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教えてスラビーさん

大体1日1話投稿頑張ってます。


2話投稿したいけど1話6000文字行くようにしてるので辛い。

短いより長いほうがいいよね?(*´・ω・*)

僕達は泉から北に半日ほど歩いた、疲れる・・。


そうすると大きな町についた。

立派な門、立派な体系をした人がいた。憲兵って人かな?武装してるし?


「あら、スラビーお清め終わったの?羨ましいわ、あたしもお清めの時期まで待ちきれないわ」


はいはい!予想してました!この憲兵さんも素晴らしく綺麗な言葉使いです!

まるで女性の手本ですね!怖い!


「うふふ、すごく気持ちよかったわよ~、ちょ~と出会いもあったし」


「なにかあったの?」


「いえ、問題にすることでもないわ、ただわたしの責任でこの子を町に入れてほしいのよ、この子身分証をなくしたみたいで困ってたみたいで」


スラビーさんが僕を前に持ってきて肩に両手をおいて紹介するように憲兵さんに見せる。

僕が不審者扱いされないように身分証をなくしたことにするって言うのは事前に言われていた。


「知り合い?それとも旅人かしら?・・ちっメスか!


ふぇっ!今ひどいこと言われたよ!メスだけど!この町では女の子のフリで行くって決めたけど!言い方!メスって!何この扱い!


「メスだけどいい子よ、入れてあげたいのだけどいいかしら」


「スラビーの紹介ならしょうがないわね、でも早めに身分証は作ってあげてね?」


「もちろんよ~感謝するわ~」


「ようこそメス・・お嬢さんオストピアに」


今またメスって言ったね?

・・・回れ右して別の町に行きたい。


うわ~なんて綺麗でなんで恐ろしい光景なんだろう。


「白い建物ばかりですねスラビーさん」


「綺麗でしょ?白はこの町の象徴の色みたいなものだから大抵みんな白を選ぶわ」


「そうなんですか」


真っ白な建物、綺麗に舗装された白い道、たくさんの露店・・道行くたくましい(おとこ)達・・。

しかしここの町の人たちすごい筋肉だな~。


「どう?いい町でしょ?」


「・・・はあ」


「ちょっとわたしそこの店で買うものがあるからその辺を見て回っていてくれる?迷子になっちゃダメよ?」


「あの!スラビーさん行く前に聞きたいことが!」


「なにかしら?」


「この町に小さな宝石を換金できる場所ってあります?」


「小さな宝石?もしかしてダンジョン石のこと?」


「名前はわかりませんがこんなのです」


僕は出発前に蒼に渡された皮袋の中身を見せた。


「あらあら~って貴方!!とんでもないもの持ってるわね!!」


「え?なにがですか?」


「これよ!この緑色の玉!これ女神様がくださったの?ダメよこんなの簡単に見せちゃ!」


「か、価値のあるものなんですか?」


「色によって価値は変わるわ、けどここまで淀みのないダンジョン石はあまり流通したないわ、久しぶりに見たわこんなの」


「そっちのくすんだ茶色と灰色はまだ平気よ、換金したいなら灰色だけで十分ね、結構な金額になるはずよ」


「そうなんですか?」


「ええ、換金所なら先に一緒にいきましょ、貴方だけだと足元みられちゃいそうだし」


「お願いできますか」


「もちろんよ、さあ!すぐそこに見えるあの小さな建物よ」


僕とスラビーさんは換金所の扉を開けて入っていった。


「いらっしゃいませ・・メス様?」


少し初老の男性が1人いて話かけてきた。

そしてまたメス呼ばわり・・。


「換金したいのだけど?」


「はい、どの様な品を換金希望でしょうか?」


「美紅ちゃん、灰色の奴を机に出しなさい」


「は、はい」


そういうと皮袋から3つの中のくすんだ灰色の玉を出す、さっき見せない方がいいといわれたのでなんかやましい事でもあるようにコソコソと。


「ほう、ダンジョン石ですね?大さきは小さめですが色は悪くない、ただし純度は多少残念かしら」


まともかと思ったら語尾に「かしら」・・やっぱりこの人も・・それにしてもコレってダンジョン石って言うのか。

あとでスラビーさんにちゃんと聞こう。


「すこし手にとって見せてもらいますね、ふむ・・ほーこれなら150万カナルで換金させて頂きますよ」


ゴメンなさい!高いのか安いのかわかりません!そもそもこっちの通貨すら今知りました!助けてスラビーさん!


「180万じゃなきゃ換金しないわ、いきましょう美紅ちゃん」


「へ?あぁあ」


いきなりそう言うとスラビーさんは石を店員さんからもぎ取って僕の手をとり店を出て行こうとする。


「お待ちを!ちょっと待ってお願いだから~!」


たびたび地がでるな・・この店員、無理して営業の言葉つかうのやめなよ・・。


「なにかしら?」


「170万でどうでしょう!」


「185万」


増やした!どうやらさっきの150万はスラビーさん的に安かったらしい、値上げ交渉という物か?にしてもいきなり店を出て行く荒業・・凄い。


「そんな!上がりましたよ!?」


「そもそもそっちが安く買い叩こうとしたんじゃない!!色を付けなさい!貴方もオストピアの漢なら恥かしい真似はしないことね!美紅ちゃんがメスだからって足元見ようとしたんでしょ?」


スラビーさん、僕のために言ってくれるのはわかります、そろそろメス呼ばわりはやめませんか??


「そ、そんなことは」


「黙らっしゃい!190万で換金するの!しないの!」


カッコイイ・・スラビーさんカッコイイ!そしてまた増えてます!


「さ、させて頂きます!」


これ以上のやり取りをすると分が悪くなると感じたのか初老の店員が焦ったように了承する。

相手が悪かったな、2メートルのマッチョ、スラビーさんを舐めるなよ!


「ではこちらが灰色ダンジョン石の換金料金の190万カナリでございます」


貰った通貨は紙幣だった。

こっちの世界でも紙幣制度なのね、ちょっと嬉しい!


「ありがと♡」


「ありがとうございます」


僕とスラビーさんはそう言って店を出た。


「スラビーさんありがとうございます、実は僕通貨も相場もわからなくてどうしたらいいかさっぱりだったんです」


「ええ、わたしもそうだろうなって思ってたし、教えればよかったわね、でもこういう値切り交渉は好きなのよ、お買い物での値切りはオス(メン)の得意技なのよ」


「そ、そうなんですか」


オスメン!?オストピアの男この事!つまり略してオス(メン)なの!?なんて怖い呼び方なんだろう・・恐怖さえ感じる・・。


「通貨の事を教えるわね、190万カナリあれば普通の生活をしてれば3ヶ月は遊んで暮らせるわよ」


「そんなに高い物だったんですか?あの宝石」


「そりゃそうよ、あれダンジョンでしか手に入らない石なのよ?」


「へー」


「どうやら貴方には一般常識を教えなきゃいけない様ね、その辺は今日わたしの家でしっかりおしえてあ・げ・る」


良い人だ、スラビーさん物凄く良い人だ。あぶなく最初の出会いは覗きで犯罪者になるところだったけど、誤解が解けてこんなに親切にしてくれるなんて!

そして僕スラビーさんの家に泊まるの決まってたんですね、あとあ・げ・るとか言い方怖いです。


「さて、わたしはそろそろ時間なのでちょっと買出しに行くわ、貴方はその辺見て回ってなさい、おそらく耐えれないわ」


「た、耐えれないってなにがですか?」


「そろそろタイムセールなのよ、オス男による買い物という名の戦場、メスなんか食われて終わりよ」


「いってらっしゃいませーーー!」


ついて来いと言われても行きません!ええ!絶対行きません!そんな汗臭そうな戦場には!


「行ってくるわ。そうね日が落ちてくるぐらいにさっきの換金所の前で待ち合わせにしましょう」


「はい、頑張ってきてください」


そうしてスラビーさんはタイムセール(戦場)へと向かった・・後ろ姿がカッコイイ、ピンクのドレスじゃなければ。


よし!僕も勇気を出して色々なものを見て回ろう!

お腹も空いたしね!丁度美味しそうな匂いをさせている露店が何件もあるしね。


僕はとりあえず空腹を満たすためにいい匂いがしている近くの露店に行ってみた。


「いらっしゃぁぁい!・・ちっ!メスか」


何?この対応・・?


「・・・・あのこれって何ですか?」


「見ればわかるでしょ?豚トカゲのサンドよ」


豚はいるんだ・・トカゲも・・でも豚トカゲって豚なのそれともトカゲなの?あまり突っ込むと余所者ってのが丸わかりだからやめよう。何事も挑戦だし。


「1つください」


「まいど~、750カナリよ」


僕は1万カナリを払っておつりを貰った、あんまり地球と変わらないかも。貰った紙幣はには大きさが違うもののがあった。


結構美味しい!結構濃い味だけど疲れた体に丁度いい!精神的にも疲れてるし・・。


そしてわかったことがある。


10000カナリ

1000カナリ

500カナリ

100ナカリ

50カナリ

10カナリ

1カナリ


これがこの世界の貨幣らしい、ただ小さきなるにつれて紙幣の大きさが違うし色も違う。

そう考えると僕って結構大金をもってるんだよね?最初に蒼に貰った皮袋に入れてるけど落さないように気をつけなきゃ。


それから僕は日が沈むまで色々な店を回ることにした。

さすが異世界だと思った。外国旅行みたいな感じだけど規模が違う。

見たこともない生き物、食べ物、果物や植物、そしてやっぱりというか武器を置いているような店があった。

ただ共通していたことは・・男ばかりなのと・・あとは店を覗くたびに。


「いらっしゃぁぁいませ~!ちっ!メスか!」


「らっしゃい!ちっ!メスね!」


「いらっしゃいま~せぇ!よく来たわ・・ちっ!・・メスか・・」


「あら?ちっ!メスじゃない!いらっしゃい!」


「ゆっくりどうぞ~!ちっ!メスか」


・・・あれなの?「ちっ!メスか!」はこの町の流行語とか?言わなきゃいけないルールでもあるの!?

蒼の可愛い体だから見間違いで女の子に思われるのとそれを利用して事情で女のフリもしてるけど僕一応男なんですよ・・?


気にしても仕方ない必要な物もあるし、それだけ最後に買おう・・。

服だ!さすがに今着てる服もあるけど着替えがないのは辛いしね。


僕は道行くオス男に服屋の場所を聞いた。道を聞くと優しく「ちっメスか!あっちあるよ!」と応えてくれる。

てかこの町って蒼の体が着れる服あるのかな!!?


教えてもらい結構歩いたところに服屋があった。


「すみませーん、服ほしいですけど」


「あら~いらっしゃ~い、ちっ!メスか!」


もう慣れました・・。


「僕服が数着ほしいのですが僕にあったサイズの服ありますか?」


「舐めてるの?わたしが作ってる服にないものわないわよ!メスのくせにオス男1のデザイナーのわたしを愚弄しないで」


失礼なことを言ったみたいだ、でも店員のお兄・・お姉さん?そっちもかなり失礼だよ?


「メスでもお客様だしね。こっちにいらっしゃい!貴方可愛いしわたしが似合うのを見繕ってあげるわ!」


「え?あ、ありがとうございます、でも試着とかする場合は一人でできますから!」


手伝ってもらって下についてるものを見られて男とバレたらたまらないしね。


「なにいってるのよ~セクハラやめてよ!メスの裸なんか見たら3日は絶食よ~勘弁してよね~」


薄々気づいてたけどこの町は女の子に対して厳しすぎる!絶食ってダイエットになるし見せてやろうか!いや見せないけど!男になっても蒼の体だ見せてやるものか!


「むかつくけど嫉妬しちゃうくらい可愛いわね~あなた~選びがいがあるわ~、これなんか似合うわね。あとこれも~ひさしぶりに興奮して上腕二等筋がピクピクするわ~、本当貴方メスにしておくには惜しいわ!筋肉ともう少し身長さえあれば完璧よ!」


「・・・・ソウデスカ」


可愛いけどは男です、蒼の体に筋肉はいりません、あと興奮して筋肉をピクピクさせるのやめて!


「まいどあり~あなたメスだけど気に入ったわ~また来なさいな!筋肉増強剤おまけしてあげるわ」


「ありがとうございました・・」


僕は買わされた・・購入した服を見てみる、ワンピースやらドレスやらを薦められたが旅もすることになるのでと念を押して動きやすい服ということで下はパンツ系を購入した、あとメス・・女ならドレスの一着ぐらい持ってなさいという圧力でドレスも1着買わされた・・そして下着も・・女性用・・恥ずかしかった。

女性用下着なんて買う機会僕にが来るなんて・・しかも自分用で・・泣いてもいいですか!!

あとなんでドレス以外なんで露出が高いの!おかしいよ!上に羽織るものも買ったけどあの人全部露の高いもの薦めるし!断れないんだよ!あの圧力で!あと服屋なのに筋肉増強剤をおまけに付けるな!衣服をつけろ!


僕はちょっとテンション下がり気味でそろそろ時間かと思い待ち合わせ場所に向かった。


「あ・・待たせちゃったかしら?」


すぐにスラビーさんと合流できた。


「いえ、今来たところです」


なにこの始めてのデートみたいな待ち合わせの会話・・やだよ?


「あなたたくさん買ったわね~それ服かしら?どれどれ?きゃー可愛い!これ町外れの「上腕二等筋」で買ったでしょ!相変わらずが趣味いいわぁあのお店!あたしもあそこよく行くのよ!」


「・・はい」


思い出したくない、そしてあの店の名前は「上腕二等筋」だったのね。


「ふふ、それじゃあ美紅ちゃんそろそろわたしの家に向かいましょう」


「はい、その前に本当に泊めてもらってもいいのですか?」


「いいわよ~コレも何かの縁だし大切にしなきゃ!安心して一人暮らしだしね!それにメスなんかに間違っても手は出さないわ!」


うん、メスみたいな容姿でよかった!蒼の体最高!万歳!


「それじゃ行くわよ、ついてらっしゃい!」


はい!というと同時に歩き始めた。

思ってたんだけどスラビーさん2メートル以上の体系だけあって歩幅あるので早いから蒼の歩幅だとついてくの結構必死だ。

待って~スラビーさ~ん!人通りを避けながらたくさんの荷物を持って追いかける。


「いたっ!」


「すまない、痛かったか?」


ぶつかってしまったようだ、蒼の体大事にしないと。


「こっちこそごめんなさい」


「いやいい・・ん?女か?」


「え?」


「珍しいな、この町の人は私より背の高い人ばかりなので下をあまり見ていなかったんだ。許してほしい」


ぶつかったのはたぶん女の人?みたいだ、青い・・甲冑?これフルプレート?だっけ頭まで覆うヘルメットで顔はわからないが後ろから長く艶のある綺麗な髪が流れ出ている。


「僕もちょっと急いでいたのでゴメンなさい」


「いや、謝らないでくれ、君みたいに可愛い子に言われると気がひける」


やだ・・蒼の気持ちがちょっとわかる・・蒼の体だし女性に可愛いって言われるとちょっと嬉しい・・あ・・オス男に言われても嬉しいよ??


「すまない、謝罪ついでにお茶でもご馳走したいのだが急いでいるんだ、また会えたらその時にお茶でもしよう」


「いえ、ぶつかったぐらいでそんな事をしてもらうわけにはいきませんので」


「奥ゆかしいな」


なんかすごい優しくされている・・嬉しいかも。


「あ・・すみません連れがいて!置いてかれたくないので!」


「ああ、すまない、私も行かせてもらう。また会えることを願っているよ」


「はい」


凄い礼儀正しい人だったな~それにいい人そうだし。

この町で初女の人!・・ん?あの人も買い物したら「ちっ!メスか」って言われるのかな・・。

今度会えたらその辺の気持ちをお互い共感し合え・・あ・・僕ギリギリ男だった!


「こら!はぐれちゃダメじゃない!迷子はダメって言ったでしょ!」


「あ!ゴメンなさい!スラビーさん!」


「うちはもうすぐよ~」


僕はちょっと早歩きでスラビーさんのあとを付いてくとちょっと簡素な住宅街にスラビーさんの家はあった。

真っ白な家だった。


「さあ!入って!来客用の部屋はちゃんとあるわ!でも1つだけ特別な部屋があるので入らないでね?特にメスは」


「はい?」


「もう~最後まで言わせないでよ!」


そう言って背中を叩かれた、痛い!凄く痛い!軽くやってるつもりだろうけど自分の体系考えて!!


「決まってるでしょ!未来の大切な人との為に用意した、お・へ・や・よ!きゃっ!」



はい!!はいりません!!絶対入りません!!そんな聖域(サンクチュアリ)は僕には恐れ多いです!!



「お邪魔しまーす」



恥ずかしがって手で顔を覆ってクネクネする巨漢のスラビーさんを無視して先に家に入らせてもらった。







美紅「なんて怖い町だ」


蒼「面白いじゃん」


深夜に@1話投稿できるかも?


出来なかったら明日です、ごめんね(*´・ω・*)

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