表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/93

再びオストピアへ

2部はもうすぐ終わります。


3部も結構書き始めています。


文字数が大変なことに・・でも3部は書いてて面白いです。


2部の終わりに閑話と1つはさむ予定です。


日に日に読んでくださる方が増えてとても嬉しいです。


頑張るのでよろしくおねがいします、ブックマークのほうもヨ 〇 =ノ ク_〆(・ω・。)

僕達は町に戻った。


僕とヒルマさんはとりあえずスラビーさんの家まで戻って落ち着いた後、二人とも安心したのか疲労感が出てきたので休むという話になった。


宿に戻ると言うヒルマさんを引き止めてスラビーさんの家に泊まってもらった。

お世話になった上に疲れているのにそのまま帰すのも気がひけたからだ。

なぜかヒルマさんは僕がそこまで言うならとすぐに承諾した。


「美紅本当にいいのか!?一緒に寝ても!!」


え?今何か言った?


「大丈夫だと思いますよ?客間には寝れるソファーもあるのでベットは使ってください、あ・・でも入っちゃいけない未来の部屋があるのでそこは立ち入り禁止でお願いします」


「わかった、だが美紅を差し置いて私がベッドを使うわけには行かない」


「え?気にしないで下さい、僕は平気ですから」


「いや、だから一緒に寝よう!!」


「だからの意味がわかりません・・」


「大抵の事はしてくれるってさっき言ったろ!だから寝よう!」


「大抵・・に一緒に寝るは入ってません・・残念ながら」


「馬鹿な!!!!!!!!」


なぜそんなに意外そうな顔を!?凄い落ち込んでるし!簡単にOkするとでも!?


「二人とも疲れてるので今回は別々という事で・・」


「疲れてない時ならいいのか!?」


何この人!?諦めるって事知らないの!?やっぱりこの人も変な人だ!

なんて答えればいいんだ!いや・・待てよ?ちょっと予定が狂ったけどもうすぐ旅に出るんだし一緒の場所で寝るなんてもうないだろうし・・。


「そうですね。またその時があったら考えます」


「約束だぞ!!絶対だぞ!!」


「・・ええ」


めんどくさいな!この人!!


そして何故万歳みたいなポーズをしてヒルマさんはベッドに入っていった、

・・・疲れた・・特に今のやり取りに・・僕も寝よう。



翌朝、スラビーさんから聖堂に来てほしいと職員の人が来た。

どうやら聖堂まで僕とヒルマさん来てほしいらしい、僕は了承したと伝えた。

そしてそれを僕は朝食を食べているヒルマさんに伝えに言った。


「・・・というわけです」


「わかった、食べ終わったら行こう」


「そうですね」


「それにしても美紅の料理は美味い!」


「ありがとうございます」


「こんなに美味いものを食べたのは初めてだ!ずっと私のご飯を作ってもらいたいぐらいだ」


「大げさですよ」


後半のセリフはプロポーズに使うセリフですよ?

大体この人のあしらい方がわかってきたな。


そして僕達は聖堂に向かった。

聖堂に着くとすぐに入り口に職員に部屋に案内された。


「ちっ!メス共か!こっちです」


まだメス言うか!しかも複数形。


「あら、いらっしゃい!わざわざ足を運んでもらって悪いわね二人とも」


部屋に入ると立派な仕事用の机に座ってるスラビーさんが迎えてくれた。


「スラビーさん大丈夫なんですか?」


「もう平気よ、一応聖堂には医者も常駐してるしね」


「それはよかった、早速私達が呼ばれた理由を話してもらっていいかな?スラビー副聖堂長」


「そうね、まず二人には改めてお礼を言うわ、二人が来てくれなかったら危なかったわ、たぶんモゼットの企みは成功してたし、たぶんそれを利用しようとしてたグラブ様が・・いえグラブがモゼットをどうしようとしてたかわからないけど状況は悪くなってたわね、たぶんわたしも生きてはいなかったわ」


「そ、そんな言いすぎですよ」


「いや、スラビー副聖堂長のいう事は大げさじゃない、恐らくモゼットが手に入れた後にグラブはモゼットを利用してさらに状況を悪くしていたかもしれない」


「それなんだけどね美紅ちゃんにヒルマちゃん、グラブはモゼットととは関係なかったみたいなの」


「え?仲間じゃなかったんですか?」


「どういうことだ?」


「モゼットを取り調べしたのよ、ちょ~と脅したらすぐ喋ってね、グラブの事なんて知らないって言うのよ、全ては自分が全部やった事でグラブとわたしを利用して女神の雫を手に入れて自分を馬鹿にした者達と親を認めさせようとだけだって言ってるの」


「それ嘘ついてますよね?全ては自分って所とか」


「ええ、たぶんモゼットは父親である情報本部長から指示を受けてるわ、父親を庇ってるのはわかるんだけどね、でもその証拠がないのよ。本部からはモゼットの身柄を護送だけするように言われたわ」


「拷問して父親が黒幕でしたと言わせてしまえばいいんじゃないのか?」


物騒ですヒルマさん。


「そうね~、たぶん言わせても無駄ね、モゼットの証言ぐらいなら握りつぶされるでしょうね。確実な証拠がない限りね。証拠になったかもしれない雫はもうないしね。それにあの小心者が自分の保身を考えず父親を庇うって事は相当父親が怖いかあとで助けてもらえると思ってるかどちらかね」


「あの~父親の事は肉親とか立場上庇うのはわかるんですが、なんでグラブの事は庇ってないってわかったんですか?」


「それなんだけどね、モゼットに気絶していた時のグラブのした事を話し時の驚く顔を見せてあげたいわ。あの驚き様はさすがに嘘言ってるって感じじゃなかったのよ」


「どういう事だ?」


「考えてみて、モゼットはあの雫を手に入れて恐らく父親の元に届けて自分の手柄にするはずだった。グラブが仲間だったらわたし殺したあとに雫の力を自分に使うのはおかしいのよ」


「確かにそうですね~」


「ど、どういうことだ?」


「あの時グラブは雫の力をあの場ではなく後からゆっくりと使うつもりだったような言葉を言ってのは貴方達から聞いたわ、それに雫の力を使わなくてもグラブは老いた状態でも全力を出せば雫を持って逃げることぐらいは出来たと思うの」


「たしかに・・私の魔法には驚いていたが私は老いた状態でも私を倒せると思っていたようだったな、倒せないにしても、逃げに徹しられていたらすぐに終わっていただろう」


「ええ、そういうことね、確かに殺して後腐れのないようにしたかったというのもあるでしょうけどね。でも貴方達から聞いたわたしが倒れたあとのグラブのモゼットに対する態度、恐らくモゼットが何をするかを知っていた。知っていて利用していたのよ、じゃなければ雫をいきなり使って若返るなんて事は出来ない。予め存在を知っていて使うつもりがなければそんな発想はできないわ」


「納得ですけどそれならなんでスラビーさんと連れて行ったんですか?連れて行かずにモゼットとグラブ2人で行けばもっと楽だったはずなのに」


「そこもモゼットとグラブが関係ないことを裏づけちゃうのよ、モゼットは一人でダンジョンなんて入る実力なんてない、そしてモゼットはグラブの実力は知ってたけどそれは何十年も前の事、だから攻略にはわたしのことが必要だと言われたんでしょう、だから氷の強力な魔石を用意してわたしを亡き者にしようとしてた」


「でもグラブは?グラブはスラビー副聖堂長を連れて行けば確かに攻略は楽になるが、モゼットとは関係なくても自分の目的が雫なら最終的にグラブにもスラビー副聖堂長は邪魔になるはずだ、モゼットが確実に殺せるとでも思ってたのか?」


「思ってはなかったでしょうね、でもわたしを殺せる確信はあったのよ」


「ど、どういうことですか?」


「わたしは戦力としてダンジョン攻略で消耗した、そこに雫を手に入れてわたしを殺そうとしたモゼットのダンジョン石を使った魔法、そこまではグラブも予想していたと思う。そして情けない事にわたしはグラブをまったく疑ってなかった・・そこにダンジョンでは力を温存するようにしていたグラブがわたしへの隙を突いた1撃・・」


「そこまで計算していたというのか?」


「計算していたのか、誰かに教えられていたのかそれはわからない、でも事実そうなってしまった。一番の証明は若さを手に入れてからのあの状態、明らかに自分の為、自分の欲望の為に雫を求めた姿が物語ってるわ」


「確かにアレは異常でした」


若返ったら急にお姉言葉になったしね、物凄く恐ろしかったです、色んな意味で。

何よりハゲが光ったらフサフサになってたのも驚きました。


「そうね、ただ1つグラブの誤算は美紅ちゃんとヒルマちゃんがあの場に来た事ね、老いた状態ではてこずると思って雫を使うことになった、それで目撃者を全員殺してダンジョンで事故死にでもするつもりだったんでしょうけどね、結局美紅ちゃんに刺され、手首を切られ逃亡、ちなみに自宅ももぬけの殻よ、まるで空き家みたいにね」


「つまり逃亡したんだろ?モゼット本人じゃなくて情報部とグラブが繋がっていた可能性は?」


「それがね・・報告したらグラブをなぜ捕獲しなかったと激怒されたわ」


逆ギレかよ。


「たしかに理不尽だがグラブと関係してるなら捕獲しなかった事を激怒するのはおかしいな」


「ね~、演技だとしてもおかしい話なのよ、というかね~もし繋がっていたとしても雫の力で若返ったグラブがこれから何をするかを警戒するほうが大切なのよ」


「確かにそうですね~」


「もう1つだけコレは極秘なんだけどね、グラブは昔女神様に会った事があるらしいの」


「ええ!!?それって今のですか!?フレアナの方ですか!?」


「美紅どうしたんだ?急に」


「いえ、大切な事なので!」


「フレアナ様の方ね、20年以上前に女神様が光臨なされた時に女神に指名された人が数人お告げを受けたらしいのよ。その時にもしかしたら雫の事を女神から聞いたのかもしれないわ、そうだったとしても20年も立って今回行動したのかわからない、ちなみにグラブがここオストピアに来たのは20年近く前ね、時期が重なるのよ」


「じゅ、20年前から今回の事を計画して立って事ですか?」


「ゴメンなさいそれはわからないわ、もう言ってもいいと思うけど、これはわたしの上司からの情報なのよ、わたしの上司はモゼットの父親つまり情報部とはあまり仲が良くなくて数年前から何かするかもしれないと警戒していたわ、だからわたしをここに送ってきたわけよ、わたしも来たかったしね、それにかつての先生だったグラブもいたしね」


「なるほど・・しかし考えれば考えるほど訳がわからないな?そもそも女神のお告げは関係あるのか?」


「わからないわ、女神様から直接天啓を貰うなんて滅多にないことだしね、それにそれを他人に話すことなんて普通しない、天啓を貰った者は周りから賞賛や嫉妬の目で見られるけどね、でもその天啓はその人にとって良い事を言われるか悪いことを言われたかなんて本人にしかわからない」


「結局女神が関係してる可能性は少ないってことですか?」


「そうね、むしろ0に近いかもね、ただ会った事あるって情報がおりてきただけだしね、あとはモゼットを暫く取調べをした後に護送するくらいしかないの、二人にはお世話になったし真相を知ってもらおうと思ってね」


「なるほど、結局わからないことが多すぎる、あそこでグラブを逃がしたのが痛いな」


「ごめんなさい・・」


「ち、違う!美紅を責めているわけではない!あの場には私もいたし!むしろ美紅がいなければ全員確実に死んでいただろう!責められるのは私だ!美紅わたし責めてくれ!


いや、わかりましたよ、別に僕のせいって言ってるわけじゃないのは、ヒルマさんの責めては違い意味に聞こえるようになったので勘弁して下さい。


「責めて貰うのはあとにしてくれないヒルマちゃん、今はもうちょっと大事な話があるし」


責めないからね!スラビーさんも責めるの意味なんか理解してるよね!?


「わかった、楽しみはあとにとって置く事にしよう」


しないから!楽しみになってるし!


「というわけで、私はこの後はこのオストピア聖堂支部の聖堂長代理をしなきゃいけないのよ、だから今迄みたいに自由に動けなくなっちゃうの」


「出世じゃないですよね?」


「違うわね、完全にグラブのとばっちりね」


「ご愁傷様です」


「あああ~~自由が欲しい!忙しいと肌も荒れる!トレーニングは出来ない!いい男も漁れない!だからギリギリ出世しないように本部から離れれるように人生コントロールしてきたのに!なんてことなの!!」


「・・・そんなことしてたんですか」


この人優秀なのに隠してたのか、気持ちはわかるけど器用だな・・人生コントロールって・・。


「美紅ちゃん、美紅ちゃんは今回の事で伸びちゃったけどこの町を離れるんでしょ?」


「はい、まだ色々見て回りたいですし」


「そう、でも皮肉だけどこれでゆっくりお別れが出来るわね」


「そうですね、嫌な事は一度忘れてもう一度挨拶できます」


「み、美紅はどこかに行くのか?」


「はい?僕は元々この町には偶然・・いえ、ちょっと寄っただけなので、実は色々旅をしたいと思ってるので出て行く予定だったんです」


「そ、そうだったのか」


「はい」


「そういうわけなのよ」


「美紅ちゃん、ヒルマちゃん今回のお礼の話なんだけど」


「い、いりませんよそんなの!僕はスラビーさんには貰いっぱなしですし!」


「私もいらないな、私は自分の都合であそこに行った、そんな物もらう権利はない」


「そう言うと思ってたんだけどね、コレを貰ってくれない?」


そう言うとスラビーさんが机の上に置いたのはダンジョン石、色は茶色、ただし僕の魔道具に入れてる茶色のダンジョン石と輝きが違う、曇っていなく凄く綺麗だ。


「これって?」


「今回わたしが偶然拾ったものでね、最初に美紅ちゃんに込めた魔法とは違うものを入れておいたわ」


「え?それってスラビーさんの最高魔法じゃないですよね?」


それだったら凄いものだけどゴメンなさいいりません、使ったら身体能力が飛躍的に上がり人間離れした動きができるらしいけど、筋肉が膨張して物凄い大きさになる・・あれは完全に副作用だ。


「やあね~、あれは無理よ~、込めれたとしても美紅ちゃんの体じゃ耐え切れないわ。あれを使いこなすのには日々磨き続けた肉体と美への探究心がいるのよ」


絶対美は関係ないですよね?美はなくても使えますよね?


「・・ですか」


「前はサプライズで教えなかったけどこれは教えてあ・げ・る♡。実は前に魔道具用に込めたのが部分硬質化よ、実はグラブが使ってたのと同じよ、ゴメンね印象が悪くなっちゃって」


「いえ、魔法が悪いわけじゃなくてグラブが悪いんですから」


「そうね、それでこれは身体能力だけを交渉する土魔法を込めたものよ、直接使うと体に負担がかかるから出来れば魔道具を手に入れてはめてあげて、そうすればリスクを還元してくれて、リスクなしで使うことが出来ると思う。大事にしてよ?この魔法も結構難しいものなの、込めれるダンジョン石も結構貴重なのよ?」


「も、貰っていいんですか?」


「ぜひ貰って頂戴、ただ残念なお知らせよ、美紅ちゃんの体の事を考えてわたしが出来る限りの力を使って身体能力方面に全部の力を込めたせいで肉体自体は硬質化しない、つまり肉体美は手に入らないわ」


全然残念じゃないです!朗報です!そんなのいらないです!それがあったらお礼は結構ですと言い張ります、貰ったとして後で叩き割ります。


「あの~ヒルマさんは・・・?」


「ん?私は魔法は仕えるしダンジョン石は必要ない、それは美紅に必要な物だ。貰っておくといい」


「ありがとうございます!スラビーさんもありがとうございます」


「こちらこそよ」


すごいいい物貰った気がする、これで僕はそれは残像だ!!ができるのかな?


「スラビーさん、突然ですけど明日この町を出ようと思ってます」


「そう」


「はい、スラビーさんが大変な時にすみません」


「いいのよぉ、それじゃ明日見送りにいくわ」


「本当ですか!?」


「もちろんよ~、ゆっくりお別れしましょうって言ったでしょ?」


「はい」


「そうか・・美紅は明日出て行くのか」


「あ・・ヒルマさんもすみません、ヒルマさんにも色々教えてもらってお世話になりました」


「気にしなくていい、私も楽しかった。できれば約束を忘れないで欲しい」


約束?時間があったら話をするって奴かな?一緒に寝ると責めてくれ!は違うよね?


「何か話す事があるってやつですか?この後行きましょう」


「ああ・・そ、そうだな」


「それじゃあ、スラビーさんそろそろ準備あるので失礼します、明日合いましょう」


「まったね~」


そういうと僕は部屋を出て行った。



「ヒールマちゃん!貴方は自分の事を美紅ちゃんにちゃんと話したの?」


「・・・・話そうとは思っている」


「そう?全部?」


「・・・スラビー聖堂長は私がどんな者がわかっているのか?私は貴方にここへ来た事情は話したが私の姿や正体までは貴方に言ってないぞ?」


「わたしも一応聖堂本部にいた人間よ?姿まではわからないけど貴方の行動を見ていれば何を目的にしている集団かはたぶんだけど想像はつくわ」


「そうか・・」


「貴方にはお礼も貰ってももらえなかったし、いい事を教えてあげましょうか?」


「いい事?」


「ええ・・ちょっと美紅ちゃんには気がひけちゃうけどあの子の為にもなる事だと思うしね」


「美紅が関係あるのか?」


「貴方は迷ってるみたいだけど美紅ちゃんには話しても平気よ、むしろ話せは貴方の方が得をすると思うわよ?これは予想・・いえ予言かしらね」


「予言か・・まるで女神だな」


「やあね!美しいなんて!知ってるわよぉ」


「スラビー副聖堂長、私も色々お世話になった。予言とやらは肝に命じておくことにする。私も明日はいくのでそこで会おう、美紅が不審がっているかもしれないので行く事にする」


「こちらこそよ、まったね~」



ヒルマさんが来ない・・しかし・・ここの聖堂員は・・前を通るたびに「ちっ!メスか」って言うのやめてくれるかな・・挨拶か!ちっ!オスか!って言うぞこの野郎!いや、やっぱやめよう喜びそうだし・・。


「あ・・ヒルマさーん!」


「すまない、待っててくれたのか?」


「はい、何か二人で話したいことでもあったのかなと思いまして」


「・・美紅は結構鋭いな」


「そうですか?」


この蒼の体が女っぽいせいでまさか女の感とかもついてきたとか!?何度も言うけど男だよ!?


「うん、まぁその通りだ、美紅このあと約束した話をしたいんだが時間はあるか?」


「平気ですよ?やる事といえば少し旅の食料を買うくらいですけど?もう町を出る準備もしてありますし大丈夫です」


「そうか、なら話せる場所に移動しよう」


「わかりました、最初に話した店にでも行きましょうか?」


「いや、すまないが店はまずい、できればスラビー副聖堂長の家にしないか?」


「???はい、別にいいですよ?」


そして僕はヒルマさんから話を聞くためにスラビーさんの家に帰った。



そこで僕はヒルマさんの正体を知ることになった。



カナじい「大変じゃ!スィーニー!」


蒼「何?泣いてたんじゃなかったの?」


スィーニー「それどころじゃないのじゃ!」


蒼「で?なにが大変なの?」


カナじい「これじゃ!」


蒼「・・・エッチな本じゃん」


カナじい「3馬鹿の荷物の中に入っておった!」


蒼「捨てろ!」


カナじい「・・・・」


カナじい!何か言わないと!(*´・ω・*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ