表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/26

初めての街

「うっきゅ。ちゃんと装備したきゅね」


アクセルはリーゼを見て満足する。


「今日は宜しくっきゅ」


「うっきゃ、では行きましょう」


ペコリとリーゼが頭を下げると、アクセルが満足して頷く。


アクセルとリーゼが部屋から出ると、バーバラがその後を追い掛ける。


……有給申請して良かったきゅ。アクセルだけじゃ心配きゃ。


バーバラは追い掛けることにした。


屋敷を出ると、アクセルと共にリーゼは初めて貴族街に出る。


「うっきゃあ……。あっちはマダムババロアのデザインショップ、こっちはスイーツ職人ギルドのスイーツ店、あれなんか王族専用シェフがオーナーを務めるレストラン【おしくらまんじゅう】だっきゅ!!」


あちこち見てリーゼは目をキラキラさせる。


「リーゼお嬢様、冒険者ギルドは平民街にあるきゅ」


微笑ましくリーゼを見詰めつつ、アクセルは答えた。


「平民街……今まで一度も見たことないっきょ!!」


更にリーゼはキラキラと目を輝かせる。


「では、この門の先だきゅ」


アクセルが笑って言うと、門番がゆっくりと開けた。


「うっきゃあ~~!!」


リーゼの目に映ったのは……


「安いよ安いよ!!今朝採れた大根が半額の10ゼニだよ!!」


「こっちは今朝獲れたサンマだよ!!今ならスルメイカもおまけでついてなんと150ゼニ!!」


市場の活気に満ちた声掛けだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ