11
さっきの戦いから三分ぐらいが経ち
俺のレベルも短剣術のレベルも上がり、更に奥へ進もうとした時
フレンドメッセージが届いた。
フレンドからのメッセージが届きました。
ジェイコブ:急いでこっち来てくれ。すぐにこい。
何があったんだ?まあ、急かすってことは大事な要件なんだろう。
...第二サーバーに移動するか。
<テン視点>
ん?メッセージか?
フレンドからのメッセージが届きました。
ジェイコブ:すぐに戻ってこい。できるだけ急げ。頼む。
...文面から見るに、防具ができたわけではなさそうだな。
なんだろうか。すぐに戻ろう。
<アッキー視点 アトランタ城下町にて>
「なんだこれ...」
結果だけ言うと街は戦場へと化していて、そしてとんでもない数の魔物がいた。
普通の魔物は町に入れないはずだから...。
あれ全部プレイヤーが操作しているモンスターか。うわぁ...。
...とりあえずジェイコブさんの店に向かおう。
襲ってくるプレイヤーモンスターを経験値に変えて店へ向かう。
<ジェイコブの店にて>
「...アッキーか」
少々ボロボロになっているジェイコブさんがカウンターの下から
顔を出した。
「ジェイコブさん。今どういう状況なんですか?」
「それは俺にもわからんが、
急にプレイヤーモンスターの大群が攻めてきて...」
「...ありがとうございます。自分ちょっと戦ってきますね。
あとここに回復薬置いておくので」
「あぁ、すまん」
そういって店を出ようとするとテンが店に入ってきた。
「テン!?」
「アッキー?お前も呼ばれたのか?」
「まあね、外で見た通りプレイヤーモンスターの襲撃だとよ」
「マジかよ...絶望的じゃね?」
「襲撃イベント...そういえばPVにそんなんあったな。
まさかこんな早く起きるとは思わんかったが」
「襲撃イベントって確かリーダーの
モンスターを倒せば即終了だったな....」
「そうか...ならそのリーダーを倒しに行こう」
「いや、無理でしょ俺ら二人じゃ」
「いや流石に他のプレイヤー達も倒しに向かっているだろ。
それに参加するんだよ」
「なるほどそれもそうか。よし、ちょっと希望が見えてきたな!」
「じゃ行ってくるわ」
「ああ、気をつけてな」
「それにしてもアッキー」
「ん?」
「リーダーの場所なんてわかるの?」
「そんなんモンスターの固まってる場所に決まってんだろ。
リーダーがやられたら襲撃は終了するんだから警備を固める必要があるし」
「そうか!よしじゃあモンスターの多いところから探すか!」
それから三十分。
ひたすらにモンスターを倒して、リーダーモンスターを探し回った。
そして...
「町中探しまくったけどもうアトランタ城しかないぞ」
「アトラント城は兵士NPCもいるから一番ありえないと思ったんだけどな~」
「...強いリーダーなんだな」
「そうだな、でもまだサービス二日目。そこまでの差はないと思うぞ」
「それもそうだな」
俺達はアトランタ城へ向かった。
-------------------------------------------------------------------------------
アッキーLv15 ビースト テンLv18 ドラゴニア
職業:盗賊Lv2 職業:戦士Lv2
サブ:小物職人Lv3 サブ:守護者Lv1
HP 320 HP 560
MP 260 MP 100
攻撃 460 攻撃 490
魔攻 300 魔攻 154
防御 269 防御 570
魔防 370 魔防 480
素早さ430 素早さ190
器用さ450 器用さ300
装備:ウルフダガー 装備:ビーストブレード
レザーアーマー・C アイアンシールド大
レザーレガース・C プレートアーマー
レザーブーツ・C プレートレガース
プレートブーツ
スキル:盗賊の心得Lv2 スキル:戦士の心得Lv2
短剣術 Lv3 大剣術 Lv3
隠密 Lv2 大盾術 Lv3
作成術 Lv3 守護術 Lv1
改造術 Lv2
格闘術 Lv1
補助呪文 Lv1
もう少しで打ち切ります。