神の裁き
……私達が苦戦したアンデッドを物ともしない……。
リオンはビオレンスを見て目を見開く。
「……圧倒的な神話級の魔法を行使するなんて……」
ローレアも目を丸くして驚く。
「……これが0ランクの力かよ……」
レギオンは苦笑いした。
「バーバラ、アクセル。リーゼを頼む」
「「御意」」
ビオレンスに命じられ、バーバラとアクセルは返事をした。
『さて……私とて長くは現世にとどまれぬ。王城にも用があるのでな』
一瞬でビオレンスはアンデッド二体の目の前に移動する。
『チビエマを害する者には等しく死を』
翳していた右手を下にビオレンスは降ろした。
『嫌だ!!死にたくない!!』
『ふざけんなしっ!!死ぬとか嫌だ!!』
みっともなくアンデッドキングとアンデッドクイーンは騒ぐ。
『安心せい、死は平等に訪れるものぞ。ゴッドジャッジメントセイバー』
ビオレンスが言った瞬間、上空から巨大な光の大剣が出現する。
『いやだああ!!』
『うわあああ!!』
ザンッ
シュウウウッ
光の大剣に二体のアンデッドは貫かれ、灰となって消え去った。
『さて、リーゼは屋敷に運べ。衛兵、冒険者、リオン達の傷はあえて治さぬ。軟弱者に使ってやれる魔法などないからのう』
冷たくビオレンスは言い切ると背を向ける。
『バーバラ、アクセル。リーゼを頼むぞ。私は王城に行く』
「「御意」」
ビオレンスは二人に命じると姿を消す。
「リオン様……」
バーバラはリオンを見るが……
「私の事は大丈夫だ。それよりリーゼを屋敷へ」
リオンはバーバラに言う。




