみの(しまかぜ)

この面子では長女的存在である(しまかぜ)はまるでOLのような姿,本を閉じると顔をあげた

顔には柔らかなオーバルをもつ眼鏡をかけている姿に粉川の顔は緩む


「いゃぁ。。(しまかぜ)さん。。眼鏡も似合いますねぇ」

「ありがと。。。歳かしらね,目を守らないとね」


彼女はけして目が悪い訳ではないが本や資料に目を通すときは必ず眼鏡をかけるようにしているらしい


「名前ねぇ。。私はこの名前の他に欲しいと思った事はないけど」

「わても(いかづち)でええですよ」

「今晩のおかず」という本をめくっていた(いかづち)はコックの帽子を横に答えた

跳ねっ返りの癖毛を手で触りながら


「雷,撃たれて感電したみたいな頭でっしゃろ!」



言わなくても言いそうだった(むらさめ)が笑いながら(いかづち)の頭をいじる

「ホント!癖毛だよなぁ!!名は体を表す!!そのまんまだ!!」

「ほんなら(むらさめ)だってそやないですか!!そんな黒髪のばしはって。。幽霊みたいやわ!!」



ドツキ漫才の相方むらさめは粗暴な言動とは別に確かに美しい黒髪を持っている

それもかなり長く伸ばしているらしい

普段は後ろで引っ詰めて団子にしてしまうからわからないが,下ろしていたら腰のあたりまであるそうだ


「妖怪村雨〜〜白の着物羽織って柳の下で木刀もって立ってなはれ」

「なんで木刀!!」


それは確かに怖い

たしかに幽霊というより妖怪だ。。。それも武闘派?

柳の下でいったい何を狙っているんだ?


だけど

(むらさめ)はそう「武道家」と言われるほどに体力作りに熱心だ

今朝も一汗流した,シャワーを浴びたまま来たのかタオル持参である

おそらく海自の平隊員の誰よりも筋トレに命を賭けている「スポコン少女」だ

そして服は伝統の海軍セーラー

雨が来ようが,雪が来ようがこの姿だそうだ



「あたいは(さわぎり)でいいよぉ」



作業用青服の手足を幾重にも折って着ている姿

多分何を着てもサイズオーバーのおちびさん。。。。未発達少女さわぎり

折り鶴に執心していたが手を離すとニコニコしながら


「(さわぎりたん)でもいい!」


「げっなんだよそれ!!」

素早い(むらさめ)の突っ込みに怪訝な表情をしながらも(さわぎり)は作業服のポケットから小さな人形を出した

「waveが作ってくれたの!!」

それはUFOキャッチャーでつり上げられる人形に似た小さな人形

手足をパット開いた体の真ん中に護衛艦さわぎりのワッペンが縫いつけられている


「あら。。。可愛い」

「でしょ!!ココ見て!!」

まるで子供の世話をしている様子

(しまかぜ)に興味を持たれた(さわぎり)は人形の背中の方を見せた


「save the Japan Love me SAWAGIRE」


キレイに刺繍された文字

「(さわぎりたん)って船にもたくさんいるのよぉ!!」


粉川も乗り出して見た

「可愛いの作ってもらったね〜」

「いいでしょ!!」

はしゃぐ(さわぎり)の横で呆れていた(むらさめ)は

素早く人形を奪い取ると眺めながら


「最近そういうの多いよなぁ〜〜でっあれだろ。。(さわぎりたん)ハァハァとかやってんだ」

「ちがうもん!!」

(むらさめ)に取り上げられた人形を奪い返して(さわぎり)は頬をふくらませた


「(むらさめ)!ダメでしょそういう事言ったら」

「だってさぁ〜〜最近多いじゃん「萌え」っての?なんでもかんでも「女の子」にしちゃってさぁ〜〜キモイじゃん」

「そら(むらさめ)は可愛ないからイヤなだけなんやろ。。せやけどホントは可愛い(むらさめたん)人形作って欲しいんやろ〜〜」

後ろから事を眺めていた(いかづち)は,人形を見ながら突っ込んだ



「馬鹿こけ!!私のを作るときは逞しいヤツ!!可愛いなんて二の次だ!!筋骨隆々のムッキムキモデル!!」


「そっちの方がキモイわ!!」

粉川は苦笑いした

そんな「兄貴人形」みたいなのが艦橋に置いてあったらドン引きだと




「(こんごう)はどうなの?名前,可愛いのが良かった?」


テーブルではいつも通り(むらさめ)と(いかづち)の取っ組み合いが始まって騒がしくなっている

部屋の中一人だけ窓から海を眺めていた(こんごう)に粉川は話しかけた


「私は。。。(こんごう)で。。。いい」


(こんごう)の答えは何か別の事を考えているようで歯切れが悪い浮かない返事だ


「う〜〜ん,あんまり好きじゃないか?やっぱり花の名前なんかが良いよね!」

「そんな事はない!私は(こんごう)でいい。。。」

顔を覗き込もうと近づいた粉川と逆の方向に顔を逃がして

「僕は花の名前の艦艇があっても良かったんじゃないかな〜〜なんて「常に」思ってるんだけど」

そっぽ向いたまま(こんごう)は答えた


「そんな弱々しい名前の船に日本を守る事はできない」

「そうかな。。艦艇名は通称として,本名みたいに自分で名乗るものとして考えて。。たとえば(薔薇)とか」


「センスねーな」


(いかづち)の首にチョークスリーパーを掛けた状態で(むらさめ)が突っ込んだ

「そうか?。。。じゃ(百合)とかどう?」

顔を背け続ける(こんごう)の反対に回って聞く


「センスないな。。。ホントに」


呆れた顔

「でもさ(こんごう)て硬そうじゃん。。。もっと柔らかい名前のほうがいいって!ソフ○ン見たいなさ」

「。。。。洗剤だろそれ?そんな名前の方がイヤだ」

相変わらず連れなくし

顔を向けようとしない(こんごう)を粉川はねばっこく追い回す

といってもイスの周りを回っているだけなのだが


「じゃ僕が,つけてあげようか!!」

そういうと顎に手を置き次々とこれまたセンスのかけらもない花の名前?のようなものを上げだした

「パンジー,躑躅,ガーベラ」

「バラバラでんがな」

首を締め上げられても突っ込みは忘れない関西風魂の(いかづち)


「う〜〜ん,やっぱ和物がいいかぁ?。。。枇杷とか梨とか」

「うちらは食い物かぁ〜ぁ。。ぁ?」


顔を真っ赤にし,語尾の呼吸も絶え絶えながらもさらに突っ込む(いかづち)に粉川は関西スピリッツをかいま見ながら

「林檎ちゃんってのは?」

笑いながら(こんごう)の顔に向かって指さした



「私は(こんごう)で良いんだ!!私が(こんごう)だと,何か「問題」あるのか!!」

粉川の提案を蹴倒しその場に立ち上がった

いきなりの激怒に粉川は目を丸くして驚き抑えてと手をかざす


「林檎は。。。イヤだよね。。。」

「(こんごう)じゃダメなのか?!!」


「(こんごう)!」

明らかな苛立ち

目を尖らせている姿は。。なのに目が揺れおぼつかない視線の姿に

(しまかぜ)の制止が入った

いきり立ってしまった(こんごう)は周りを見て気まずそうに小さな声で粉川に言った


「(こんごう)でいいんだ。。。別の名前はいらない。。。それだけ」


顔に少しの苦痛を見せながら

粉川は一歩引いて


「ごめん。。。名前気に入ってたんだね。。ごめん」

謝る粉川に一別するとそのままイスに座った

「ごめん」

「もういい。。。わかった」


気まずい空気


「あ〜〜。。。じゃみんな自分の名前が好きなんだね。。良いことだ。。ね」


場を和まそうと手を振って見せた

固まった場に(しまかぜ)は助け船をだして


「最初に貰った名前が一番よ。。赤ちゃんが自分で名前つけるなんて事ないでしょ。。。粉川さん」

「そっ。。。そうですね」

かしこまってしまった





「そういやもうじき入港だろ」


ギブアップ寸前の(いかづち)の首を放した(むらさめ)は壁に掛けてある時計を見ながら

止まってしまった喧噪をつまらなそうに言った

それは合いの手的助け船である事は確かだった



「もうそんな時間?」

(しまかぜ)は手元の(さわぎりたん)人形を(さわぎり)のポケットに返して

「じゃ解散ね。。。忘れ物しちゃダメよ」

その言葉に合わせて(むらさめ)はパッと輝くと一言「じゃ!」と消えてしまった


粉川は腕時計を確認してパソコンの方に歩きながら

思いついたように振り返った


「あ〜〜ねぇ海上保安庁との合同演習でさ。。。。保安庁の船にも「艦魂」っていらっしゃるの?」

「いますで」

ヘロヘロの状態で肩で息していた(いかづち)がテーブルに手をかけながら言った

「やっぱり女の子ばっか!!」

「艦魂は「女」しかおりませんて」


沈みかかっていた粉川はちょっといい顔に戻る(いかづち)の肩をつかんで

「じゃ今夜とか僕の歓迎会やろーよ!!」

「なして?」

料理の本とコックの帽子を手にした(いかづち)

(さわぎり)を返した(しまかぜ)も顔に笑いを浮かべて


「だってさ!僕の歓迎会ってまだやってないじゃん!!保安庁船艇のお姉さん達も読んでさわぎましょ〜よ。。。。ねっ!」


凍ってしまった場をなんとか取り持つような言い回しだが

半分は自分の楽しみを織り交ぜ

努めて陽気に粉川は話した


急に陽気を取り繕う粉川の顔を怪訝な顔で覗きながら(いかづち)は


「こないだやったやないでっか?ぎょーさん艦魂きたでしょ?」

「あれは騙しだろ?」

「失敬な」

テンポのよい切り返しをしたところでコック帽をかぶった(いかづち)は


「でも歓迎されませんで。。。わてら」

困った顔をして見せた

「なんで?」


「合同演習なんてめんどくさい事ばっかやし。。。。「護衛艦隊」は何処に行っても歓迎されませんて」

そういうと一瞬光って消えてしまった

そっけのない(いかづち)の態度に粉川は(しまかぜ)に理由を聞こうと顔を向けた

そこにはもう(こんごう)の姿はなかった

行き場のなくなった顔。。。

口を尖らせて。。。。


「どうして歓迎されないんです?」

(しまかぜ)は眼鏡を外し胸ポケットにしまうと言いにくそうに答えた


「護衛艦隊は,特に保安船艇には歓迎されないの。。。。そういうものなんです」


悲しそうな目線に粉川はそれ以上聞き出す事はできなかった






夕闇が港に掛かる頃

第一護衛艦隊は油津の港から近くに姿を現した


「デカー!!やっぱ護衛艦隊デカイ!!」


港の先端にある「油津海上保安部」の小さな庁舎の上で小さな影は手を大きく振ってはしゃぐ

横に座っていた

年上の少女の肩を揺すって指さしながら聞いた


「(はやと)!!あれかな。。。例のイージス艦って?」


およそ人の目ではまだ見ることの出来ない位置「艦魂」の能力なのか望遠鏡などなくても水平線に姿を現した小さな粒を指で数える


「(あかいし)。。。はしゃぐとおっこちる。。」

屋上のポーチに座りタバコをくわえていた年上の少女,背の高い影は立ち上がると夕闇の中に手をかざして眺める

「今日は近くでみられないの?」

「あんなの近くで見たいの?」

「(はやと)は見たくないの?」


はしゃぐ(あかいし)をめんどくさそうに手であやし

(はやと)と呼ばれたベリーショート。。。一見すると少年のような彼女はタバコを吐き捨てながら


「ただの金食い虫だよ。。。仕事なんか,なにもしないくせに偉そうに」


冷たい返事に(はやと)の側をはなれ

もう一人,髪をポニーテールに縛った少女に(あかいし)が走る

前髪を少しあげ

「内港には入ってこないね。。。あんだけの大軍じゃチップヤードの営業妨害になるからねぇ」

二人の間に止まってしまった(あかいし)は口を尖らせて

「(おおすみぃ)見たくないのぉ?」


(おおすみ)は両手を上げて「別に」と

(はやと)は尖った声で


「見たくもなければ会いたくもねぇよ。。。。威張りくさった「にわか軍人」どもなんざ」

唾を吐きながら言った



「そんな事言わない」

3人の姿を見ていたおそらく一番年上の少女が捨られたタバコを拾いゴミ箱に捨てると海に目を向けた

年長の少女の優しい声に(あかいし)は走り寄った

クルクルとソフトウェーブのかかった柔らかな髪をかき上げ

風の向こうに見える護衛艦隊を見る


「それにしても。。。やっとで到着ね」


足もとにまとわりつく(あかいし)の頭を撫でる

「ねぇイージスって(りゅうきゅう)ねーちゃんよりデカイの?」

「大きいよ。。。。排水量だって私の倍近くあるしね。。。何よりも「神の楯(aegis)」を持つ最先端の船だしね」


目を輝かせて(あかいし)は聞く

「それって強いの?」

「強いよ。。。きっと」


「そんなの役にたってから威張れる事だろ」

(はやと)口の中に溜まった苦みを吐き出しながらポーチを蹴飛ばした

「デカくても。。。何の役にも立ってないなら「宝の持ち腐れ」ってやつだよ」


「待たせるだけ待たせて,自分達がついたら「即」演習かぁ。。。」


(はやと)と(おおすみ)はつまらなそうに水平線に見える護衛艦隊に愚痴ったまま階段を下りていった


そんな後ろ姿もなんのその

元気印の(あかいし)は(りゅうきゅう)に張り付いて

「じゃ。。。アブナイ船とか来ても守ってくれるんだね」

「そうね。。。そのための船だから」

そういうとキレイに切りそろえた,おかっぱ頭を撫でた


「楽しみだね!!!ねえちゃん!!」


(あかいし)は庁舎の屋上で嬉しそうに笑った

「どんな人かな?イージスさん。。キレイな人かな?」と

日の落ちた海の向こうに停泊した護衛艦隊を見つめていた

カセイウラバナダイヤル。。。。。(無理矢理(爆))


こんちゃ〜〜ヒボシです

ご機嫌いかがですか〜〜

「艦魂小説」を扱う先生達のバイタリティに日々圧倒されてます

すごい勢いで,お書きになるんですね。。。見習わねば

それにもつけて

今「同盟」の先生の作品めっちゃ読みあさってます

同盟に入れさせて頂いた以上は作品を知らねば「切腹」ですよ!!

しかしぃ

も〜〜〜

艦魂少女達が可愛いこと可愛いこと

某所の大和さんのように持ち帰りたくなるばかりです(藁)


さて。。。。。

それはとりあえず,家のほうでも少しずつでも自己紹介とかに出て貰おうかと思いつき(思いつきです)

で唐突に


第一回「艦魂物語自己紹介編(←?)」


どうぞ〜〜


(しらね)さん〜〜〜いらっしゃ〜〜い

ヒボシは失せます


しらね 「ちょっと。。自己紹介,自分でやれって事ですの?」

ヒボシ はい。。。だって下手に紹介すると作者が艦砲射撃で瀕死の目に遭うという設定がココの「艦魂小説作家の常識」みたいなので。。。」

しらね 「私はそんな事はしないわよ。。。発砲には上層部の許可が必要だし。。。自分たちから攻撃する事は許されてないし」

ヒボシ 「う〜〜む。。専守防衛ってやつですね」

しらね 「戦時中と違って私達は規則が多いのよ」

ヒボシ 「窮屈そうですね」

しらね 「別に。。。戦争は好きじゃないからいいじゃない」

ヒボシ 「ぬ〜でも戦争が好きな「艦魂」って少ないと想いますけどね」

しらね 「こんな感じで貴女としゃべってればいいの?」

ヒボシ 「いやいや自己紹介してくださいよ。。。(こんごう)より先にしといた方が,他の先生方の覚えも良いですよ」

しらね 「そうね。。。でわ!海上自衛隊,第一護衛隊群,第一護衛隊旗艦DDH「しらね」にございましてよ!!」

ヒボシ 「。。。あれ?(しらね)さんって旗艦でしたっけ?」

しらね 「あら,私いつだって旗艦になれる能力をもっている船よ」

ヒボシ 「旗艦じゃないんですね。。」

しらね 「第一護衛隊では旗艦みたいなものよ!!」

ヒボシ 「嘘はダメですよ。。。ココの先生達軍事マニアなんだから。。ごまかせませんよ」

しらね 「。。あっそう。。そうね嘘はダメね。。いい女は嘘も嗜むものなのに。。。冗談の通じない女ね。。」

ヒボシ 「ところで(しらね)さんは作中でも見た限り(こんごう)の事がキライみたいですが?実際どうなんですか?」

しらね 「はっきり言ってキライだわ」

ヒボシ 「はっきり言い切りましたね」

しらね 「だいたい。。。あいつ初めて私に会ったとき,口も聞きゃしなきゃ挨拶も出来ない女だったんだから!!」

ヒボシ 「(こんごう)は無口だったんですか?」

しらね 「無口っていうか愛想のない女で。。。なんか私を見下してる顔なのよ!!」

ヒボシ 「外人顔ですしね」

しらね 「そこは別に問題じゃないわ。。。私達だって部品やシステム,武器なんかを「アメリカ軍」と共用しているから,毛色に顔つきが外人っぽいやつなんか結構いるし」

ヒボシ 「そうですね。。。純血の日本艦艇っていないんでしたね」

しらね 「そんな事より私があのこんごうが気に入らない最大の理由は。。。名前よ!!」

ヒボシ 「名前?。。名前って(こんごう)って名前ですか?」

しらね 「そうよ!!!大日本帝国海軍にあって誉れも高き「戦艦金剛」の名前を。。。あの小娘が!!!」

ヒボシ 「でも(こんごう)の名前襲名では色々と揉め事もあったらしいじゃないですか?」

しらね 「そんな事はどうだっていいのよ!!そもそもあの輝かしき御名前は私が頂く予定だったのに!!」

ヒボシ 「えっ,そうなんですか?」

しらね 「そうよ!!途中まで私が拝命する予定だったのを。。。。。あの「金丸信」(当時防衛庁官,後に,建設大臣)が!!自分の実家にちなんだ名前にしようって!!「白根山」から取った(しらね)になってしまったのよ!!」

ヒボシ 「あんまりメジャーじゃない名前だったんですね(藁)」

しらね 「死にたいの?」

ヒボシ 「撃たないんですよね。。。専守防衛。。。でも。。。まあほら。。(こんごう)って上で粉川くんが言ってたように「硬い名前」じゃないですか。。」

しらね 「そうね。。女らしさという意味では私の名前は素敵だわ」

ヒボシ 「じゃ。。別にいいじゃないですか」

しらね 「そうね。。。国内で活動している内は。。それでもよかったんだけど。。。」

ヒボシ 「海外勤務で支障があるのですか?むしろ(こんごう)の方が海外勤務では支障のでそうな名前ですが」

しらね 「海外では私は「Miss SHIRANE」となりますわね」

ヒボシ 「ええっなんか(しらね)さんぽくって良いじゃないですか。。hiMiss(藁)な感じで。。。そこいくと(こんごう)は「Miss KONGOU」って事ですよね。。。硬い!!」

しらね 「。。。。。それがそうならないのよ(イライライライライライラ)」

ヒボシ 「何故でしょうか?(後ずさり)」

しらね 「何故か!!!海外ではあいつ(こんごう)は「Miss diamond」になる!!なんでそっちに訳すのよ!!って感じ!!」

ヒボシ 「おおっdiamond!!なんか高貴になりますね」

しらね 「とにかくそういう事からして私は(こんごう)がキライなの!!。。。それにもう一つ!!私の「間宮艦長」を!!」

ヒボシ 「(しらね)さん。。あのお怒りはごもっともですが今回はこのぐらいにしときましょうよ。。」

しらね 「なんで!!」

ヒボシ 「自己紹介から逸脱してるし。。。ヒボシも忙しいので。。。この話しは次回に持ち越しという事でどうでしょうか?」

しらね 「。。。。いいわ。。。いっぺんにしゃべると爆発してしまいそうだから」



ハアハア

こういう。。。会話って大変なんですねぇ。。。

先生方の苦労を肌身で感じましたよぉぉぉ


さて

五章に入って雲行きの怪しくなってきた本編ですが。。。「戦闘シーンはないんですか?」というメッセージに。。。あんまりないとおもいます。。。と答えておきます

でも

現代艦魂が現代の荒波を戦うという意味では「戦記」とヒボシは認識しておりますので

温かい目でみてやってくださいませ!!!



それではまた


ウラバナダイアルでお会いしましょ〜〜〜!!!

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