表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍の傳人―光と闇の羅針盤(青木家サーガ第3作)  作者: 光闇居士


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/64

8. 新たな龍の誕生

翌朝。

スイートルームのバルコニーで、義成は、一人、朝日を浴びていた。上海の街が、ゆっくりと、眠りから覚めていく。

昨夜の、退廃の残り香が、まだ、部屋の中に、満ちている。

彼は、怪物になることを、選んだ。そして、怪物を、手に入れた。

だが、彼の心は、不思議なほど、静かだった。

彼は、憐憫という名の、冷たい怒りの刃を、その魂に、宿したのだ。

それは、決して折れることのない、彼の、これからの戦いを支える、鋼の背骨となるだろう。

国家の任務。母の願い。そして、声なき人々の、慟哭。

そのすべてを、彼は、背負う覚悟を決めた。

龍は、深淵の底で、一度死んだ。

そして、今、新たな、そして、より恐ろしい龍として、生まれ変わった。

その瞳は、もはや、光も、闇も、映してはいない。ただ、その先にある、倒すべき、巨大な敵だけを、静かに、見据えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ