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Unfinished Fantasy  作者: Slime
3/14

3

「すっげえなぁ...」


チュートリアルを一通り終えた俺は、

だい...テンを待ちながら周りを見渡していた。


この広場の風景も、噴水の流れる音も、

俺の近くで酒飲んでるNPCの酒臭さも、

今食ってる肉の味も、初期装備の肌触りも再限度高スギィ!

本物だよと言われても絶対疑わないだろう。



「お待たせ!」

振り返るとドラゴロイド姿のテンがいた。


「やっぱドラゴロイドにしたのか」

THE爬虫類のザラザラしてそうな青色の肌ととんがった耳。

それ以外は大地だ。


「まあな。戦士やるならドラゴロイドだろ。

 アッキーは...ホワイトタイガーのビースト?」


「おお、よくわかったな」


「耳と牙でなんとなくわかった。それより早く戦闘行こうぜ」


「そうだな行くか」


俺達は多少のアイテムを買い、パーティー登録をして

フィールドへと向かった。






<フィールド:アトラント平原>


「あそこに狼の群れおるぞ」


「まず最初にあれ倒すか、テン引き付けお願い」


「了解」

狼の群れに近づいてテンはスキルを使った。

詳しくは知らんが多分ヘイトを上げるものだろう。

だって群れが一斉にあいつに向かっているのだから。


ちなみにヘイトというのは狙われやすさのことだ。



テンが引き付けている間に俺は背後から狼をナイフでめった刺し。

少々えぐい戦法だが効率がいいので気にしないようにしている。



攻撃力の高いテンもいたのですぐに群れを一掃できた。


あの狼...プレインウルフはこのエリアで一番高い経験値を出すそうなので

そいつらをこの戦法で集中的に狩ることにした。




そして二時間後


結果は良好。

プレインウルフの行動パターンも単純なものだったので

作業感覚で倒せた。


俺が8Lv、テンが9Lvまで上がった。

武器スキルもお互いLVが上がり、使える技も増えた。

そしてプレインウルフの素材もたんまり手に入った。


「じゃ、俺お昼食べてくるわ。また一時にここ集合な」


「おっけーじゃあまた」

そういってテンはログアウトした。


ゴールドが貯まってきたので俺は町に装備を買いに戻った。




<アトラント城下町>


「ちょいちょいそこのお姉さん」


武器屋はどこだっけなっと。


「お姉さんってば!」

肩をポンポン叩かれて俺が呼ばれていることに気付いた。


「自分ですか?俺は男ですよ」


「あ、そうなのか。すまねえな」

なんだこのドワーフのおじさん。大地以上にゴツイな。

...自動翻訳機能が働いているから外国人か?


「で、何かご用ですか?」


「さっき<鑑定>のスキルで勝手にあんたのレベルを

 見させてもらったんだがLv8とはな~」


「それなのに初期装備のまんまってことはレベル上げが一段落して

 金が貯まってこれから武器を探そうとしてたんだろう?」


「ええ、まあ」

するどいな。どうやら大地みたいに頭までは筋肉じゃないらしい。


「ならうちの店に来いよ。最初は無料で武器作ってやるからさ」


「わかりました」

俺は半信半疑でその人についていった。




<ジェイコブの店>


「よし兄ちゃん、最初に自己紹介をしておこう俺はジェイコブ。

 職業は武闘家だが、サブで鍛冶職人をやっている」


「自分はアッキー。盗賊です」


「そうかアッキーよろしくな。じゃあ早速だが何をつくろうか?」


「短剣でお願いします」


「短剣な、よしわかった。なんか使いたいは素材とかあるか?」


「これで」

そういって俺はプレインウルフの牙を三本だした。


「プレインウルフの牙か。このモンスターの牙はレア度高いのによく

 三本もドロップしたな」


「運がよかったんですよ」


「よかったら防具も作るぞ?」


「...思ったんですがなんで無料なんでしょうか?」


「あぁ単純に鍛冶スキルのレベル上げがしたいだけさ」


「なるほど」

なんか裏があるんじゃないかと考えていたんだが杞憂だったか。


「一時間くらいかかるから終わったら知らせる。

 だからフレンド登録してもらえないか?」


「わかりました申請だしますね」


ジェイコブさんとフレンドになりました!


「じゃあまた来ますねジェイコブさん」


「おう、またなアッキー」






一時間後ってことは丁度一時だな。

...そろそろ昼ご飯にするか。


俺はログアウトして昼飯を食った。


-------------------------------------------------------------------------------------

アッキーLv8 ビースト    テンLv9 ドラゴロイド

職業:盗賊Lv1        職業:戦士Lv1

サブ:小物職人LV1      サブ:???


HP  230          HP  380

MP  180          MP  60

攻撃 205          攻撃 310

魔攻 180          魔攻 84

防御 125          防御 320

魔防 180          魔防 250

素早さ310          素早さ120

器用さ285          器用さ150



装備:初心者ナイフ     装備:初心者大剣

   麻の服           初心者大盾

   麻のズボン         麻の服

                 麻のズボン


スキル:盗賊の心得Lv1   スキル:戦士の心得Lv1

    短剣術  Lv2       大剣術  Lv2

    隠密   Lv2       大盾術  Lv2

設定 

アンファンには自動翻訳機能がある。

アンファンは基本レベルが上がりにくい、二時間でLv8、Lv9は9高い方。


アトラント平原に出現するモンスターはプレインウルフの他に

ゴブリン、マッシュマン、プレインボアがいる。ただし、それはあくまでコンピューターの話である。


<一言>

もうそろそろ投稿ペースが遅くなってくると思います。


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