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神霊召喚
「神霊の英雄達よ、どうか……その力を私にお貸しくださいませ。私の名はリーゼ・フォン・エリシェンド。エリシェンドの血を引きし者」
リーゼの周囲が金色に光り輝き始めた。
リーゼが居る上空に、金色の魔法陣が出現する。
「神霊召喚!!ビオレンス・フォン・エリシェンド!!」
カッとリーゼは目を見開くと叫ぶ。
『……どいつもこいつも……話にならぬな』
魔法陣から現れたのは、金色の長い髪、正装を着た美青年だった。
「義父上!?」
リオンは目を丸くして叫ぶ。
『ビオーナを失ってから腑抜けになりおって……ったく、情けないったらないわ』
リオンの目の前に着地したのは、初代エリシェンド伯爵であり初代国王エリュルの王弟。
そして、ビオーナの父でありリーゼの祖父。
『マジっ!?ちょーイケメン!!』
アンデッドクイーンがビオレンスに気付く。
『アンデッドごときに遅れを取りおって、リオン、ローレア、レギオンは鍛え直しが必要じゃな』
ビオレンスは右手に光の魔力を収束させると、アンデッドキングとアンデッドクイーンに放つ。
『なっ!?』
『ちょっ!?』
腹に巨大な風穴を開けられ、二体は崩れ落ちるように倒れた。
『ゴッドナックルショットじゃ。まぁ、拳の衝撃波みたいなものじゃよ』
ビオレンスは倒れた二体の目の前に瞬間移動した。




