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500文字小ネタ超短編

異世界転生チケット

作者: 日出明

ついにねんがんの異世界行きのチケットを手に入れたぞ!



これであの死の行軍に参加せずにすむ。

この世界とはおさらばだ!


正直なところ、ほとんど期待はしていなかった。

仲間が次々と倒れてゆく中、わずかな可能性にすがりつくように、心の支えにでもなればと購入したものだった。


当然、当たりを手に入れられる可能性は非常に低く、万が一どころか、ある意味天文学的な可能性だ。


これが他人に知られると、ころしてでもうばいとる!とか言われかねない。


私は、慎重にチケットを懐に仕舞い、新たな生活を妄想しながら、旅立ちの祝福を受け取りに行った。



辿り着いた交換所でそのチケットを渡すと、職員は驚いた顔をして、奥の別室へと案内された。


これで新しい世界に旅立てる。そう確信した私に祝福の声がかかった。




「おめでとうございます!組違い賞10万円です!」



見 間 違 え た



どうやらまだ異世界には行けないようだ。


まあ、それでも過ぎた臨時収入には違いない。

仕方ないからプロジェクト完了祝いって事で後輩に飯でもおごってやるか。


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