第十四話 修練の港
偉大な艦魂小説家の先生の二人目が有終の美を向かえました。。。
色々なアドバイスなどもいただき励ましてもいただき。。。
今回のウラバナダイヤルはそんな伊東先生の作品から艦魂様をお呼びしました。。。。
お目汚しにならない程度でやりたかったのですが。。。温かい目でみてやってください
ヒボシ
佐世保
古くは江戸時代「南蛮貿易」の拠点として一時的に発展したが
藩主失脚により衰退
長い時を閑散とした漁村として過ごしていたこの港が大きく発展したのは,江戸という時代が幕を下ろし
日本という国が世界に出て行く事になった1800年代後半
海洋防衛の発展のため
帝国海軍期に「海軍佐世保鎮守府」として開庁され,あの戦争の最後までを支えた
戦後は米軍の占領下に置かれ
一度は「軍港」という重責と過去を払拭するため市民により「転換」を要求,選挙により賛成多数を得て産まれ変わる予定だったが。。。
「朝鮮戦争」の勃発により
特に米軍の指導の元,再び軍港という任を科せられ現代にいたる
海上自衛隊の地方総監部が置かれたのは意外と遅く,1953年に入ってからでそれまでは全て米軍占有の軍港であった
現在も港の八割が米軍と自衛隊の「物」として扱われる制限水域である
CVN空母の入港に激しい反対運動(CVNの入港はイデオロギーとトラウマも混ぜ合わせたデリケート問題であるから政府には慎重な対応を必要としたい)があったりと市民との関係は良好とは言い難いのが現状である
基地内には昔ながらの赤煉瓦倉庫なども残っており
情緒的な部分も多く見受けられるが
景観に対する配慮の少ない米軍の「士官クラブ」のようにアパートメントや個人居住区など市民との摺り合わせの出来ていない部分もまた多い
「なんか。。。ゴテゴテしてるね」
入港と同時に船艇に並ぶ隊員たちとは別に
粉川と(こんごう)は艦橋下部の通路端から外を見ていた
粉川の初めて見る佐世保の感想は横須賀に比べてたしかに複雑な地形ともあいまったもので
無規則であり
統一感のないザッパな建築物が小高い丘に向かって多数立てられている姿をよくあらわしていた
所狭しと立てられた米軍施設と,どこが海上自衛隊との使用境界線なのかわからなくなるほどだった
「地図で見ると端っこの方しか制限水域を解かれてない感じなんだけど」
「護衛艦にはそんなもの関係ない」
粉川が手にしている地図は一般のもの
(こんごう)は間抜けた粉川を無視して通路の外に出た
モデルのようにすらりと伸びた長い脚で船首に向かって闊歩する姿は美しいが
置いてきぼりをくらう者には
フラレた男みたいで,もの悲しい
それをさらに際だたせる秋の昼下がり。。。。
「あっちょ。。」
通常勤務の乗務員でない粉川は入港時に外に出る事ができないので
足早に船首に向かう(こんごう)をただ見送るだけだった
長い髪を揺らし風の中に立った(こんごう)は基地の方向に向かって敬礼した
残された粉川は
艦内の壁を手で小突きながらつまらなそうに息をついてみた
(しまかぜ)には(こんごう)を見て欲しいとはいわれたものの
自分に対して好意は無くとも敵意か。。。むしろ興味さえ持ってくれない(こんごう)と向きあうのは苦痛だ
何度も話しかけてきた結果がそうだったのだから
額に手を当て
少し勢いのある風の中,基地を見つめる彼女の姿を見る
「ホントに繊細なのかな?」
三日前から向こう一度も集まりの部屋に姿を現さなかった(こんごう)の顔は確かに少しばかり窶れて見えたが
厳しい目線が変わったようには見えなかった
一人ごとをつぶやきながら
外に出られない時間,艦内を歩くと
港の正面側から見えない反対側のドアの隙間から例のアレを眺めた
「フェイズドアレイレーダー」
チャフランチャーの上に位置する八角の最新鋭レーダー。。。
粉川は指を上げて空でその形をなぞった
「アレ。。。。目の中にあったね。。。」
不審船を追った嵐の日
(こんごう)の目の中にあった輝きはレーダーの八角の赤いライン
人の黒目とは明らかに違った「兵器」の目
「気味悪いと思っただろ」
初めて(こんごう)に会ったとき水色の目をキレイだと言った
だけど返事は「気味悪い。。。」
そうは思わなかったが今にして思えば彼女が「兵器」の目を持つ自分に。。。。
何かしら抵抗を持っている発言だったのではとも思えた
「いやなのかな。。。。」
そんな考えを廻らしながら港を向いた粉川の目に映ったのは。。。かなり異形な集団だった
向かえに出ている海上自衛隊の隊員の列とは別の集団
黒の海軍セーラー,それだけなら別に不可思議でもないものなのだが
(とはいえ基地業務中に作業青服以外を着用は珍しい)
風になびく髪を持つ多数の影
男の港というイメージの強い軍港に似つかわしくない集団は。。皆,女の子達だった
「佐世保の艦魂?」
整然と並ぶ集団
(しまかぜ)がみんなでお迎えをすると言っていた事を思いだした
それにしてもかなりの数
指で少し数えてみるが少なく見ても20人はいる
どれも年若い少女にも見える子達
(こんごう)の事で落ち込んでいた粉川は少し気持ちが緩んだ。。。。そうじゃなくも苦難の続いた回航だったのだから
少しぐらい自分が良い思いをしても良いのではと思いたくなるほどに
そんな思いで今一度ドアの隙間から自分に見合った年齢の女の子を捜そうと指を流した
前列に並ぶのは多分「護衛艦」の艦魂達,冬服のダブルスーツに。。。これまたミスマッチなミニスカート姿だがそれはご愛敬というもの
じょじょに緩む鼻の下の落下を止まったのはその隊列に見えた大きな姿に目がとまった時だった
「(しらね)さんの。。。。妹?」
あきらかに異質な風体
並ぶ少女たちの身の丈からすると頭二つは大きな姿
その艦魂は今では見ることになくなった「第一種正装」の詰め襟,それの黒
つまり冬服を纏っていた
冬服の詰め襟は現在はないが
それ故に「帝国海軍」という血脈を色濃く現して見える
「男?」
髪もキレイに切りそろえているのか帽子からなびくことのない姿に
粉川はあまり良い印象を持てなかった
「敬礼!!」
艦橋をおり整列した隊員たちは基地司令に向けて礼をした
秋風と潮風はどちらも冷たく,この海にも冬が近づいている事を良く知らせていた
「回航ご苦労。。。。」
その寒さに乗ずるような対応
「イージス艦機密漏洩」「不審船」事件続き
おそらくどの基地司令の顔にも疲れが見えている事だろう
木枯らしに吹かれるまま眉間に秋の日差しの低さから深く掘られたように見える皺
その顔が間宮に告げた
「司令室に着ていただこう」
黒の常装に着替えた間宮も疲れていた
「すぐに伺います」
それを答える声は力がなかった
だがそれは間宮だけがそうと言うわけでもなかった
やっとで帰港したのに。。。どの隊員にも「悔しさ」が残ったままの回帰となっていた
みな一応に頭を下げていた
「不審船」を逃がしてしまったという苦みを口の中でかみ殺した姿
隊員名達のが解散した後まで船内で待っていた粉川はまばらになった人影にやっとデッキを降りた
周りは係留の任務の者達から
船内警備と雑務の者たちの出入りで顔を知った隊員はいなくなっていたが
粉川のスーツ姿には戸惑いの目を向け
胸にかけられたバッチで「触らぬ神」のように避けられた
「ふ〜〜〜」
少しだけ斜めに傾いた日差しの下
深く息を吐き出す
肌寒い風に粉川は肩をすくめた
上陸前に連絡を取ったように
間宮たちの「審問」への後を追うように歩いていた
結局同業の間宮達に「落ち度はなかったか?」という事を上層部は聞きたがっている
そんなつまらない話しをしなければならない事に粉川の背筋は肌寒さも相まって丸くなっていたところだった
「敬礼!!!」
その声は女の声
さっき聞いた艦艇常務の隊員の声よりも張りつめたもので「怒り」さえ感じる
粉川が自分が呼び止められたのかと思い前のめりになっていた姿勢を急に正した。。。が
周りに自分を咎めているものがいない事に振り返って気がついた
桟橋にお迎えに出ていた「艦魂」達。。。それは「人」の解散が終わった今も整然と並んでいる,場所を移し赤煉瓦の倉庫近くに
到着したばかりの(こんごう)達の前,先ほど海から見たときにも「大きい」と感じた司令服の人物に向かい挨拶をしているのが見えた
「回航ご苦労であった」
その声はゆっくりとした口調
何にも動じない態度で寄港地に帰った護衛艦隊の面子を睨むように見回した
鋭い目に,きつく結ばれた口
「司令」と呼ばれるにふさわしい姿は返礼をしつつ彼女たちの前に出た
(しまかぜ)を一線前に
一歩退いたラインに(こんごう)(むらさめ)(いかづち)(さわぎり)と並んでいる
司令の後ろにはダブルの常装を着た「護衛艦,艦魂」と思われる少女たちと,さらに後ろに並ぶ海軍セーラーの一軍
緊張のせいか(さわぎり)は膝が震えている
「ではさっそく修練走50周を行ってもらう。。。「袋」は(さわぎり),終了は2時間とする,準備出来次第始めよ」
敬礼をしていた(こんごう)達は顔色を変えず礼をしていた手を下ろすと,(しまかぜ)が(さわぎり)を背負った
「ごめん。。」
小さな声であやまる(さわぎり)
粉川は少し離れたところで様子を伺っていたが
彼女たちのまわりに漂う空気が張りつめているのは容易に解る
並ぶ海軍セーラー達の前
制服の上着をたたみ,所定の位置につく(こんごう)達に,誰も帰還の挨拶をしようとしない
それどころか沈黙のままみな「休め」の姿勢ではあるが整然と立ちつくしている
「護衛艦の艦魂」が一人前に出ると時計をチェックして声をあげた
「開始!!」
その声と共に(こんごう)達は走り始めた
まだ船から降りたまま,上着は脱いだが制服姿の状態で,それもかなりのスピードで倉庫の前を走り始めた
事の成り行きをココまで見ていた粉川はこれが「懲罰走」である事に気がついた
これは
「不審船事件」の罰
直感だったが,それによる罰があるのは間違っていると思えて
真っ直ぐ大柄の司令官の前に走っていった
「あの?」
近づいた粉川は。。。。。
ホントに目の前にいるのが「艦魂」なのかと戸惑ってしまった
確かに大きい
「あ。。。」
自分を見下ろすように立っている姿につい言葉が止まった
「敬礼!!!!」
そんな驚きで止まってしまった粉川に大きな罵声が飛んだ
目の前の青い瞳。。。小さいながらもキツイ眼差しをもった女の子(艦魂)が睨んでいる
「司令に敬礼しろ!!」
相手は「艦魂」と,ふらりと近寄った粉川に容赦のない命令
かなり驚いた顔をさらしてしまった粉川だったが素直に命(命令)に従い敬礼した
「挨拶を忘れるな。。。。官姓名を名乗れ」
声はゆるやかではあるが紛れもなく「女」,だが。。。まったく初めての経験ともいえる
自分より大きな女に粉川は意識してはいなかったが体が一歩後ろに離れた
その位置で背筋と足を整えた
背広姿とはいえ
敬礼は自衛隊でも基本の挨拶
背筋を正し拝礼で右手をあげたまま
「防衛庁「情報部所属」粉川一等海尉であります」
背筋を正した粉川の前には
真っ直ぐ見ても相手の詰め襟しか目に入らないほどの長身の相手
「私は「佐世保鎮守府」第2護衛隊群旗艦だココの艦魂達の司令でもある」
粉川の口元は何とも言えぬ思い出引きつった
帽子を取った彼女は確かに。。。。(しらね)に。。。目は似ているがそれ以外は。。。体の大きさからして「規格外」だった
詰め襟の制服を優雅にまったく違和感なく着こなす姿は「宝塚」の男役のようにさえ見える
髪も短く,刈り上げにこそなってはいないが襟足も短く切りそろえられ
前髪も眉に掛からない長さだ
「鎮守府。。。ですか?」
上から見下ろす視線は粉川の質問に平然と答えた
「伝統墨守,唯我独尊。。。これらの海軍の血脈を伝えるのに「基地」などと品のない言葉は使いたくないのでね」
粉川が聞き返したのも無理はない
「鎮守府」という名称を使ったのはあの戦争が終わった時までで今はそんな古めかしい名前で呼ばれる事はないからだ
だが
佐世保基地が「鎮守府」。。そう呼ばれていた頃ココにに着任した司令官はそうそうたる面子を持っていたし
たしかに伝統と強い血脈を受け継いだ土地とも言えた
かの東郷平八郎,南雲一忠も司令として着任している
「粉川一尉。。。姉から我らを見ることの出来る「人」の存在は聞いていたが?私に何かようか?」
(くらま)の態度は冷たい
自分たちを見られる「人」を。。。という話しだが初めて見るハズの相手なのに突き放されている
「あの。。。懲罰走は間違っていると思います!!今すぐ中止してください」
「どこが間違っているのだ?」
任務に対する罰を肉体的苦痛で与えるのは「旧軍隊的な罰」だと粉川は認識していた
ましてや
今回はまったくのイレギュラーだ
「彼女達だけで任務をこなしているわけではありません。。。我々人間にも責任のある事ですから。。。疲れて帰ったばかりの彼女達に罰を与えるのは良いとは言えません」
(くらま)の目は笑ってはいない
だが口元に卑屈な笑みを浮かべると斜めに粉川の顔を見下すよう視線を流し
「人よ。。人の任務は上下のつながりによって左右される物で,私に言わすのなら誰が責任を取っても一緒だ。事実この事件に君は関係しているのに責任を取ることはなく。。艦長や監部が取るだけで痛むところもなかろう」
多分に含まれる棘
(くらま)の言わんとしている責任の問題
自衛隊が問題を起こせばすぐに現場レベルの人切りが行われたりする事で対処してきていて「根本的な部分」では何も変えられていない。。。現場で。。同じく事件に関わったとしても逃げる者すらいるのが現状だ
その事に不満はあれど未だ改善策があるわけでもない
言葉の中に真実がある事に,二の句を無くした粉川の前「司令職」を持つ彼女は続けた
「我々は人とは違う。。。責任は常に「一艦一命」で取らねば成らん。そしてそれが艦隊行動であるのなら護衛艦隊の連帯責任であるのは明白だ。。我らは船の魂であるからな。。船が心を乱してどうなる?船に乗る物の命に関わる時もあるのだ。。だからこそ「修練」をさせる」
高度な責任の問題
(くらま)の意見はその奥にある物を見つめているのは解るが
粉川は反抗した
「ですが。。。護衛艦の魂だけで任務を遂行する事はできません。僕たち,人の命令あって任務と作戦行動は動く物です。彼女達だけが責任を取らされるのは納得出来ません」
(くらま)の視線には揺らぎが無い,口から出る信念には力さえ感じる
「しかし「人」は責任をとらん。。。。かつての「軍人達」は責任をとることが出来る己を名誉としてきたが今の貴様らは?どうだ?だからこそ我らだけでもその「責任」を忘れぬように修練する」
「責任は。。。。これから調査があって。。わかることで。。。」
話しを続けようとする粉川の前に(くらま)は制止の手を出す
「人が責任を取ることを恐れていても。。我々が。。実戦にでる船が己の責務から解かれる事はない。艦隊を維持し,戦いの前に強く徒事する心を持つ「艦魂」を育てるのが私の任務だ」
「いや。。。だからと言って。。。。彼女達だけが」
粉川は倉庫の前を走り続ける(こんごう)達を見た
「袋」という役になった(さわぎり)を交代で背負いながら息を上げる護衛艦隊の彼女たち
「もういいか?私は忙しいのでな」
見下す目線がつまらぬ時間を取ったと粉川から顔をそらした時
「。。。。じゃ,僕も走りますよ。。。。」
突拍子もない返事に初めて(くらま)は表情を変えた
「走る?貴様が?」
今まで動かなかった眉を片方あげ反抗的な顔つきになった粉川を睨んだ
「責任をとれと言うならば。。。。僕もあの現場に居たわけですから,一緒に走るのが筋ってもんでしょう。。。「人」は責任も取らずに護衛艦に乗っている訳じゃありませんから!」
(くらま)は鼻で笑った
「好きにすればいい。。。ココは修練の港だ」
粉川は自らを立たせて敬礼をすると,その後ろで走り続ける(こんごう)達の元に走っていった
返礼をする前に自分の前に背中を見せて走って行く粉川を(くらま)は不思議な物を見た目で暫し見つめていたがすぐに踵を返した
「(ちょうかい)!!」
「はっ!!」
(くらま)の横に従っていた青い瞳の少女はキリリと敬礼した
「時間内に修練が終われば(しまかぜ)に私の元に来るようにと伝えよ」
「はっ!!」
それだけの指示を飛ばすと(くらま)は倉庫の前を今一度だけ見た
走る艦魂のスピードにやっとでついて行く「人」。。。。
「くだらぬ「人」だ」
そう言うと赤煉瓦倉庫の中にある司令室に戻っていった
「何しにきはったん!!!」
すでに全身に汗を流し蒸気さえ発生させていた(いかづち)は自分の隣に並び走り出した粉川に声をあげた
「責任とって!!君たちと一緒に最後まで走る!!」
(さわぎり)を(しまかぜ)から受け取り背負っていた(こんごう)が怒鳴った
「オマエに関係ない事だろ!!」
「いいや!!関係大あり!!」
粉川はスーツを脱ぎ捨てネクタイを投げた
さっきまで木枯らしに丸まっていた体は燃えている
「無理しちゃダメですよ」
(しまかぜ)もすっかりびしょ濡れになった汗の顔にそれでも笑顔で
「途中で倒れるぞ!!」
(さわぎり)を背負いながらも馬力は断トツの(こんごう)は振り向くことなく言う
「心配してくれるの!!うれしいね!!こう見えてもラグビー部所属だったんだからいけるさ!!」
「何年前の話し〜〜」
「バカ!!誰がオマエの心配なんか!!」
(こんごう)は速度を上げた
粉川の中には解消されなかった蟠り
不審船事件での晴れぬ思い
(くらま)との責任の問題色々な不満が渦巻いていた
「頭で考えるよりスッキリする方法なんて!!!体動かすしかないって事だろ!!」
護衛艦隊プラス「人」は今,猛烈に走っていた
カセイウラバナダイアル〜〜〜お客様を呼ぼう大作戦(激闘編)
やっと佐世保に着きました〜〜
長かったぁ
もちょっと短くてもよかったのですが。。。「不審船編」で頑張りすぎました
しかし。。。佐世保って言ったこと無いんですよね(爆死)
いやいや
そもそも九州に行った事がないんですよヒボシは。。。
だから
九州出身五島列島から来たって友達に色々聞きましたよ
漁場に「潜水艦」入りま〜〜す通信はいるとか(藁)
かけ網していい場所とか厳密に決まっているらしくて
それ以外の場所でやって例えば潜水艦に引っかけられて被害がでても弁償してもらえないとか。。。
まぁ
これは違反区域でそんな事やる砲に問題があるんでしょうがね
佐世保バーガーとか有名らしいですが
カレーも,有名なものもあるそうで一度は行ってみたいものです
さて。。。。
お客様大作戦。。。。。頓挫してるんですが。。。
いかづち 「アカンで弱音吐いとったら」
ヒボシ 「いや。。しかし。。。怖い」
むらさめ 「いつまでもウジウジやってんじゃねーよ!!そんなこともあろうと私が呼んだ!!(爆)」
全員 「。。。。。。。。何?」
ヒボシ 「今なんていいました?。。。。寝耳にジャムが(注.寝耳に水は痛いですむが(それもどうなの)寝耳にジャムが入ると三半規管を失います(よい子はマネしないでね))
しらね 「やっ。。。「大和長官」?。。。。」
むらさめ 「おうよ!めでたく大円団を向かえ感動の最終回をご招待!伊東先生のとこから!!」
しまかぜ 「まあ!!「大和長官」!!」
ヒボシ 「逃げて!!!(さわぎりたん)!!」
むらさめ 「じゃぁぁぁぁあああああん!!!」
全員 「。。。。。。。。。。。誰?」
いかづち 「大和長官?。。。。でないような?」
さわぎり 「なにか雰囲気違うよ。。。。」
神龍様 「ココ何処ですか?」
むらさめ 「あっ!ココ艦魂物語のウラバナダイアルってとこ。。で,誰だったけあんた」
いかづち 「アホ!!!誰かわからん人つれてくんな!!!」
神龍様 「誰ですか!!あなた達は!!」
くらま 「たわけもの!!!!(怒)」鉄拳に吹っ飛ぶ(むらさめ)&巻き添え(いかづち)
ヒボシ 「ぬぉ!!」
くらま 「オマエたちは揃いもそろって!!何を無礼な事をしているか!!こちらにおわすお方は,あの「大和長官」と共に沖縄特攻作戦に参加された護衛戦艦「神龍」様だ!!」
ヒボシ 「おおっ!!神龍様!!」
しらね 「ヒボシなんであんたが知らないのよ!!厳罰じゃないの!!」
くらま 「部下の非礼をお詫び致します」
神龍様 「。。。。大きな。。。人ですね」(くらま)さん身長182センチ
くらま 「あちらのテーブルに紅茶を用意しております。。。どうぞ」
しまかぜ 「まぁ。。。(くらま)たら。。まるでお姫様を迎える王子様のようだわ」
いかづち 「マジにそう見えるから怖い」
しらね 「お茶会なら安全だしお話に参加しましょ」
しまかぜ 「急にお呼びだてしてすいませんでした」
しらね 「粗暴な艦魂が多くて困っておりまして。。ようく言いつけておきますのでお許しくださいませ」
神龍様 「前。。私が居なかったときに艦魂ラジオに来てくださった方ですよね」
しまかぜ 「はい。。そのせつは大和長官に良くして頂きました」
神龍様 「。。。。大和さん。。。。とんでもないことしませんでした。。」
しまかぜ 「いいえ〜〜ちまたで聞くような御武勇は私たちにはまだ早いとご披露くださいませんでしたわ」
神龍様 「よかった。。。」
しらね 「ちょっと。。(しまかぜ)私も紹介してよ!」
しまかぜ 「あっ,ご紹介しますね,こちら(しらね)と言います」
しらね 「初めまして。。。艦魂物語では美貌の司令官として活躍して。。」
むらさめ 「鬼のいない内にか?ああっ!!しらね!!」
いかづち 「嘘はあきまへん!!」
くらま 「二人とも。。。もう一度飛ばされたいのか?おとなしく座れ」
しらね 「いいじゃないのよぉぉ!!私だって司令なのよ!!」
神龍様 「(しらね)さんは司令官なんですか?」
しらね 「はいわたくしと。。この妹の(くらま)とが司令の任についております」
神龍様 「。。。。妹。。。。女の人。。。だったんですか」
むらさめ「(カキーン)固まる」
いかづち「ブホォ。。。(お茶吐く)」
くらま 「どちらでも,神龍様のお好きなように思ってくだされば結構です」
ヒボシ 「話し進めて良い?。。。このままだと神龍様と(くらま)さんでバラの花園とか出来そうだから(藁)」
というわけでご紹介!!!
先ほども勘違い(むらさめ)が言ってましたが「護衛戦艦神龍〜護りたいものがそこにある〜」から
今回は。。。めっちゃ無理矢理来て頂きました「神龍様」です!!!
神龍様 「どうも初めまして。。。」
いかづち 「初めまして。。(いかづち)いいます」
さわぎり 「どうも。。(さわぎり)です」
ヒボシ 「ついに連載が終わってしまいましたがどうですか。。。」
神龍様 「う〜〜ん,連載が終わる前に私の体は死んじゃってるし。。魂だけで邂逅していたりで結構長く彷徨った果ての終わりでしたからまだ実感が持てないですね」
ヒボシ 「神龍様は秘匿で作られた特殊な戦艦という姿で登場されましたが。。。ご自身は意外と常識人ですよね」
神龍様 「どうでしょう。。。大和さんみたいに派手な方もいらっしゃれば,ちょっぴの気性の激しいお姉さんがいたり。。。本の虫の妹がいたりの中ですから「普通過ぎ」って感じにも見えたかもしれません」
しらね 「過酷な時代を走り抜けた生き方ですよね。。。普通である事は大切だっと思いますわ」
神龍様 「でも。。みんなが一生懸命で。。。みんな仲の良い姉妹で。。。(涙)」
くらま 「どうぞ(ハンケチ渡す(藁))」
しまかぜ 「ゆっくりお話いたしましょう」
むらさめ 「なぁ。。。私達ハブにされてるぞ」
いかづち 「そないな事いうても。。。(くらま)司令の前で暴れるわけにいきまへんがな」
むらさめ 「ちっ。。神龍ちゃん(ちゃん付け)大人しいなぁ。。(しらね)や(しまかぜ)向きで私達じゃなんか迷惑かけそうだな。。。」
いかづち 「わて,(しらね)はんが黒柳○子に見えたわ」
むらさめ 「で。。なんで今回も(こんごう)はいないんだよ?」
いかづち 「声は掛けといたで。。。まだ引きこもっているのかな?」
その頃『こんごう』マイルーム
こんごう 「。。。。。。。スキマ。。。。」
大和 「フフ元気にしていたか平成の撫子」
こんごう 「壁のスキマから。。。。。」
大和 「やはりココはいいな大和(伊)の字がなくて(藁)」
こんごう 「どうなさったりのでありましようか。。。大和長官」
大和 「うん。。(こんごう),君の仲間が我らが姫君「神龍」を誘拐したのでちょっいとボーダー商事に頼んでココまでやってきたという次第だよ」
こんごう 「そんな不届き者が。。。私が打ち倒して。。やります!!」
飛び出して行く(ヲイヲイ)
一方お茶会
神龍様 「今はみんな仲良く温泉にいったりしますよ。。アメリカの艦魂とも仲良く」
くらま 「我が鎮守府にもアメリカ軍の強襲揚陸艦エセックスなど多くの艦が帰港しております。。毎年クリスマスは盛大にやる程に仲良くしております」
神龍様 「そうなんですか!!私達の時代の後は。。。そんなふうになっていくんですね」
しまかぜ 「そういえば。。神龍様の。。。お好きだった方」
神龍様 「へっ。。。そのそのその話しは。。」
しまかぜ 「いえいえ異性間プライベートの事はお聞きしませんわ。。その方の妹様?お子様達が海上自衛隊に入隊なさったと聞きまして」
神龍様 「そうなんですよね。。。嬉しいです」
しらね 「じゃあ私達に会う事があるかもしれませんわね」
しまかぜ 「是非お会いしたいわ」
さわぎり 「あたいの姉ちゃん達に先に会うね」
神龍様 「そうなんですか?」
さわぎり 「うん!!あたいの姉ちゃん2人,今練習艦になって「呉」にいるから」
神龍様 「呉。。。。。。(涙ぐむ)思い出。。。いっぱい。。。」
こんごう 「貴様ら!!!!」
お茶会の手前でたむろっていた(いかづち)と(むらさめ)の前に登場!!(こんごう)
むらさめ 「何?何?」
いかづち 「怒ってるで!!」
こんごう 「貴様ら!!神龍様を誘拐してきただと!!!」
むらさめ 「いや。。。大和長官がいなかったから。。。ボーっとしてた人ひっぱったら。。」
いかづち 「アホ!!(むらさめ)殺される!!」
こんごう 「大和長官から誘拐されたと届け出がきた!!問答無用で成敗する!!」
むらさめ 「マジか!!(こんごう)!!ちょっと落ち着け!!そんな位置からハープーン撃つのか!!」
こんごう 「全方位だ。。。どこにもにがさん!!ココなら「人」に邪魔される事はないから思い切りヤル」
いかづち 「ヤルなぁぁぁぁ」
しらね 「何やってんのあの子!!」
しまかぜ 「まあ。。。大変」
さわぎり 「しま姉!!落ち着いてるバヤイじゃないよぉぉ!!」
ヒボシ 「ああっついにココでも艦砲戦に突入なの。。。。」
こんごう 「死ねぇぇぇ!!!!」
神龍様 「だめぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
俊足の早さで(こんごう)の目の前に手を広げて立つ神龍様
目と鼻の先の二人
神龍様 「ダメ。。。。」
こんごう 「う〜〜〜〜〜」目を回して倒れる
むらさめ 「倒れた。。。。」
いかづち 「いきなりフェイズドアレイレーダーの真ん前遮られたから情報がフィードバックしてパンクした」
神龍様 「ダメです!姉妹であらそうなんて絶対に。。ダメです」
くらま 「(こんごう)!!」(なぐりかかろうとする)
神龍様 「ダメです!!(くらま)さんも。。。やめてください」
くらま 「しかしこんな無礼を」
神龍様 「どんな事があっても姉妹で争ったりはしないでください」
大和 「フハハハハハ,とんだ誤解でお茶を濁してしまったようだな」
しまかぜ 「大和長官。。。。」
しらね 「大和。。。長官。。。スキマから出てきたわよ」
くらま 「初めまして。。。佐世保鎮守府艦魂司令長官の(くらま)です」
さわぎり 「どーして平気で挨拶できるの。。(くらま)司令って」
大和 「でかいな。。。」
くらま 「いえ大和長官も。。。豊かな」
大和 「フフなかなか,わかっているな」
神龍様 「大和さん。。。。どんな登場ですか。。」
大和 「急にいなくなったから榛名が心配していたぞ」
くらま 「申し訳ありません。。。不出来な部下が」
大和 「妹達だろう。。。部下などと言うなよ」
しまかぜ 「長官おひさしぶりです」
大和 「おおっ(しまかぜ)殿。。やはり良い女ぶりだ」
神龍様 「大和さん!!」
大和 「向かえに来たぞ。。。各先生方と艦魂がお祝いに来てくださっている」
しまかぜ 「すいません忙しいところを無理矢理」
大和 「いや。。良い物もみれた」
しまかぜ 「(こんごう。。。相変わらずなんですけどね」
大和 「いや。。。責任感が強いからこうなった神龍も許してヤレ」
神龍様 「わかってます。。。」
むらさめ 「すいません。。わたしが突然ひっぱっちゃったもんで。。」
神龍様 「ううん。。ほんのちょっとの時間だったけど今の日本を護る艦魂達にあえてたのしかったです!!」
いかづち 「わてもあえて嬉しかったです」
しらね 「まったく(こんごう)は。。。」
大和 「良い良い。。。(こんごう)。。私の命令で飛び込ませてしまったから許してやってくれ。。。では帰るとしよう」
神龍様 「はい!!」
大和 「(くらま)君,今度飲みにこい」
くらま 「喜んで」
神龍様 「また機会があれば!!」
ヒボシ 「ありがとうございました!!!」
ヒボシ 「。。。。ふ〜〜一時はどうなってしまうかとおもいましたが。。」
しらね 「ホントよ。。ココでも草薙先生のようにタフガイにならないと生きていけないような日々起こるのかと。。。心配しちゃったわ」
しまかぜ 「(こんごう)は大丈夫?」
いかづち 「パンクしてます。。。。大丈夫かな?」
むらさめ 「今のうちにハープーンはずしとけ!」
さわぎり 「もらしちゃいそうになったよぉぉ」
みんな (爆笑)
そんなこんんなでお茶会終了〜〜〜
私は楽しかったです。。。。
どんなでしょう
有終の美を飾った伊東先生の作品を汚してなければよいのですが。。。。
それではまたウラバナダイヤルでお会いしまのしょ〜〜〜(涙)