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鍵を握るのは

『Zランクでは勝ち目など無い。0ランクには0ランクで当たれ。リーゼには負担が大き過ぎるぞ。Zランクを0ランクにするには壁を乗り越えないといかん』


難しい顔をしてビオレンスはエマネットに言う。


「やはりそうなりますよね。Zランクを0ランクに出来るように対策を考えてみます。まずは現Zランクのリストの割り出しからですね」


難しそうにエマネットも答えた。


『ちなみにあのアンデッド二体はZランクから進化した0ランクのカイザーアンデッド二体だったぞ。放っとけば今頃王都も壊滅しておったかもしれぬ』


「それを軽く倒すビオレンス大叔父上も、大概どうかと思いますよ」


ニヤリと笑って言うビオレンスに、エマネットは苦笑いする。


『じゃが、敵がエルマ達先代国王達なら全員0ランクの実力者だ。今のチビエマ王国では勝てんぞ』


「チビエマ王国最大のピンチですね。ですが、いざとなれば僕が守りますよ」


ビオレンスが懸念して言うと、エマネットは頷く。


『一人で守れる訳が無かろう。時には仲間も頼れ』


呆れた顔をしてビオレンスはエマネットに言う。


「失いたくないから守るんです。父達が敵なら尚更ね」


エマネットは苦笑してビオレンスに答えた。


『私も神界で何がチビエマの住む地上で起きてるのか探ってみる。キナ臭いのは魔界じゃよ、あの日エルマ達が行方不明になった時に友好条約を破られたのだからな』


「魔界が関わっているなら、チビエマ魔王に僕も聞いてみます」


ビオレンスとエマネットは今後の動向を確かめる。


『もう時間がないのう……くれぐれも無理はするなよ』


ビオレンスはエマネットに言い残して光となって消えた。

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