表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

7 ずっとわたしのところにいてくれますか?

 ずっとわたしのところにいてくれますか?


「白猫さん。あなたはわたしが世界で一番美しい花だからわたしのことが好きになったんですか?」と赤色の花は言いました。

「違います。あなたが美しいのは本当のことだけど、ぼくはあなたがあなただから、好きになったんです。恋をしたんです」と白い猫は言ってくれました。(嬉しい)

 その白い猫の言葉を聞いて、ちょっとだけ、本当かな? って赤色の花は思いました。(でも、別に今はどっちでもいいんです。だって白猫さんにとって、わたしが世界で一番美しい花だって言うことは、本当のことだと思うから)

 きらきらとした森の中。

 木漏れ日がとても綺麗でした。

 森に吹く風もとっても気持ちよかったです。

「わたしたちが出会ったのは偶然でしょうか? それとも運命でしょうか?」

 赤色の花のとなりに座っている(まだ少しうしろ足を引きずっている)白い猫は言いました。

「そんなことわかりません。でも、どっちでもいいです」と明るい顔で笑って赤色の花は言いました。

「白猫さん。ずっとわたしのところにいてくれますか?」と赤色の花は甘えるような声で言いました。

「はい。もちろんです」と白い猫はそう言ってくれました。(とっても嬉しかったです)

 それから、ずっと、ずっとその二人の言葉の通りに、赤色の花と白い猫は、一緒にいました。

 森のみんなからは、お互いに甘えすぎだって言われたけど、そんなことは、全然、わたしは(わたしたちは)気になりませんでした。

 おしまい。


 あなたとの出会いは、きっと奇跡でした。

 わたしは、あなたとの出会いを、まるで夢のようだと思いました。


 猫と花。 ねことはな。 終わり

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ